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水戸MF外山が契約更新「悲願の昇格を掴みとりましょう!」水戸MF外山凌が契約更新

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水戸MF外山凌が契約更新
 水戸ホーリーホックは30日、MF外山凌(25)について、来季の契約を更新したことを発表した。

 外山は今季J2リーグ戦13試合、天皇杯1試合に出場。クラブ公式サイトを通じ、「2020シーズンも水戸ホーリーホックの選手として戦わせて頂きます。今シーズンの悔しさを2020シーズンにぶつけ、水戸ホーリーホックに関わる全ての人で悲願の昇格を掴みとりましょう!」とコメントした。

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東洋大MF松崎快、来季の水戸加入が内定「皆様がワクワクするようなプレーを」東洋大MF松崎快が来季水戸へ

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東洋大MF松崎快が来季水戸へ
 水戸ホーリーホックは30日、東洋大に所属するMF松崎快(22)が2020年シーズンより加入することが内定したと発表した。

 松崎は加入内定に際し、クラブ公式サイトを通じて「この度、水戸ホーリーホックに加入することになりました、松崎快です。プロサッカー選手としてのキャリアを水戸で始められることを嬉しく思います。家族をはじめとする、お世話になった全ての方々に感謝しています。水戸のファン・サポーターの皆様がワクワクするようなプレーを見せたいと思います。よろしくお願い致します」とコメントしている。

以下、クラブ発表プロフィール

●MF松崎快
(まつざき・かい)
■生年月日
1997年11月22日(22歳)
■身長/体重
172cm/70kg
■経歴
大宮Jrユース-大宮ユース-東洋大

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沼津のDF藤嵜&FW清水が契約更新

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 アスルクラロ沼津は30日、DF藤嵜智貴(25)とFW清水光(23)が2020年シーズンの契約を更新したことを発表した。

 加入3年目の藤嵜は今季J3リーグ戦20試合に出場し、1得点を記録。今季加入の清水はJ3リーグ戦6試合に出場した。

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四中工OBの坂と森島がプロ初競演…当時主将の坂は「正直やりたくないですよ(苦笑)」坂4番、森島14番。奇しくも6年前の選手権と同じ背番号だった

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坂4番、森島14番。奇しくも6年前の選手権と同じ背番号だった
[11.30 J1第33節 湘南1-0広島 BMWス]

 三重県の名門・四日市中央工高で、全国高校サッカー選手権4強へと導いた2人が、J1のピッチで競演した。

 2013年度の第92回全国高校サッカー選手権。改修前最後の国立競技場を舞台にした準決勝第1試合では、四日市中央工高と富山一高が対戦、富山一高がPK方式の末に初の決勝進出を決め、そのまま優勝を攫った。そのとき四日市中央工高でキャプテンマークを巻いていたのが湘南ベルマーレのDF坂圭祐で、1年生ながらボランチの定位置をつかんでいたのがサンフレッチェ広島のMF森島司。ともに大会優秀選手に名を連ねる活躍を見せていた。

 その後、坂は順天堂大を経て2018年に湘南へと入団。森島は四日市中央工高卒業後の2016年に広島へ。プロ入り後、対戦相手としてともにピッチに立つのは初、一緒のピッチでプレーするのも「公式戦では」(坂)6年前の高校選手権準決勝以来だ。

「正直やりたくないですよ(苦笑)。年上とやる分にはいいですけど、年下とやるのはやっぱ嫌ですね」と表情を崩したのは、先輩の坂。後輩の森島は「やっぱりいい選手だなと思いました」と先輩を立てていた。

 この日は湘南がホーム最終戦だったため、試合終了後に全選手とスタッフが参加してホーム最終戦セレモニーが開催された。そのため、森島と直接会話をする時間は長くはなかったそうだが、「LINEでしゃべっています」と仲の良さをうかがわせた。

 坂や森島の高校時代の恩師である樋口士郎氏は、昨年度をもって27年間続けた四日市中央工監督を勇退。伊室陽介新監督を迎えた今年度、三重県予選を見事勝ち抜いて歴代3位タイとなる34回目の選手権への切符を勝ち取った。「初戦を勝てば上手く流れに乗れるので。初戦がすべてだと思います」。全国4強に導いた元主将は、後輩たちへエールを贈っていた。

(取材・文 奥山典幸)

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福島ヘッドコーチに時崎氏が就任「福島の歴史を知る人間として…」

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 福島ユナイテッドFCは30日、トップチームヘッドコーチに時崎悠氏(40)が就任することを発表した。

 時崎氏は現役時代に湘南、水戸、福島の前身であるFCペラーダ福島でプレー。引退後に指導者へと転身し、今季は湘南U-15EASTのコーチを務めていた。

 福島のクラブ公式サイトを通じて「7年ぶりに福島ユナイテッドFCのエンブレムを付けて戦えることを光栄に思います。福島ユナイテッドFCの発展のために何ができるのかを常に考え、毎日を大切に過ごしていきたいと思っています。そして、福島ユナイテッドFCの歴史を知る人間として大事にしなければならないことを徹底していきたいと思います。福島の皆様、宜しくお願い致します」と挨拶している。

以下、クラブ発表プロフィール

●時崎悠
(ときさき・ゆう)
■生年月日
1979年6月15日(40歳)
■出身地
福島県福島市
■選手歴
1998年~2005年6月:ベルマーレ平塚/湘南ベルマーレ
2005年7月~2006年:水戸ホーリーホック
2007年~2011年:FCペラーダ福島(現・福島ユナイテッドFC)
■指導歴
2007年:FCペラーダ福島(現・福島ユナイテッドFC)トップチーム 監督
2008年9月~2009年:福島ユナイテッドFCトップチーム 監督代行
2010年~2011年:福島ユナイテッドFCトップチーム コーチ
2012年~2013年:福島ユナイテッドFCトップチーム 監督
2014年:湘南ベルマーレユース(U-18) コーチ
2015年~2016年3月:湘南ベルマーレユース(U-18) 監督
2016年4月:湘南ベルマーレトップチーム コーチ
2017年~2018年:湘南ベルマーレユース(U-18) 監督
2019年:湘南ベルマーレU-15EAST コーチ

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「熱い応援をバシバシとぶつけて下さい」鳥栖のMF高橋秀人&ルーキーMF樋口が契約更新鳥栖と契約更新したMF高橋秀人

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鳥栖と契約更新したMF高橋秀人
 サガン鳥栖は30日、MF高橋秀人(32)とMF樋口雄太(23)について、2020年シーズンの契約を更新したことを発表した。

 高橋は鳥栖加入2年目の今季、J1リーグ戦32試合で1得点を記録。ルヴァン杯は4試合、天皇杯は3試合に出場した。

 クラブ公式サイトを通じ、「2020シーズンも駅スタで皆さんと最高の瞬間を味わいたいです。個人として今まで積み重ねてきた経験や考え方を一度リセットしてゼロから練習に臨みたいと思います。昨年、一昨年の成績を思い出し、自分たちがどこを目指すのかを共有し、皆さんと一緒にまた違う景色をみたいと思います。みなさんの熱い応援をバシバシと僕にぶつけて下さい」とコメントしている。

 また、鹿屋体育大から今季加入した樋口は、J1リーグ戦1試合、ルヴァン杯5試合、天皇杯2試合に出場。クラブ公式サイト上で「来季こそは最高のシーズンを送れるように頑張ります。サガン鳥栖を愛する皆様、共に戦いましょう!」と語った。

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「このチームであればさらに成長できる」横浜FC北爪が柏に完全移籍…メディカルチェック後に正式契約へ横浜FCのDF北爪健吾が柏に完全移籍

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横浜FCのDF北爪健吾が柏に完全移籍
 柏レイソルは30日、DF北爪健吾(27)の横浜FCからの完全移籍加入について、合意に達したことを発表した。メディカルチェック後、正式契約を結ぶ見込みとなっている。

 北爪は専修大から2015年に千葉へ加入し、横浜FCには2018年から在籍。今季はJ2リーグ戦40試合で1得点を記録し、横浜FCの2位での自動昇格に貢献した。

 同じく1位で昇格を決めた柏へ加入するにあたり、クラブ公式サイトを通じて「このチームであれば、さらに成長できると思いました。たくさん走ります。よろしくお願いします」とコメントしている。

 また、横浜FCのクラブ公式サイト上では「横浜FCのファン、サポーターの皆さん2年間ありがとうございました。これほど素晴らしいチームメイトとサポーターの中でプレーできたことを誇りに思いますし、J1昇格まで経験できた横浜での2年間は濃密なものでした。それと同時に選手として常に厳しい環境でチャレンジしたいという思いが強くなり、今回チームを離れる決断をしました。強い覚悟を持って決めたことなので、大きく成長したことを証明できるように走り続けます。本当にありがとうございました」と感謝を述べた。

以下、クラブ発表プロフィール

●DF北爪健吾
(きたづめ・けんご)
■生年月日
1992年4月30日(27歳)
■身長/体重
177cm/73kg
■出身地
群馬県
■経歴
前橋エコーJrユース-前橋育英高-専修大-千葉-横浜FC
■出場歴
J2リーグ:124試合6得点
天皇杯:7試合

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福岡DF菊地直哉が現役引退「幸せな17年間」「たくさんのご迷惑、ご心配をおかけしてしまった自分に…」福岡DF菊地が現役引退

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福岡DF菊地が現役引退
 アビスパ福岡は30日、元日本代表DF菊地直哉(35)が2019年シーズン限りで現役を引退することを発表した。

 2003年に磐田でプロキャリアを始めた菊地は、ドイツ2部クラブやJリーグの複数クラブを渡り歩き、今季から福岡に完全移籍。J2リーグ戦10試合に出場し、シーズン終了後の11月26日に契約満了が発表されていた。

 17年間のプロ生活にピリオドを打つことを決断した菊地。クラブ公式サイトを通じ、次のようにコメントしている。

「2019シーズンでプロサッカー選手を引退する決断をしました」

「たくさんのチームでサポート、応援してもらい幸せな17年間になりました」

「そして、全てチームのチームメイト、スタッフ、サポーター、スポンサー様、サッカー関係者者の皆様にはたくさんのご迷惑、ご心配をおかけしてしまいました。申し訳ありませんでした」

「そんな自分に、たくさんの方からサポートを頂き、プロサッカー選手として活動させてもらいました。ありがとうございました。感謝してもしきれません」

「ファン、サポーターの方が試合を楽しみにして、ユニホームを着てスタジアムに続々と集まる光景。スタジアムに向かうバスから見るのが毎試合楽しみで、自分は幸せだなと感じていました」

「サッカーを通じ色んな事を感じ、学ばさせてもらいました。たくさんの素晴らしいチームメイト、仲間にも出逢わせてもらいました」

「これからもサッカーという競技と皆様に感謝の心を持ちながら、サッカーに携わらせてもらいたいと思っています!」

「17年間たくさん応援ありがとうございました。これからも菊地直哉をよろしくお願いします」

以下、クラブ発表プロフィール

●DF菊地直哉
(きくち・なおや)
■生年月日
1984年11月24日(35歳)
■身長/体重
181cm/74kg
■出身地
静岡県
■経歴
清水Jrユース-清水商高-磐田-新潟-磐田-カールツァイス・イエーナ(ドイツ)-大分-新潟-鳥栖-新潟-鳥栖-札幌-鳥栖-札幌-鳥栖-札幌-福岡
■代表歴
2000年:U-16日本代表
2001年:U-17日本代表(FIFA U-17ワールドカップ2001)
2002年:U-18日本代表
2003年:U-19日本代表(FIFA U-20ワールドカップ2003)
2004年:U-23日本代表(アテネ五輪代表)
2010年:日本代表
■出場歴
J1リーグ:236試合7得点
J2リーグ:62試合
カップ戦:42試合2得点
天皇杯:33試合

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名古屋が川崎F阿部を完全移籍で獲得「やるからにはタイトルを」MF阿部浩之が川崎Fから名古屋に完全移籍

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MF阿部浩之が川崎Fから名古屋に完全移籍
 名古屋グランパスは30日、川崎フロンターレのMF阿部浩之(30)が完全移籍で加入することを発表した。

 阿部は関西学院大から2012年にG大阪へ加入し、2017年に川崎Fへ完全移籍。今季はJ1リーグ戦23試合で7得点、ルヴァン杯5試合で2得点を挙げ、天皇杯では3試合に出場した。3シーズンでクラブ通算112試合に出場し、29得点を記録。2017年、2018年のJ1連覇や今季のルヴァン杯優勝に主力として貢献した。

 名古屋のクラブ公式サイトを通じて「名古屋グランパスに加入できて嬉しく思います!やるからには勝つことと、タイトルを取ることしか考えていません!クラブとファン・サポーターが一丸になって頑張りましょう!」と意気込みを語っている。

 また、川崎Fに対しては、クラブ公式サイト上で「ファン、サポーターの皆さんにはどんなときも温かく、そしてアツい声援をしてもらえて本当に感謝してます。そんな皆さんと一緒に、選手、スタッフのみんなで3年連続でタイトルを取れて喜びを分かち合えたことが最高に嬉しかったです!3年間本当にありがとうございました!!」と感謝の思いを伝えた。

以下、クラブ発表プロフィール

●MF阿部浩之
(あべ・ひろゆき)
■生年月日
1989年7月5日(30歳)
■身長/体重
170cm/69kg
■出身地
奈良県
■経歴
高田FC U-15-大阪桐蔭高-関西学院大-G大阪-川崎F
■出場歴
J1リーグ:185試合38得点
J2リーグ:30試合5得点
J3リーグ:2試合
カップ戦:26試合11得点
天皇杯:19試合1得点

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Article 100

大分が2選手と契約更新…DF鈴木「来季も厳しい闘いが待っている」MF長谷川「一緒に頑張りましょう」大分と契約更新したDF鈴木義宜

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大分と契約更新したDF鈴木義宜
 大分トリニータは30日、DF鈴木義宜(27)、MF長谷川雄志(23)と2020年シーズンの契約を更新したことを発表した。

 鈴木は今季J1リーグ戦全34試合、天皇杯2試合に出場。クラブ公式サイトを通じ、「来シーズンも大分トリニータでプレーをさせて頂くことになりました。今シーズンと同様に厳しい闘いが待っています。みんなで乗り越え、より良いシーズンにしましょう」とファン・サポーターに呼びかけている。

 また、宮崎産業経営大から今季加入した長谷川は、今季J1リーグ戦19試合、ルヴァン杯4試合、天皇杯4試合に出場。「来年も大分トリニータでサッカーすることが出来て凄く幸せに思いますし、また、皆さんと昭和電工ドーム大分で戦える事が、楽しみです。来年はもっと上を目指して、一緒に頑張りましょう!!!」とコメントした。

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「全国で取れないと言われるのが…」“驚異の16戦連発男”國學院久我山FW山本航生が全国初得点から開幕ハットシュート12本でハットトリックを達成したFW山本航生(写真協力=高校サッカー年鑑)

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シュート12本でハットトリックを達成したFW山本航生(写真協力=高校サッカー年鑑)
[12.30 選手権開幕戦 國學院久我山高 8-0 前原高 駒沢]

 打ちに打ったり、80分間でシュート数は12本に達した。うち3本を得点につなげ、ハットトリックを達成。國學院久我山高(東京B)のFW山本航生(3年)は「シュートの意識を高くしようと思っていたので、それは良かったけど、もっと決め切る場面もあった。これから(相手の)レベルが上がると、シュート1本1本、チャンス一つひとつで決め切る力も大事になる。ここから修正して、一つのチャンスで決め切る選手になりたい」と満足せずに言った。

 立ち上がりは硬さも見えた。「こういう舞台が初めてで、だいぶ力が入っていた」。前半6分、11分とFW山下貴之(3年)が得点を重ねる中、山本航は前半8分、13分の好機を逃した。全国という舞台がエースに普段とは違う緊張感を生んでいた。

「インターハイで自分が無得点でチームも敗退した。センターフォワードをやっている以上、自分にも責任がある。東京都では点を取れても全国で取れないと言われるのも悔しかった」。3月の東京都1部リーグ初戦から関東大会予選、関東大会、そして6月のインターハイ予選と、驚異の公式戦16試合連続ゴールを記録した。しかし、全国総体1回戦で國學院久我山は神村学園(鹿児島)に2-3で敗戦。山本航は無得点に終わった。

「東京都で点を取っても、全国では結果を出していない。全国で自分の力を証明したかった」。その思いは前半23分に結実する。DF山本献(3年)の右FKに合わせるヘディングシュートで全国初ゴール。「ヘディングで取れたのは自分でも意外だったけど、そこから勢いに乗れた」。後半7分には山下がハットトリックを達成し、山本航も後半20分、30分に得点。14年ぶりの開幕戦ハットトリックを2選手が記録し、開幕戦が採用された99年度大会以降の最多得点記録、最多得点差記録も一挙に更新した。

「自分たちの強みである攻撃を前面に出したことが2人のハットトリックが生まれた要因だと思う。毎年、サイドの選手は1対1が強いタイプじゃないけど、今年は両ウイングが1対1で仕掛けられる選手。久我山の特徴である中央突破も捨てちゃいけないし、そういう意味で攻撃のバリエーションが増えた」

 今年のチームの強さをそう表現する山本航自身は「裏への抜け出しからのシュート、シュートを打つまでのFWとしての駆け引き、両足でシュートが蹴れるのが自分の武器」と自己分析する。参考にしているのはFW小林悠(川崎F)、FW興梠慎三(浦和)、FWセルヒオ・アグエロ(マンチェスター・シティ)といったタイプ。「DFを見て、一瞬の駆け引きで勝つFWが好き」と明かす。

 小学6年生のとき、父親に連れられて見に行った選手権で國學院久我山の試合に衝撃を受けたことが入学の決め手になった。「渡辺夏彦選手や富樫佑太選手がいて、強いインパクトが残っている。小6の時点で高校ではここでサッカーがしたいと思った」。あこがれのユニフォームを着て、初めて立った全国選手権のピッチ。そこでハットトリックを達成し、初戦突破を果たしたが、まだ通過点に過ぎない。目指すは4大会前、先輩たちが決勝で東福岡(福岡)に0-5で敗れ、果たせなかった全国制覇の夢だ。

「もう一度埼スタのピッチに立って、久我山が成し遂げていない日本一を成し遂げようという気持ちでいる」。次なる戦いは来年1月2日の2回戦。専修大北上(岩手)と龍谷(佐賀)の勝者と対戦する。「試合前に監督からも『今日勝つだけじゃない。どういう試合をするかで選手権が変わる』という話があった。試合を見ている人に自分たちのサッカーを見せてやろうという気持ちでいたし、(初戦に大勝して)よく言えば勢いに乗るけど、悪く言うとフワッとなる。気を引き締めて、一戦必勝でやっていきたい」。記録ずくめの大勝発進にも気を緩めることなく、次戦を見据えた。

(取材・文 西山紘平)
●【特設】高校選手権2019

「こんな強いチームがあったんだな」前原の2年生GK中山、8失点も気迫のセーブ連発8失点も好セーブが光った前原GK中山音弥(写真協力=高校サッカー年鑑)

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8失点も好セーブが光った前原GK中山音弥(写真協力=高校サッカー年鑑)
[12.30 選手権開幕戦 國學院久我山高 8-0 前原高 駒沢]

 最後まで気持ちを切らさなかった。前原高(沖縄)は開幕戦で8失点。勝敗はほぼ決した中でも8点ビハインドの後半33分、FW山本航生(3年)のシュートをGK中山音弥(2年)が弾き出すと、同38分の山本航のボレーシュートも守護神が左足で止めるファインセーブを見せた。

「もっと自分たちのサッカーができるかなと思ったけど、レベルの高さを感じた。パスの速さ、ドリブルのキレ、切り返しとか、シュートの速さ、コースもレベルが高かった」。打たれたシュートは80分間で26本。そのうち8本を得点につなげられ、「こんな強いチームがあったんだなと思った」と率直に打ち明けるが、試合を通して2年生守護神の好セーブも光った。

 それでも「勝てなかった時点で満足できない。止めた数も多いけど、失点の数も多い」と悔やむ。スタメンのうち下級生は中山とMF新里美雅(2年)の2人のみ。それ以外の3年生はこれが“引退試合”となった。「3年生の先輩はずっと自主トレにも夜遅くまで付き合ってくれていた。そういうのがなくなるのは寂しい」と声を落とす。

「後半の終盤は『楽しもう』と声をかけ合いながらやっていた。最後まで悔いなく、あきらめずにやろうと」。最後までゴール前に立ちはだかった中山はタイムアップのホイッスルが鳴ると、人目をはばからず涙した。「自分たちの代になってもまたここに戻ってきたい。この悔しさをバネにして練習から頑張っていきたい」。1年後のリベンジのため、前原の、そして中山の新たなチャレンジが始まる。

(取材・文 西山紘平)
●【特設】高校選手権2019

みんなで採点‼ 9発爆勝のヤング森保J、最も評価が高かったのは…最も評価が高かったのは…

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最も評価が高かったのは…
[12.28 キリンチャレンジカップ U-22日本代表 9-0 U-22ジャマイカ代表 トラスタ]

 U-22日本代表は28日、キリンチャレンジカップでU-22ジャマイカ代表と対戦し、9-0で勝利した。

 iOS版およびAndroid版で配信中の『ゲキサカアプリ』では、ユーザーが出場選手を採点。キックオフから試合終了30分後まで受け付けられた採点の平均点が発表された。

 最も評価が高かったのは、ダイレクトシュートで2得点決めたMF旗手怜央で『7.42』。2位はFW前田大然で『6.82』、3位はMF三笘薫で『6.61』だった。

【先発】
[U-22日本代表]
GK 1 山口瑠伊(エストレマドゥーラ) 5.90
DF 2 岩田智輝(大分) 5.95
DF 15 瀬古歩夢(C大阪) 6.00
DF 21 岡崎慎(FC東京) 5.92
MF 3 中山雄太(ズウォレ) 6.55
MF 6 長沼洋一(愛媛) 5.88
MF 10 安部裕葵(バルセロナ) 6.57
MF 11 旗手怜央(順大→川崎F) 7.42
MF 14 東俊希(広島) 6.18
MF 17 松本泰志(広島) 6.12
FW 9 前田大然(マリティモ) 6.82
【途中出場】
FW 19 一美和成(京都) 6.07
MF 13 岩崎悠人(札幌) 6.13
MF 7 三笘薫(筑波大→川崎F) 6.61
MF 8 高宇洋(山口) 5.80
MF 4 鈴木冬一(湘南) 6.07
MF 18 松岡大起(鳥栖) 5.85

※最高点8.5、最低点3.5の0.5点刻みで出場者全員を採点した平均点

 iOS版およびAndroid版の「ゲキサカ」アプリは、以下のバナーよりインストールまたはアップデートできます。みんなで日本代表を採点しよう!


●U-22日本vsU-22ジャマイカ テキスト速報
▼AFC U-23選手権タイ2020(東京五輪最終予選)特集ページ

「最初はスタメンじゃなかった…」自らの手で先発の座つかんだMF旗手怜央が2ゴールU-22日本代表MF旗手怜央(順大→川崎F)

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U-22日本代表MF旗手怜央(順大→川崎F)
[12.28 キリンチャレンジカップ U-22日本代表 9-0 U-22ジャマイカ代表]

 自らの手でつかんだ先発の座。そして、つかんだチャンスをしっかりと生かした。U-22日本代表MF旗手怜央(順大→川崎F)は、2得点を奪って自身の存在価値を証明してみせた。

 合宿2日目のフォーメーション練習。旗手は主力組ではなく、控え組としてプレーしていた。そして翌日の午前中も控え組に入っていたが、午後の紅白戦に入ると、MF岩崎悠人(札幌)に代わって主力組に。そして、その流れのまま、ジャマイカ戦でスターティングメンバーに名を連ねた。自身も感じていた。最初はスタメンではなかったと――。

「最初は悠人がスタメンな感じだったので、それが自分の中で悔しくて。ただ、自分がやるべきことを、しっかりやった上での今日のスタメンだったと思う。コツコツやっていれば、森保さんが見てくれているんじゃないかと今回の合宿で感じられた」

 そして、指揮官の期待に結果で応えた。1点をリードして迎えた前半16分、安部裕葵(バルセロナ)のスローインから最終ライン裏を突いたMF松本泰志(広島)のクロスにファーサイドで反応。右足ボレーで突き刺して自身1点目を奪取する。そして同19分にはMF中山雄太(ズウォレ)のスルーパスから左サイドを駆け上がったDF東俊希(広島)のクロスを、今度は左足ボレーで合わせてゴールを陥れた。

「1点目も2点目も大然がニアに走ってくれて、相手を引き付けてくれた。そのおかげで自分がフリーになれた」と味方への感謝を示しつつ、「でも、ああいうシュートを外しがちだったけど、それをしっかり決められて良かった」と充実した表情を浮かべた。

 今代表でシャドーのポジションは最激戦区となる。今回招集されたMF安部裕葵(バルセロナ)らだけでなく、MF三好康児(アントワープ)、MF堂安律(PSV)、MF食野亮太郎(ハーツ)、MF久保建英(マジョルカ)とライバルがひしめく。「シャドーにはいっぱいライバルがいる」と覚悟の表情を見せた男は、「今のままでは(五輪に)出られない。来年フロンターレで試合に出て結果を残せば、さらに道が開けると思う」とプロの世界でのさらなる成長を誓う。

(取材・文 折戸岳彦)
▼AFC U-23選手権タイ2020(東京五輪最終予選)特集ページ

「裕葵もすんなり譲ってくれた」…豪快FK先制弾のMF中山雄太、これぞチームの“大黒柱”U-22日本代表MF中山雄太(ズウォレ)

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U-22日本代表MF中山雄太(ズウォレ)
[12.28 キリンチャレンジカップ U-22日本代表 9-0 U-22ジャマイカ代表]

 いきなり訪れたチャンス。ボールに向かったのはキャプテンと背番号10だった。キャプテンマークを巻くMF中山雄太(ズウォレ)は言った。「蹴らせてほしい」と――。

 試合開始早々の前半5分。PA手前で突っかけたMF旗手怜央(順大→川崎F)がファウルを誘ってFKを獲得する。ボールの前に立ったのは左利きの中山と右利きのMF安部裕葵(バルセロナ)だった。FKの位置はPA外右。左利きの方が直接狙いやすい位置ということもあり、中山は自らキッカーに名乗りを挙げる。

「自信があった。裕葵との会話で『蹴らせてほしい』と伝えたら、裕葵もすんなり譲ってくれた」

 ゆるやかな助走から左足を振り抜くと、ボールは一直線にゴールへと向かう。相手GKに触れられることなくネットに突き刺さり、先制点となるゴールが生まれた。「あまり多くは考えずに自信を持って蹴った。気持ちで入ったゴールだと思う」。歓喜を爆発させた。次々と仲間たちが祝福のために駆け寄って来る。その祝福に応えるだけでなく、ベンチに向かっても大きなガッツポーズ。キャプテンが見せたその姿は、チームが一つとなって戦っていることを強く印象付けるシーンだった。

 貴重な先制点を奪うだけではない。激しい寄せで相手の攻撃を寸断し、こぼれ球への反応も秀逸でボールを拾いまくる。そして、左足から繰り出すキックは正確そのもの。前半19分には鮮やかなスルーパスを供給して、チーム4点目の起点となった。まさに出色の出来。後半27分からはボランチから最終ラインの中央に移り、役割を変えた中でも、その存在感は絶大だった。

「自分の特長を出せて結果がついてきたのは大きいし、嬉しい部分はある」。充実した表情を見せる一方、この日のジャマイカの出来が悪かったこともあり、「1試合だけで満足する部分はない」と決して満足することなく、五輪イヤーへと向かっていく。

(取材・文 折戸岳彦)
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[MOM3100]國學院久我山FW山下貴之(3年)_3トップ組む2人に負けない!令和の選手権ハット第1号!前半11分、國學院久我山高FW山下貴之が2点目のゴールを決める。(写真協力=高校サッカー年鑑)

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前半11分、國學院久我山高FW山下貴之が2点目のゴールを決める。(写真協力=高校サッカー年鑑)
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.30 選手権開幕戦 國學院久我山高 8-0前原高 駒沢]

 開幕戦でいきなり3発。令和の選手権ハットトリック第1号となったのは東京都予選3試合で1得点の國學院久我山高FW山下貴之(3年)だった。

 序盤は全体的に硬さの見られた國學院久我山だったが、前半6分、山下がゴールでチームを勢いづける。左サイドでボールをさばくと、「パスを出した後にアクション起こそうと言われている」というFWは中央へ潜り込む。その足元にMF{福井寿俊}}(3年)のミドルシュートが入り、コントロールした背番号7が右足シュートをゴール左隅に流し込んだ。

 山下は「トラップすればシュートが入るんじゃないかと思ったのでトラップしてシュートを撃ちました。運が良かったというかラッキーな部分がありました」。と笑顔。このゴールで硬さの取れた國學院久我山は、開幕戦記録を更新する大量8ゴールで初戦を突破した。

 その中で山下は3ゴール。残りの2得点はシュートのこぼれとMF田中琢人(2年)のスルーパスから奪ったものだった。本人は「運が良かった」と強調したが、全国舞台で3得点を決めることは簡単なことではない。この3ゴールは本人の負けん気の強さと努力がもたらしたモノだった。

 山下はこの1年間、CFの山本航生(3年)、右FW戸坂隼人(3年)と3トップを組んできた。山本航がシーズン開幕から公式戦16試合連続ゴールを記録し、戸坂は右サイドからのドリブルで相手DFを圧倒してゴールも連発。今回の選手権予選でも山下の1得点に対し、山本航が5得点、戸坂も4得点を挙げている。

 山下もシーズン序盤は柔らかいドリブルで止まらない存在になっていたが、そのドリブルや左足を研究されると結果が出せなくなった。「あの2人はシーズン通してずっと活躍していて、3トップの中で自分だけ点取れないとか、結果を出せない時期があって一番はチームにとって申し訳ないという気持ちがあったんですけれども、その2人にも負けないように絶対にやってやるという気持ちを持ってやっていました」

 途中交代する時間も段々早くなるなど、壁に当たっていた。だが、選手権予選終了後にもう一度自分のプレー、ストロングポイントを見直してシュート練習。その成果も出ての3得点に清水恭孝監督は「チームのために一生懸命やっているので、何とかしてくれると思う」と頷いていた。

 対戦したい相手の問いについて、「青森山田とやりたいですね。青森山田は日本一強いと思っているのでそこに行くにも全部強敵だと思うんですけれども、青森山田と試合をしたいとずっと思っています」と前回王者・青森山田高を指名。そして決勝で弟のリベンジをするという思いも持っている。

 弟の専修大松戸高MF山下晶大(2年)は、選手権千葉県予選準々決勝でインターハイ予選優勝校の日体大柏高を破ったが、続く準決勝で市立船橋高に0-4で敗戦。山下は「弟がベスト4で市船に負けてその試合、学校休んで見に行っていたんですけれども、弟の他にも(中学時代に所属した)ジェファのチームメートがたくさんいて、悔しさそうな顔を見て、リベンジできたらとずっと思っています」。自身の得点よりもまずはチームの勝利。この日、チームのために戦って3得点したFWが、今後もチームのために仕掛け、シュートを放ち、青森山田や市立船橋を破って目標の全国制覇を果たす。
 
(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2019

1G1Aデビュー!! MF東俊希、直接FK弾は「嫌なボールを意識した」1ゴール1アシストを記録したMF東俊希(広島=左)

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1ゴール1アシストを記録したMF東俊希(広島=左)
[12.28 キリンチャレンジカップ U-22日本代表 9-0 U-22ジャマイカ代表]

 いきなりつかんだチャンス。そして、その舞台で持ち味を存分に発揮する。MF東俊希(広島)はピッチを後にする後半36分まで、左サイドで躍動した。

 今回の活動でU-22日本代表に初招集された。2日目までは控え組で練習をこなしながらも、3日目から主力組で調整を進めると、ジャマイカ戦で先発に抜擢。デビュー戦にも「緊張はなかった」。そして、試合開始早々の前半5分にMF中山雄太(ズウォレ)の得点で先制すると、「気持ちが楽になった」と存在感を発揮し始める。

 左サイドをタイミング良く駆け上がってボールを呼び込み、自慢の左足から蹴り出すクロスで好機を創出。前半19分には中山のスルーパスを受けて左サイドを突破すると、MF旗手怜央(順大→川崎F)に正確なボールを供給してアシストを記録した。

「タイミング良く走れたと自分の中では思っている。出してくれたパスの質も良かったし、怜央くんの動きも見えていた」

 冷静に得点をお膳立てした男は、後半6分に代表初ゴールまで記録する。PA外左で得たFK。キッカーを務めた東は「相手のストーンを越え、ファーに速いボールと言われていた」と左足からボールを蹴り出す。鋭くカーブがかかったボールは、味方には合わなかったものの、FW前田大然の動きにつられた相手GKに触れられることなく、そのままゴールマウスに収まった。

 デビュー戦での初ゴール。「嫌なボールを意識していたけど、入って嬉しかった。得点もアシストもできたので良かった」と白い歯を見せた。

(取材・文 折戸岳彦)
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京都でつかんだ自信…デビュー弾のFW一美和成「絶対にチャンスはまた来る」デビュー戦でゴールを奪ったU-22日本代表FW一美和成(京都=19番)

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デビュー戦でゴールを奪ったU-22日本代表FW一美和成(京都=19番)
[12.28 キリンチャレンジカップ U-22日本代表 9-0 U-22ジャマイカ代表]

 チームがゴールラッシュを演じていた。乗り遅れるわけにはいかない。「結果を残すことを一番に意識した」。U-22日本代表FW一美和成(京都)はゴールへの強い欲を持ち、ピッチへと向かった。

 出番が巡ってきたのは6-0と大量リードして迎えた後半13分だった。今回の活動でU-22日本代表に初招集された一美だったが、「あんまり緊張しなかった」と“初舞台”にも平常心。最前線に入って「どんどんゴール前に入ってシュートを狙った」とゴールを襲った。同34分にMF岩崎悠人(札幌)のラストパスから迎えた決定機は相手GKにストップされるが、すぐさま切り替える。

「京都で試合に出続けて、得点感覚は自分の中でもすごい上がってきていると感じている。絶対にチャンスはまた来ると思った」

 その言葉が現実となる。後半37分、MF鈴木冬一(湘南)のスルーパスから左サイドを駆け上がったDF瀬古歩夢(C大阪)からグラウンダーのクロスが送られる。「完全にニアが空いていたので、そこに走り込んだ。あとはしっかり合わせるだけだった」。右足で合わせたボールは鮮やかにネットを揺らし、自身にとってU-22日本代表初ゴールとなるチーム7点目が生まれた。

「自分としては何としても1点が欲しかったので、1点取れて本当にホッとした。デビュー戦で得点を取れたというのは今後にもつながるし、すごく自信になる」

 今季、J2リーグで日本人2位となる17ゴールを記録したストライカーは、U-22日本代表の“初舞台”でも結果を残した。だが、ここで立ち止まるわけではない。「もっともっと上に行きたい」と上だけを見て進化を遂げていく。

(取材・文 折戸岳彦)
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終わってみれば9-0、森保監督「勝って当たり前と思われるが…」U-22日本代表を率いる森保一監督

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U-22日本代表を率いる森保一監督
[12.28 キリンチャレンジカップ U-22日本代表 9-0 U-22ジャマイカ代表]

 終わってみれば9-0。U-22ジャマイカ代表に大勝したU-22日本代表を率いる森保一監督は、「選手たちが勝利を届けたい思いが結果となり、勝利を届けられたのが良かった」と振り返った。

「ボールを奪われた瞬間に素早く切り替えて、もう一度ボールを奪い返す。相手に自由にプレーさせることなく、自分たちがまた良い形で守備に移っていく部分。選手たちはベースの部分をしっかり戦ってくれた」

 序盤からアグレッシブな姿勢を示した。前線から連動したプレッシャーをかけて敵陣でのボール奪取を成功させ、ショートカウンターからゴールを脅かす。敵将のセオドア・ウィットモア監督が「日本の前半20分までの勢い、攻守の切り替えが素晴らしかった」と称賛したように、ジャマイカを圧倒。前半5分にMF中山雄太(ズウォレ)の直接FK弾で先制すると、同16分、同17分、同19分、同28分と得点を重ねる。後半に入っても攻撃の手を緩めずに4点を加点して、9-0の快勝を収めた。

「11月のコロンビア戦の反省を踏まえ、試合の入りからアグレッシブにプレーすることを、選手たちが自分たちの意思でやってくれた。そのことが、良い形での勝利につながったと思う」

 対戦相手のジャマイカは攻守に連動性がなく、日本がボールを持った際のプレッシャーもほぼなかった。アタッキングサードまでボールを持ち込まれる場面は限られ、放たれたシュートはわずかに1本。指揮官は「勝って当たり前の力の差があると思われるが…」と語りつつ、2部練習を2日連続で行うなどハードスケジュールをこなしながら、大勝を収めた選手たちに労いの言葉を贈った。

「2日間2部練習をしたり、厳しいトレーニングの中でも積極的にトライをして良い準備をしてくれた。今日、選手たちが今持っている力を100パーセント出すということ、これからの可能性を示すためにチャレンジする姿勢を持って戦ってくれたことが、結果につながって監督として嬉しい」

 19年は爆勝締め。来年1月にタイで開催されるAFC U-23選手権に向けて勢いがついたことは間違いないだろう。

(取材・文 折戸岳彦)
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