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[10月26日 今日のバースデー]

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Japan
FWパトリック(広島、1987、ブラジル)*強靭なフィジカルだけでなくスピードもあるFW。日本国籍取得を目指している。
MFトカチ(湘南、2000、ドイツ)*レバークーゼンU19からやってきた若きダイナモ。

World
DFアドリアーノ・コレイア(A・パラナエンセ、1984、ブラジル)*ディフェンスでも中盤でも高いレベルでこなせるユーティリティー性が持ち味。
FWジェファーソン・ファルファン(ロコモティフ・モスクワ、1984、ペルー)*高速ドリブルが持ち味のウィンガーで得点力もある。

Former
FW関塚隆(元本田技研工業、1960)*ロンドン五輪では44年ぶりに日本をベスト4に導いた指揮官。現在は日本代表の技術委員長。
DFロベルト・ヤルニ(元ベティスほか、1968、クロアチア)*元クロアチア代表。スタミナとスピードには定評があった。
DFクリスティアン・キブ(元インテルほか、1980、ルーマニア)*DFならどこでもこなせる器用なCB。FKの能力にも優れていた。
DF堀之内聖(元浦和ほか、1979)*カバーリング能力が高く、安定感があったDF。2014年1月に現役を引退した。

Others
ヒラリー・クリントン(政治家、1947)
井森美幸(タレント、1968)
千秋(タレント、1971)
マツコ・デラックス(タレント、1972)
鷲崎健(タレント、1973)
斉藤慎二(ジャングルポケット:お笑い芸人、1982)
堀田茜(モデル、1992)

「スーパーゲームだった」リバプールがトッテナム撃破!開始1分で失点も逆転勝利で10戦無敗後半に得点を挙げたジョーダン・ヘンダーソンとモハメド・サラー

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後半に得点を挙げたジョーダン・ヘンダーソンとモハメド・サラー
[10.27 プレミア第10節 リバプール2-1トッテナム]

 プレミアリーグは27日、第10節を行った。リバプールは本拠地アンフィールドでトッテナムと対戦し、2-1で逆転勝利した。

 開幕9戦無敗(8勝1分)のリバプールと、3勝3分3敗と勝ち切れない試合が続くトッテナムの一戦は、開始早々に動いた。

 アグレッシブ入りをみせたトッテナムは前半1分、自陣中央でボール奪取したMFムサ・シソコが力強いドリブルで運び、前線へつなぐと、FWソン・フンミンが左からカットインして右足シュート。これはDFデヤン・ロブレンの頭に当たって左ポストを叩いたが、跳ね返りをFWハリー・ケインが頭で押し込み、先手を取った。

 トッテナムの勢いに序盤は苦戦したリバプールだったが、最終ラインからパスをつなぎ、自慢の両サイドバックが果敢に攻撃参加。徐々に流れを引き寄せると、前半27分にFWロベルト・フィルミーノとのワンツーからFWモハメド・サラーが左足を振り抜く。GKパウロ・ガッサニーガが弾いたボールに反応したフィルミーノが右足で狙うが、これもGKガッサニーガのファインセーブに阻まれた。

 前半はGKガッサニーガの牙城を崩すことができなかったリバプール。後半3分にソン・フンミンに裏を取られ、GKアリソン・ベッカーもかわされたがシュートはクロスバーに助けられた。すると7分、MFファビーニョがゴール前に柔らかい浮き球パスを送り、MFジョーダン・ヘンダーソンが右足で沈め、同点に追いついた。

 さらに攻勢を強めるリバプールは、後半29分にFWサディオ・マネがPA内でDFセルジュ・オーリエに後方から倒され、PKを獲得。これサラーが豪快にゴール右下に沈め、2-1と逆転した。アディショナルタイムにはCKからDFトビー・アルデルワイレルトにヘディングシュートを打たれたが、GKアリソンがキャッチ。リバプールが2-1のまま逃げ切って、開幕10試合無敗とした。

 英『スカイ・スポーツ』によると、ユルゲン・クロップ監督は試合終了後「スーパーゲームで、お気に入りの試合だ。我々は勝ちに値し、パフォーマンスにとても満足している」と逆転勝利を喜んだ。

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[10月27日 今日のバースデー]

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Japan
DF高橋祥平(磐田、1991)*空中戦と球際に強く、足もとの技術にも安定感があるDF。
DF宮内雄希(琉球、1995)*流通経済大から18年に加わったセンターバック。中学時代は鹿島、高校時代は広島の育成組織で過ごした。

World
DFダニエル・スバシッチ(モナコ、1984、クロアチア)*ロシアW杯で準優勝に導いた守護神。凄まじいPKストップは後世まで語り継がれるはず。
FWステファン・エル・シャーラウィ(上海申花、1992、イタリア)*若くしてミランの主力を担ったアタッカー。破格のオファーで中国移籍を果たした。
DFクルト・ズマ(チェルシー、1994、フランス)*身体能力が高く、対人の強さも兼ね備えるDF。

Formar
MFテオドロス・ザゴラキス(元PAOKなど、1971、ギリシャ)*2004年の欧州選手権でギリシャを優勝に導いた主将。バロンドールにもノミネートされた。

Others
高嶋政伸(俳優、1966)
MAKIDAI(EXILE:ダンサー、1975)
小西真奈美(女優、1978)
塚本高史(俳優、1982)
青山テルマ(歌手、1987)
工藤遥(元モーニング娘。:女優、1999)

[10月28日 今日のバースデー]

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Japan
MF川西翔太(岐阜、1988)*技術と機動力が持ち味のMF。FWからコンバートされた経験を持つ。
DF藤谷壮(神戸、1997)*豊富な運動量があり、オーバーラップからクロスを上げるのが得意な東京五輪世代のサイドバック。
DF古賀太陽(柏、1998)*育成組織出身。正確な両足キックをいかし、J2首位を走るチームの主力に定着した。

World
FWオバフェミ・マルティンス(無所属、1984、ナイジェリア)*左右両方からのシュートと抜群のスピードや身体能力を誇るFW。

Former
FWガリンシャ(元ボダフォゴなど、1933、ブラジル)*史上最高のドリブラーともいわれたFW。

Others
ビル・ゲイツ(経営者、1955)
ジュリア・ロバーツ(女優、1967)
倉木麻衣(歌手、1982)
スザンヌ(タレント、1986)
豊崎愛生(声優、1986)
菜々緒(ファッションモデル、1988)

サポーターの感情を逆撫で…アーセナル主将の行動にエメリ監督「彼は間違っていた」指揮官がMFグラニト・ジャカをたしなめる

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指揮官がMFグラニト・ジャカをたしなめる
 アーセナルのキャプテンを務めるMFグラニト・ジャカの行動が物議を醸している。

 アーセナルは27日、プレミアリーグ第10節でクリスタル・パレスとホームで対戦し、2-2で引き分けた。スタメン出場したジャカは後半16分に途中交代。ピッチを退く際にアーセナルのサポーターからブーイングを浴びると、両手を下から振り上げてあおり、耳に手を当てて聴くような動作も見せた。その後、ユニフォームを脱いでドレッシングルームに直行。ブーイングに対して抗議の意を示したものと思われる。

 2016–17シーズンにボルシアMGから移籍したジャカは、4年目の今季から新キャプテンに就任。加入後からたびたびサポーターの批判を受けており、先月22日の第6節アストン・ビラ戦(○3-2)後にはウナイ・エメリ監督が擁護するコメントを発していた。

 とはいえ、今回の行動は褒められたものではなく、エメリ監督も試合後にスイス代表MFに苦言を呈している。英『BBC』によると、指揮官は「彼は間違っていた。我々はこの状況について内部で話すつもりだ」と言及。スペイン『アス』では、ジャカがクラブから処分を受ける可能性も指摘している。

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PK失敗のラッシュフォードとマルシャルが得点…低迷マンU、ノリッジ下して5戦ぶり白星マンチェスター・ユナイテッドが5戦ぶり白星

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マンチェスター・ユナイテッドが5戦ぶり白星
[10.27 プレミア第10節 ノリッジ1-3マンチェスター・U]

 プレミアリーグは27日、第10節を行った。マンチェスター・ユナイテッドは敵地で昇格組ノリッジと対戦し、3-1で勝った。

 9試合を終えて2勝4分3敗と低迷するユナイテッド。前半21分、右CKのクリアボールを回収したMFダニエル・ジェームズが右サイドへつなぎ、MFアンドレアス・ペレイラがクロスを供給すると、相手の中途半端なクリアを見逃さなかったMFスコット・マクトミネイが右足シュートを放ち、先制点を挙げた。

 さらにユナイテッドは前半25分、D・ジェームズがPA内で倒され、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入もあってPKを獲得。しかし、FWマーカス・ラッシュフォードのシュートはGKティム・クルルに完璧に止められてしまう。それでも31分、右サイドのハーフェーライン付近からD・ジェームズがロングパスを送り、ラッシュフォードがPA内から右足で沈め、2-0とした。

 前半41分、左CKの流れからMFフレッジが放ったシュートがMFトッド・キャントウェルの手に当たり、再びPKを獲得する。今後はFWアントニー・マルシャルがキッカーを務めたが、これもGKクルルに止められ、リードを広げることはできなかった。

 追加点が欲しいユナイテッドは後半28分、マルシャルとラッシュフォードのコンビで突破を図り、ラッシュフォードのヒールパスをPA左で受けたマルシャルが右足チップキックでゴールネットを揺らし、3-0とする。43分にはMFオネル・エルナンデスに1点を返されたが、3-1で5試合ぶりの白星を飾った。

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メッシが選ぶ最高のストライカー「アンビリーバボーだった」…今季「やるべきでなかった」後悔も語るFWリオネル・メッシがロナウド氏を称賛

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FWリオネル・メッシがロナウド氏を称賛
 バルセロナのFWリオネル・メッシがアルゼンチン『TyCスポーツ』のインタビューに応じ、自身にとっての史上最高のストライカーを明かした。スペイン『アス』が伝えている。

 ユベントスのFWクリスティアーノ・ロナウドとともに現代サッカーのトップを走るメッシが選んだのは、元ブラジル代表FWのロナウド氏だ。同氏は現役時代にバルセロナ、インテル、レアル・マドリーなどで活躍し、ブラジル代表として1994年アメリカ大会、2002年日韓大会と2度のW杯制覇を経験した。

 メッシは「ロナウドはフェノーメノ(怪物)だった。私が今まで見た中で最も偉大なストライカーだ。彼は信じられないほどだった」と、ブラジルのレジェンドに敬意を表している。

 また、メッシは自身の現在のコンディションについても語った。今季は開幕前のプレシーズン中に右ふくらはぎを故障。9月17日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のドルトムント戦で復帰を果たし、ここまで公式戦7試合で3ゴール3アシストを記録している。

「最初に合流した時にハードなトレーニングから始めたが、これはやるべきではなかった。(オフでチームを)1か月間離れていたのに、しばらくトレーニングをしていたかのように戻ってしまった」

 新シーズンのチーム合流時の後悔を明かしたメッシは、「少しずつ自分のリズムを取り戻しているよ」と復調をアピールした。

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夏冬制覇に向けて弾みのつく勝利。新田が目指す攻撃色を披露し、愛媛決勝へ後半8分、新田高DF山田俊介(5番)が先制ゴール

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後半8分、新田高DF山田俊介(5番)が先制ゴール
[10.27 選手権愛媛県予選準決勝 新田高 2-0 松山北高 西条陸上]

 第98回全国高校サッカー選手権愛媛県予選準決勝が27日に行われ、第1試合で新田高松山北高が対戦。後半にセットプレーから2点を決めた新田が勝利した。11月2日に行われる決勝では今治東中等教育学校と対戦する。

 インターハイ予選王者の新田だが、ここまでの勝ち上がりは決して楽ではない。初戦の2回戦、新居浜工高は延長戦の末、1-0で辛勝。前日に行われた準々決勝の帝京五高は先制点を奪いながら、一度は逆転されたが、リスタートから再リードを奪い、3-2で物にした。苦戦続きだったこれまでとは違い、この日は小野裕太監督が「やっとゲームになった」と安堵の表情を浮かべたように、狙い通り、DFラインでのボール回しによって落ち着いた試合運びを披露。低い位置でのボール回しから効果的にターゲット役のFW福井健太(3年)を狙いつつ、MF山田優人(3年)ら2列目が相手DFの背後を狙った。

前半10分にはMF大野哲平(2年)の縦パスを受けた福井がDF裏にボールを落とし、MF玉井斗和(2年)がシュートを放ったが、GK西田圭吾(2年)が足でストップ。16分にもDF野本空(3年)のロングフィードから福井がゴール前を抜け出したが、シュートは打てない。チャンスを作りながらも、前半は無得点に終わった要因について、主将のMF三好凱斗(3年)は「前半で点を獲ろうという意識が強すぎたせいで、自分たちのプレーが悪くなった」と口にした。

 0-0というスコアは松山北にとって決して悪くなかった。「前半はプラン通り。連動して守備もできたし、奪ってカウンターも仕掛けられた。9月のリーグ戦で凄く成長して、今日の前半が一番良かった」と振り返るのは渡部晃久監督だ。インターハイ予選を機に3年生の主力の大半が引退し、チーム力の低下が心配されたが、この日はMF竹田隆之助(2年)と藤野晴帆(2年)のダブルボランチが積極的に攻守に関与。主将の西田も好セーブでピンチを救った。

 ただ、前から奪う姿勢を強めた後半は全体が間延びし、コンパクトな守備を継続できなくなった。生まれたスペースを「体力には自信があったので、うち的には有利になると思っていた」と小野監督が話す新田に突かれる場面が増える。後半8分には新田が左CKを獲得。ゴール前に上がったクロスはDFに触られたが、高く上がったボールを「相手のクリアが上に上がった。相手は(福井)健太に釣られていると思ったので、『自分が飛び込んだら決まるかも』と反応した」と振り返るDF山田俊介(2年)が頭で押し込んだ。

 先制してからも、新田に気の緩みは見られない。「先制した後に緩んでしまう試合が多かったので、今日は全員で『気持ちを切り替えよう』、『次の点を狙おう』と話した」と話すのは三好だ。これまで同様、自陣でのパス回しから効果的に相手DFの背後を狙うと、34分には福井がPA外で倒されFKを獲得。このチャンスを野本が直接決めて、2-0とした。終盤も集中を切らさず、2点リードのまま試合を終えた新田が夏冬制覇に王手をかけた。

 インターハイでは1回戦で北越高(新潟)と対戦。スコアこそ1-2だったが、シュート本数で大きく下回り、全国の厳しさを味わった。夏以降は守備重視した戦いを改め、攻撃に注力したのも全国で勝つため。成長した姿を多くの人に見せつけるためにも、県内で負けるわけにはいかない。決勝でも攻撃的な姿勢を打ち出し、勝利を掴み取る。

(取材・文 森田将義)
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[MOM3010]新田DF野本空(3年)_最終ラインの司令塔が華麗な右足でFK弾新田高DF野本空は直接FKでゴールも

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新田高DF野本空は直接FKでゴールも
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.27 選手権愛媛県予選準決勝 新田高 2-0 松山北高 西条陸上]

「カバーリングだけでなく、組み立てやロングボールの精度の高さも今日は目立っていた」と小野裕太監督が評する通り、登録はDFながらもチームへの貢献は留まらない。インターハイに続き、選手権でも県の頂点を目指す新田高で、ひと際まばゆい輝きを見せたのがDF野本空(3年)だ。

「予選の中で一番良いゲームができたと思う」。野本がそう振り返るように、接戦続きだったこれまでの2試合とは違い、立ち上がりから野本を中心とした3バックがボール回しで新田がゲームをコントールできていた。

 積極的に持ち味であるサイド攻撃を引き出しながらも、「ショートパスを繋ぎながらも、相手の隙を狙ってロングボールを狙っていこうと考えていた」とDFの背後に配球し、アタッカー陣の飛び出しを促した。前半16分には野本がDF裏に入れたボールにFW福井健太(3年)がフリーで反応。タッチが大きくGKに阻まれたものの会場を沸かせた。活躍はチャンスメークだけに留まらず、本業の守備でも的確な読みを活かしたカバーリングで松山北高に決定機を与えず、無失点で試合を折り返す原動力となった。

 後半からは、前からのプレスを強めた松山北の守備をかわし、DF山田俊介(2年)が高い位置でボール回しに関与する機会が増えた。野本は後方でカウンターをケアしながらも、チャンスでは攻撃に関与。後半8分には左CKをゴール前に入れると、相手DFが競ったボールのこぼれを山田が頭で押し込んだ。

 後半33分には福井が相手エリアの左外で倒されてFKを獲得すると、野本がキッカーに名乗りを挙げた。落ち着いてゴール右隅を直接狙ったキックは、ポストに当たりながらもゴールネットに吸い込まれ、2点差に。2回戦の新居浜工高戦ではFKを決められなかったため、野本は「今日こそはと思っていたので、得意なコースを狙った。一瞬外れたかなと思ったけど、決まって良かった」と胸を撫で下ろした。

 攻撃の起点となるロングフィードだけでなく、セットプレーでも活かされる正確な右足を見ていると、最終ラインの司令塔という表現がよく似合う。それもそのはずで、中学まではボランチとしてプレーしており、CBを務めるのは昨年から。「ボランチがしたくて新田に入ったので、なんでボランチじゃないのかなという気持ちはあった。けど、徐々に切り替えてCBで頑張ろうと思えるようになった」。ボランチと比べて相手の守備が届きにくいため、キックを存分に活かすには好都合。沖縄でのインターハイ以降、チーム全体でビルドアップに注力しているのも活躍を後押ししている。

 決勝で対戦するのは、インターハイ予選決勝の再戦となる今治東中等教育学校。自力の差があったこれまでの試合とは違い、簡単には勝たせてくれない相手だ。野本自身も難しい試合になるのは理解しており、「総体で優勝しているので、相手は僕らを潰しに来る。勢いは僕らよりもあると思うので、絶対に優勝してやるという強い気持ちを持って、選手権でも僕らのサッカーを貫き通して優勝したい」と意気込みを口にした。

(取材・文 森田将義)
●【特設】高校選手権2019

「負けて泣くのは今年で最後にしたい」。初の全国出場を狙う今治東が4発快勝で決勝へ:愛媛先制ゴールを喜ぶ今治東中等教育学校FW高瀬太聖

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先制ゴールを喜ぶ今治東中等教育学校FW高瀬太聖
[10.27 選手権愛媛県予選準決勝 済美高 2-4 今治東中等教育学校 西条陸上]

 第98回全国高校サッカー選手権愛媛県予選準決勝が27日に行われ、第2試合で済美高今治東中等教育学校が対戦。前後半に2点ずつ奪った今治東が4-2で勝利し、11月2日に行われる新田高との決勝へ駒を進めた。

 前日に行われた準々決勝・松山工高戦に続き4ゴール。初の全国大会出場を狙う今治東の勢いが止まらない。「連戦なので前半からガンガン行こうと話していた」というDF大谷一真(3年)の言葉通り、キックオフと共に攻撃のギアを入れると、7分には左でボールを持ったMF尾上哲史(3年)のサイドチェンジからフリーのMF越智風太(2年)がシュート。以降もワンツーや3人目の動きから、「FWはシュートを打ってナンボ。ドンドン打つようにしている」と話すFW高瀬太聖(2年)と山中建斗(3年)を活用し、見せ場を作った。

 すると、13分には右サイドの低い位置から山中がゴール前にクロス。「自分でもよく覚えていないけど、感覚で打った。ストライカーの本能という感じです」と振り返る高瀬がアクロバティックな右足ボレーをゴール右隅に叩き込んだ。1点を獲ってからもお今治東の攻勢は続き、36分には左CKのこぼれを拾ったDF長井季也(3年)がゴール前にクロスを入れ直す。山中のヘディングシュートはGKに阻まれたが、ゴール前にこぼれたボールをMF本那脩(2年)が押し込んだ。

 2-0で迎えた後半も勢いは衰えないどころか、更に増す。「県内で一番走っている自信はあるので、自分たちは後半に強い。前半に点が獲れたらラッキーで勝負は後半だと思っていた」。そう振り返るのは大谷だ。左に流れる山中をポイントにチャンスを伺うと、後半15分には左を駆け上がった長井が3点目をマーク。19分には左サイドでパスを受けた山中がカットインからの一撃を決めて、試合の行方を決定づけた。

 防戦が続いた済美も残り時間20分を切ってから反撃を開始。21分には3列目からの力強いドリブルで孤軍奮闘を続けたMF玉上集翔(2年)がPA内で倒されてPKを獲得すると、MF河渕颯(3年)が落ち着いて右隅に決めた。36分にも河渕が加点し、反撃のボルテージを高めたが、残り時間を上手く使った今治東が4-2で勝利した。

 毎年、優勝候補の一角として挙げられる今治東だが、これまで全国大会への出場は一度もない。今年もプリンスリーグ四国の開幕から無敗を維持し、インターハイ予選を迎えたが、決勝で新田に0-1で敗戦。今年こそとの想いが強かっただけに投げやりな気持ちになる選手も多かったが、以降は選手権予選で頂点に立つことを目標にチーム一丸となって頑張ってきた。中でも今予選に並々ならぬ想いを抱くのは主将の大谷で、「無失点優勝を目指していた。インターハイ予選の決勝も1失点だけで負けたので、誰よりも1失点の重みが感じていた」と失点による自責の念から試合後は悔し涙。新田との再戦となる決勝では無失点での勝利を誓った。

 2失点は課題だが、それ以上にこの一年、自分たちが積み上げてきた成果に対する自信はある。谷謙吾監督が「夏のリベンジというより、チャレンジャー。とにかく自分たちがベストを尽くそうとこの大会では言ってきた。やってくれると思いますよ」と口にするのは選手への信頼の表れだろう。高瀬が「監督を全国のピッチに立たせるように頑張りたい。負けて泣くのは今年で最後にしたいので、今年は絶対に勝ちます」と意気込む通り、決勝で歓喜に沸く瞬間を全員が待ちわびている。

(取材・文 森田将義)
●【特設】高校選手権2019

[MOM3011]今治東FW山中建斗(3年)_ゴールへの積極性が増した10番が全得点に絡む活躍今治東中等教育学校FW山中建斗は全4得点に絡む活躍

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今治東中等教育学校FW山中建斗は全4得点に絡む活躍
[10.27 選手権愛媛県予選準決勝 済美高 2-4 今治東中等教育学校 西条陸上]

 10番を背負う実力は伊達ではない。ボールを持てば推進力溢れるドリブルでグイグイと相手エリアを突き進み、バイタルエリアでは味方の決定機を何度も演出。チャンスと見れば、自らも積極的にゴールを狙い、選手権予選13得点(3試合)の今治東中等教育学校の攻撃の核として君臨しているのがFW山中建斗(3年)だ。

 山中はこの日も立ち上がりから、他との違いを感じさせるプレーを披露する。前半13分に右サイドから低いクロスをゴール前に入れ、FW高瀬太聖(2年)の先制点をアシスト。36分にも自らが放ったヘディング弾のこぼれをMF本那脩(2年)が押し込み2点差としたが、「ボールに絡めなかったし、ポストプレーも相手に獲られる機会が多かったので、前半は自分としてはまったく納得いかない」と振り返る。

 反省を活かし、高瀬とフラットに並ぶ機会が多かった前半から後半は縦関係の2トップへと移行。トップ下に近いポジションをとった山中は、「ボールを貰ってから前を向ける機会が前半より多かったので、攻撃に絡めるようになった」。谷謙吾監督が「ボールを失わずに落ち着いていた。あそこでタメが作れてなかったら、今日はしんどかったと思う」と振り返る働きによって相手エリアで時間を作ると、後半15分には左サイドでのパス交換から、高い位置をとったDF長井季也(3年)のゴールを呼び込んだ。

 続く19分にも左サイドでパスを受けた山中は「最初は縦に行こうか迷っていた。けど、縦に行けばもう一人のDFがカバーに行くと思ったので、縦に行くと見せかけて中に切り込んでからシュートを狙った」と相手と冷静に駆け引きをして、カットインから華麗なシュートを叩き込んだ。

「練習でも中に切れ込んでからのシュートを意識しているので、イメージ通り」と話す一撃で勝利を決定づけた山中は22分にお役御免となり、FW伊藤吏輝(2年)と代わってベンチへ。全得点に絡む活躍となったが、浮かれた様子はなく「ゴールに絡めたのは良かったけど、まだまだ決められる所もあるし、チームを助けられるプレーももっとできる。決勝はもっとチームを助けたい」と次戦に目を向けた。

 今予選では、初戦となった2回戦の松山商高戦を皮切りに毎試合ゴールネットを揺らし続けている。活躍の理由は意識の変化だ。以前はほとんどシュートを打たないまま試合を終えることも珍しくなかったが、転機となったのはインターハイ予選の決勝。チャンスを作りながらも1点が奪えず新田高に0-1で敗れ、「負けた理由は何だろうと考えながら試合を観返したら、自分がまったくシュートを打っていなかった。皆にももっとシュートを打てと言われていたので、そこからドンドンシュートを打つようになった」。主将のDF大谷一真(3年)とも話し合い、今では1試合のシュート本数を5本に設定した結果、貪欲にゴールを狙う意識が高まり、得点数が増えているという。

 決勝では、自身の変化のきっかけとなった新田とのリベンジマッチが待っている。「あんな悔しい負け方はもうしたくない。必ずぶっ倒して、自分たちが絶対に全国へ行きます」と意気込む通り、自らのゴールでチームを初の全国に導くつもりだ。

(取材・文 森田将義)
●【特設】高校選手権2019

2戦連発弾のウエスカ岡崎「前回は痛い目に遭ったので嬉しい」2試合連続ゴールを決めたFW岡崎慎司

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2試合連続ゴールを決めたFW岡崎慎司
[10.27 スペイン2部第13節 ウエスカ2-0エルチェ]

 スペイン2部のウエスカに所属するFW岡崎慎司は27日、第13節のエルチェ戦で2戦連発弾となる先制ゴールを挙げ、2-0の勝利に貢献した。スペイン『エラルド』が試合後のコメントを伝えている。

 8試合連続のスタメン出場となった岡崎は前半45分、絶妙な裏抜けでMFフアン・カルロスのスルーパスを引き出し、右足で決めて先制点をマーク。19日の前節ルーゴ戦に続く2戦連続ゴールで今季3得点目とした。

 前節は0-2から追撃弾を奪いながらチームは2-3で敗れたが、今節は勝利につながる得点を記録。ウエスカは2-0で完封勝利を飾り、自動昇格圏内の2位アルメリアと1ポイント差の4位に浮上した。岡崎は試合後、勝ち点3は自身のパフォーマンスと同じくらい重要だったと語っている。

「前回の試合でチームが痛い目に遭っていたので、とても嬉しいです。チームとして非常にいいトレーニングを行ってきました。タイトな順位表ですし、僕たちは勝たなければなりませんでした。だからとても嬉しいです」

 続けて今後に戦いに向け、「もっと得点する必要があります。でも僕にとって重要なことは勝ち点3と、チームのために何をもたらすことができるかです。それらに喜びを感じます」と話した。

 次節は11月3日に開催され、ウエスカは敵地で17位テネリフェと対戦する。

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両クラブ古巣の三好、ルヴァン杯決勝を戦った川崎F&札幌を称賛…PK失敗の元同僚には「厳しく言っておきます」MF三好康児が古巣を称賛

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MF三好康児が古巣を称賛
 アントワープのMF三好康児が27日に自身のツイッター(@KMiyoshi26)を更新し、26日に行われたルヴァンカップ決勝の北海道コンサドーレ札幌川崎フロンターレについて綴っている。

 ともに大会初制覇を目指すチーム同士の顔合わせとなったファイナル。三好にとっても特別な一戦だった。川崎Fの下部組織から2015年にトップ昇格し、昨季には札幌への期限付き移籍も経験。今季は横浜FMに期限付き移籍していたが、8月に契約を解除し、ベルギー1部クラブへの武者修行を決断した。

 古巣チーム同士の対決は激しいゴールの奪い合いとなり、3-3で突入したPK戦の末、川崎FがPK5-4で勝利。5度目の決勝で悲願の初優勝を成し遂げた。

 三好はツイッターで「1日経ってしまいましたが、川崎フロンターレに関わる全ての皆さん! ルヴァン杯優勝おめでとうございます」と祝福し、「朝から速報見ながらドキドキでした! でもなんか川崎らしい記憶に残る勝ち方だったな笑 俺も負けずに頑張るぞ!!」と心境を記している。

 また、敗れた札幌にも「本当にお疲れ様でした!」とねぎらいの言葉をかけ、「共に戦った皆んなが決勝の舞台たってる姿を見て勇気をもらいました! コンサは必ずタイトルを獲れる力のあるチームだし、これからもずっと応援しています」とエール。最後にPKを失敗した同学年のDF進藤亮佑については「厳しく言っておきます。笑」と冗談まじりに綴り、「負けてられない!!」と締めくくった。

●ルヴァン杯2019特設ページ
●海外組ガイド
●ベルギー・リーグ2019-20特集

西川潤がU-17W杯初ゴールに2アシスト! 森山監督「選手の自信にもつながる」FW西川潤(桐光学園高/C大阪内定)が全3ゴールに絡む活躍

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FW西川潤(桐光学園高/C大阪内定)が全3ゴールに絡む活躍
[10.27 U-17W杯GL第1節 日本3-0オランダ]

 U-17日本代表は28日(現地時間27日)、ブラジル開催のU-17ワールドカップ初戦でU-17オランダ代表と対戦し、3-0で完勝した。ボール保持率は4割だったが、日本は守備からリズムをつくり、試合をコントロール。森山佳郎監督は「一番強いと思われる相手にこれだけやれたのは、選手の自信にもつながってくると思う」と、ハードワークを完遂した選手を称えた。

 グループDに属するアジア王者の日本は、欧州王者を3ゴールで粉砕した。FW西川潤(桐光学園高/C大阪内定)の絶妙なスルーパスからFW若月大和(桐生一高/湘南内定)が2ゴール。後半34分には西川がPKを沈め、世界大会初ゴールを挙げた。森山監督は「カウンターと崩し、両方やろうという話をしていたので、ある程度できた」と手応えをにじませた。

 唯一、前回大会にも招集されたGK鈴木彩艶(浦和ユース)もU-17W杯デビュー。質の高いフィードやスローイングで攻撃の起点となり、好セーブを披露。完封勝利に貢献した。

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西川&若月2トップで3ゴール!! U-17日本代表、W杯初戦で“欧州王者”粉砕U-17日本代表が欧州王者を蹴ちらす3発

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U-17日本代表が欧州王者を蹴ちらす3発
[10.27 U-17W杯GL第1節 日本3-0オランダ]

 U-17ワールドカップがブラジルで開幕し、U-17日本代表は28日(現地時間27日)、グループリーグ初戦でU-17オランダ代表と対戦し、3-0で完勝した。FW西川潤(桐光学園高/C大阪内定)のアシストからFW若月大和(桐生一高/湘南内定)が2ゴール。後半34分には西川がPKを沈め、2トップで3ゴール。優勝候補の一角を粉砕し、堂々の白星スタートを切った。

 アジア王者の日本は4-4-2のフォーメーションでGKは鈴木彩艶(浦和ユース)。4バックは右からDF畑大雅(市立船橋高)、DF鈴木海音(磐田U-18)、DF半田陸(山形ユース)、DF中野伸哉(鳥栖U-18)。ダブルボランチはMF藤田譲瑠チマ(東京Vユース)とMF田中聡(湘南U-18)。右にMF成岡輝瑠(清水ユース)、左にMF三戸舜介(JFAアカデミー福島U18)。2トップは若月と西川がコンビを組んだ。

 序盤こそバタついた日本だったが、守備からリズムを作り、ペースをつかんだ。成岡が鋭い仕掛けで相手を剥がし、チャンスを創出する。21分には成岡がDFラインの裏に浮き球パスを入れ、若月がスピードを生かした突破で抜け出すと、PA右ゴールライン際からマイナス方向にクロス。西川がフリーで合わせたが、惜しくもゴール右に外れた。

 日本は前半23分、中野のアーリークロスを受けた西川が守備網の間をドリブルで運ぶと、前に飛び出したGKカルバン・ラツィーに止められたが、PKは与えられなかった。前半31分には鈴木彩艶のスローイングから三戸、若月とつなぎ、成岡が右45度から狙ったが、シュートはクロスバーを越えた。

 立て続けにチャンスを創出し、日本はこの時間帯に均衡を破る。前半36分、藤田の縦パスを受けた西川が前を向き、持ち出して斜めにスルーパス。エリア内に抜け出した若月がワンタッチで相手DFの前に出ると、PA内右角度のない位置から右足を振り抜き、ゴール左隅に突き刺した。2トップ完結のゴールで日本が先制に成功した。

 後半はオランダが交代枠を使って反撃に出たが、日本が冷静に跳ね返し、カウンターアタックからゴールに迫る。迎えた後半24分、西川が絶妙なスルーパスを通すと、抜け出した若月が前を向き、右足でゴール左隅に流し込んだ。またも2トップのホットラインで追加点を陥れ、2-0に突き放した。

 後半31分にはVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入を経て、若月のパスが当たったDFジェナイロ・ダニエルズがハンドをとられ、日本がPKのチャンスを獲得。キッカーの西川は左足で冷静にGKの逆を突き、3-0と勝利を決定付けた。

 終盤は交代カードを切り、後半35分にMF田村蒼生(柏U-18)とFW唐山翔自(G大阪ユース)、後半40分にMF中野桂太(京都U-18)を投入し、タイムアップを迎えた。日本は3-0で欧州王者を蹴散らし、最高のスタートを切った。

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相手を見て戦う「ドリブル軍団」聖和学園、攻め方変えた後半の3発で東北学院を撃破!:宮城後半11分、MF梅田隆之介(10番)が先制ゴール

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後半11分、MF梅田隆之介(10番)が先制ゴール
[10.27 選手権宮城県予選準決勝 聖和学園高 3-0 東北学院高 ユアスタ]

「東北のドリブル軍団」が選手権王手――。第98回全国高校サッカー選手権宮城県予選準決勝が27日に行われ、インターハイ予選優勝の聖和学園高と県新人戦優勝の東北学院高が対戦。聖和学園が3-0で快勝し、仙台育英高との決勝(11月3日)へ進出した。

 ベースにある「ドリブルスタイル」は変わらない。だが、全国制覇を目指す聖和学園は新たな特性を身に付けている印象だ。今年は相手の守り方を見て攻撃パターンを柔軟に変化。この日も攻め方を変えた後半に3ゴールをもぎ取り、堅守・東北学院を攻略した。

 聖和学園は立ち上がりからMF山下慶次(3年)を中心にボールを支配。DFライン、中盤の選手が空いたスペースへドリブルしてボールを運び、高い位置から左SB金子力丸主将(3年)や左MF梅田隆之介(3年)と右MF局田真伸(3年)の両翼が縦突破にチャレンジする。

 だが、コンパクトな陣形で守る東北学院は1人がかわされても2人目、3人目のところでストップ。梅田にPAまで切れ込まれるシーンや山下にキックフェイントからシュートへ持ち込まれるシーンもあったが、大きな穴を作らずに守り続ける。

 そして守備力を期待されて先発起用されたMF阿部優也(3年)やMF三瓶遼汰(3年)がボールを奪うと、素早くカウンター攻撃。25分には前線でFW熊谷悠里(3年)がボールを奪い返し、エンドライン際まで攻め上がった左SB佐藤大河主将(3年)がクロスを上げきる。また佐藤の左足プレースキックなどから先制点を狙った。

 聖和学園はCB宮城治壮(3年)が落ち着いてその攻撃を阻止するなど慌てない。だが、中央に人数を掛けた東北学院の守りも強固。序盤は1タッチパスに重きを置いていたエースMF古賀楓真(3年)が徐々にボールタッチを増やし、38分にはジャンピングボレーを打ち込む。だが、枠を捉えず、前半を無得点で折り返した。

 ただし、聖和学園は前半のうちに攻略法を見出していたようだ。金子は「前半、サイドで行った時に縦のレーンを5つ分けた時に1と5で勝負していたんですよ。もっと2と4で勝負しないと結局CBに勝負に行っていないから、見た目で抜いていただけだった」と説明する。後半は大外からの突破ではなく、PA脇の「ポケット」への攻撃に変化。梅田と入れ替える形でレフティーの局田を左サイドへ移動させると、後半は「ポケット」へ走り込んだ局田のクロスから決定機を増やした。

 9分、局田の左クロスからFW柴田弦哉(3年)が1タッチで合わせたシュートは東北学院GK菅野輝人(2年)がストップ。だが、直後の11分、局田が左足で右CKを入れると、ニアの梅田が頭でファーサイドのゴールネットに流し込んだ。「(前半のCKは)ファー取られてカウンター食らったりしていたので、ニアで攻めろと話していました」と加見成司監督。ここも攻め方で変化させた効果を発揮し、先制点を奪った。

 リードされた東北学院は選手交代に伴い、佐藤を前線へ。その佐藤が1度、2度とクロスまで持ち込んでスタンドを沸かせる。だが、聖和学園は23分に追加点を奪う。左中間から縦に抜けようとした局田がDFと接触して転倒。ここで一瞬足を止めてしまった東北学院に対し、聖和学園はボールを拾った山下がすぐさまクロスを上げる。これを受けた梅田が冷静に左足で仕留めて2-0とした。

 東北学院は2失点目直前に投入された攻撃的ボランチ・MF小田尚輝(2年)らがボールに絡む形で反撃。27分には左クロスからファーサイドを突いたMF小林優太朗(3年)が決定的な右足シュートを放つ。

 東北学院は反撃の勢いを増したが、聖和学園は交代出場のMF田村聖斗(2年)がゲームコントールし、侵入する力も発揮。加見監督も「ウチは選手層も揃っているので、信頼して出して上手く流れが変わって良かった」と評していたが、聖和学園は交代出場の選手たちが前に出てきた東北学院の背後を取る形で決定機を作り出す。

 そして、アディショナルタイムには梅田がDFラインの背後へループパス。オフサイドポジションにいた選手を追い越す形で抜け出した交代出場FW伊勢本貴翔(3年)が左足で決めて勝利を決定づけた。

 金子は今年のチームについて、「相手の色々な守備パターンを見て、攻撃の仕方を変え続けて戦うというのが一番の武器だと思う。同じやり方で崩すよりは相手がこうしてきたらこうしよう、こうきたらこうしようと色々準備してきている」と説明する。準々決勝、準決勝と中央の守りを固める相手の攻略にやや時間がかかったが、簡単には行かないのは承知の上。焦れず、慌てずに80分間、もしくは延長戦を含めた100分間でしっかりと仕留めることを目指してそれを実行してきている。

 上手さと強さを示して決勝進出。加見監督は決勝へ向けて「なかなかそう簡単には行かないと思いますし、去年ああいう悔しい負け方(PK戦の末に準優勝)を見ている子たちだから。思い切ってプレーしてもらえたら良いかなと思います」と期待し、古賀は「去年出ていた選手もいるし、新チームになってすぐから『全国獲る』ということを目標にやってきて、負けた試合は片手で数えるほど。成長はできてきていると思います。ここ(宮城)で優勝するためじゃなくて全国獲るためにやってきたので、勝たないといけないと思います」と力を込めた。聖和学園が宮城を制して今年は全国でも勝ち上がる。

(取材・文 吉田太郎)
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酒井宏フル出場も…マルセイユはパリSGに大苦戦、イカルディ&ムバッペの4発に沈む守備に奔走するDF酒井宏樹

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守備に奔走するDF酒井宏樹
[10.27 リーグアン第11節 パリSG 4-0 マルセイユ]

 フランス・リーグアンは27日に第11節を行った。日本代表DF酒井宏樹が所属するマルセイユは敵地でパリSGと対戦し、0-4で敗戦。酒井は左サイドバックでフル出場した。

 伝統のダービー“ル・クラスィク”に挑んだマルセイユだが、超攻撃的なパリSGの猛威を食らう。パリSGは前半10分、酒井のマークをかわしたMFアンヘル・ディ・マリアがクロスを上げ、ファーサイドのFWマウロ・イカルディが合わせて先制点を挙げる。さらにイカルディは同26分にMFマルコ・ベッラッティのお膳立てから追加点を決めた。

 さらにパリSGの攻撃は続く。前半32分、ディ・マリアのパスに反応したFWキリアン・ムバッペが3点目を決めると、さらにムバッペは同44分にも得点。ダメ押しの4点目で4-0と大きく点差を広げた。

 酒井は守備に奔走も後半17分にイエローカード。マルセイユは終始フランス王者に振り回され、0-4で大敗を喫した。

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欧州王者蹴散らした! U-17W杯初戦、西川アシストで若月が2発「チーム一丸で歴史変える」FW若月大和(桐生第一高/湘南内定)が2ゴール

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FW若月大和(桐生第一高/湘南内定)が2ゴール
[10.27 U-17W杯GL第1節 日本3-0オランダ]

 優勝候補の一角にも挙げられた欧州王者を蹴散らした。アジア王者のU-17日本代表はFW若月大和(桐生第一高/湘南内定)が持ち前のスピードで相手DFを蹴散らし、U-17ワールドカップ初戦で2ゴール。FW西川潤(桐光学園高/C大阪内定)のラストパスを若月が沈め、2トップでゴールを陥れた。

 初戦のU-17オランダ戦後、フラッシュインタビューに応じた若月は「ミーティングで、笑顔を忘れないで日本らしいサッカーをしようと。チーム一丸となってこういう結果が出たことは本当にうれしい」と、チーム一丸でつかんだ勝利を喜んだ。

 まずは前半36分、MF藤田譲瑠チマ(東京Vユース)の縦パスを受けた西川が持ち出し、斜めにスルーパス。エリア内に抜け出した若月がワンタッチで相手DFの前に出ると、PA内右角度のない位置から右足を振り抜き、ゴール左隅に突き刺した。後半24分にも2トップ完結で追加点を奪う。西川が鋭い縦パスを打ち込むと、前を向いた若月が再び右足シュートをゴール左隅に流し込んだ。

 後半31分にはVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入を経て、若月のパスが当たったDFジェナイロ・ダニエルズがハンドをとられ、日本がPKのチャンスを獲得。これを西川が沈め、3-0で完勝をおさめた。「ゴール前で絶対に決めてやるという気持ちでした」と振り返った若月。「2ゴールも3-0も予想していなかった」という最高のスタートを切った。

 日本は中2日でU-17アメリカ代表と対戦する。日本の大会最高成績は93年、11年のベスト8。若月は「アメリカ戦も日本らしいサッカーをしたい。歴史を変えるためにもチーム一丸となって頑張っていきたい」と意気込んだ。

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[MOM3012]聖和学園FW梅田隆之介(3年)_2得点1アシスト!リベンジの舞台へ後半23分、聖和学園高FW梅田隆之介がこの日2得点目のゴール

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後半23分、聖和学園高FW梅田隆之介がこの日2得点目のゴール
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.27 選手権宮城県予選準決勝 聖和学園高 3-0 東北学院高 ユアスタ]

 10番は前日の準々決勝でも延長戦でゴールを決めていたが、加見成司監督は「昨日全然ダメだったんですよ」。その言葉も期待感の表れか。この日、聖和学園高FW梅田隆之介(3年)は2得点1アシスト。文句なしの活躍でチームを決勝へ導いた。

 前半から積極的にドリブル突破にチャレンジ。緩急を使い分けた動きで相手のマークを外し、縦、ゴール方向へと切れ込もうとしていた。だが、1人目をかわしてもCBがカバーしてくる東北学院高の守りをなかなか攻略することができない。それでも左から右サイドへ移った後半にゴールを連発した。

 まずは11分、MF局田真伸(3年)の右CKをニアで合わせて先制ゴール。「いつも授業前の朝練の時にニアに走って決めるというやつを練習していた。頭でちょんと触った」という練習通りの形でスコアを動かした。

 さらに23分には、MF山下慶次(3年)の左クロスを右中間で受けると、GKの位置をよく見て、ボールをコントロールしてから左足シュート。これで2点目を挙げ、その後ループパスでアシストも記録した。今大会は3試合で計5得点。「周りが上手いので自分はただ走っているだけなので、それだけですね。本当に周りが上手いので」と謙遜していたが、単独でも、仲間の演出からでもゴールを決めるという強い意欲と技術力が結果に結びついている。

 東京のFRIENDLYジュニアユース出身。中学時代に聖和学園FW波田野海のプレーを見て、「自分も聖和に行きたい」と「東北のドリブル軍団」で挑戦することを決めたという。そこから足元の技術を磨きをかけてきた。今年は、「来て良かった」と感じているという聖和学園で全国制覇を狙う。

 昨年度の選手権予選では仙台育英高との決勝で先発出場。だが、PK戦で止められて敗戦を経験している。それだけに、同じく仙台育英と対戦する決勝へ向けて「去年、自分PKを蹴って外して負けちゃったんで、去年の悔しさを糧にして絶対に決勝で点を決めてチームを勝たせたいです」と宣言。自分が決めて、リベンジを果たす。

(取材・文 吉田太郎)
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「ガブガブ噛みついてくれた」大抜擢に応えたU-17“闘犬”田中聡、完勝支えたボール奪取湘南仕込みのボール奪取で完勝を支えたMF田中聡(湘南U-18)

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湘南仕込みのボール奪取で完勝を支えたMF田中聡(湘南U-18)
[10.27 U-17W杯GL第1節 日本3-0オランダ]

「闘犬・聡です」

 森山佳郎監督は破顔一笑、そう言って大抜擢に応えての大活躍を見せたMF田中聡(湘南U-18)を報道陣に紹介した。欧州王者オランダは「本当に強烈な破壊力がある」(森山監督)チームだっただけに、ペナルティーエリア付近にかかる手前で潰す必要がある。そのための田中抜擢だった。

 密かに白羽の矢を立てられた田中だったが、今年に入って初招集を受けたという流れもあり、「自分はベンチだと思っていた」と振り返る。それだけに、試合の3日前に先発を告げられた際は「ビックリした」と言うが、同時に「選ばれなかった選手たちの分まで自分がやらないといけないと思った」と気持ちを引き締め直した。

「自分がこのチームで一番ヘタクソだと思っている」と言う田中が誇る武器は「球際の守備と運動量」。ボールを持った相手を追い回しつつ、機を見て激しく“噛みつく”プレーが彼の真骨頂だ。オランダを相手にしても怯むことなく「湘南で教わってきたこと」である素早く連続的なアプローチから、「ガブガブ噛みついてくれた」(森山監督)。DF半田陸(山形ユース)が「後半、(田中)聡が何度も奪ってくれて助かった」と率直に語ったように、勝負どころでのボール奪取で輝いた。

 大きなポイントとなった2点目のカウンターアタックも、その起点は田中のボール奪取。テクニシャン揃いの代表チームにあって異色のスタイルだが、技巧派のMF藤田譲瑠チマ(東京Vユース)とのコンビも噛み合い、オランダの攻撃を遮断し続けた。

 森山監督は「選手たちはボロボロになるまで走り切ってくれた」と評したが、田中は間違いなくその一人。今年に入って初招集を受け、大事な初戦で抜擢された「闘犬・聡」が、強く、激しく、逞しく、日本の完勝を縁の下から支えきった。

(取材・文 川端暁彦)
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