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最も走ったチーム&選手は…J1第12節の走行距離発表川崎フロンターレと名古屋グランパスの白熱の一戦はドロー決着

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川崎フロンターレと名古屋グランパスの白熱の一戦はドロー決着
 5月17、18日に行われたJ1第12節における選手の走行距離などのトラッキングシステムによるデータが発表になった。

 第12節で最も走行距離が長かったチームはセレッソ大阪で120.438km、2位は横浜F・マリノスで120.420km、3位はガンバ大阪で120.299km。逆に最も短かったのは、北海道コンサドーレ札幌で109.463kmだった。

 選手別の走行距離では、1位がC大阪のMF奥埜博亮で13.302km。2位は浦和レッズのMF柴戸海で12.618km、3位はサンフレッチェ広島のMF松本泰志で12.353kmだった。

 また、スプリント回数(時速24km/h以上)を見ると、最も多かったチームは横浜FMで245回、2位は浦和レッズで238回、3位はヴィッセル神戸で214回。選手別では、浦和のFWマルティノスの42回が最も多く、2位は鹿島アントラーズのMFレアンドロの37回、3位は湘南ベルマーレのDF山根視来、横浜FMのMF遠藤渓太、G大阪のMF小野瀬康介の34回だった。

■以下、第12節の各チームの総走行距離
5月17日(金)
川崎F(110.856km) 1-1 名古屋(112.815km)
広島(112.345km) 0-1 鳥栖(113.034km)
浦和(116.376km) 2-3 湘南(118.802km)
5月18日(土)
FC東京(109.924km) 2-0 札幌(109.463km)
横浜FM(120.420km) 4-1 神戸(110.807km)
磐田(110.964km) 2-0 仙台(110.095km)
鹿島(111.830km) 5-0 松本(110.735km)
大分(115.330km) 1-1 清水(116.394km)
G大阪(120.299km) 1-0 C大阪(120.438km)

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目標は全国ベスト4。個の強化、攻撃型の3-4-3システムに挑戦中の実践学園が東京朝鮮撃破!実践学園高DF竹原快(3番)が相手の突破を阻止

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実践学園高DF竹原快(3番)が相手の突破を阻止
[5.19 インターハイ東京都1次予選2回戦 東京朝鮮高 0-2 実践学園高 実践学園高G]

 これまで以上に個の強化にクローズアップしている実践学園が、東京2次トーナメントへ――。令和元年度全国高校総体(インターハイ)「感動は無限大 南部九州総体2019」サッカー競技(沖縄)への出場2枠を懸けた東京都予選は18日と19日に1次トーナメント2回戦を行い、2次トーナメントに進出する19校が出揃った。2年ぶりの全国出場を狙う実践学園高東京朝鮮高との強豪対決は実践学園が2-0で勝利。実践学園は6月8日の2次トーナメント2回戦で大成高と戦う。

 実践学園は今年の強みであるFW鈴木駿一(3年)、FW佐藤恵允(3年)、FW永瀬啓太(3年)の強力3トップ、WM型の3-4-3システムを採用。サポートする選手の運動量も必要だが、各選手は何よりも目の前の選手を止める、抜くなど局面で勝つことを求められている。深町公一監督は「実践に来た子たちを(人間性を含めて)どう伸ばすか。どんな選手でも伸ばす。(今春から)個を作るために(攻める、守るという)役割を明確にした」と説明。元日本代表MFの遠藤雅大コーチの指導を受けながら、徹底して個の強化を図っている。

 この日は、都1部リーグで快勝(3-0)している東京朝鮮相手に課題の緩く入ってしまう部分が出てしまっていた。加えて、チームの重心が前寄りになっているため、例年の安定感高い実践学園に比べると隙があり、波もある戦い。それでも、5分に鈴木が圧巻の高さからヘディングシュートを放ち、8分にはMF中村昇太(3年)の右CKをDF竹原快(3年)が頭で合わせる。

「セットプレーのヘディングは自分の一つの武器。相手が(東京)朝鮮で結構強かったんですけれども、自分の武器で勝てていたので良かった」という竹原の一撃。クロスバーの下方を叩いて真下に落ちたボールが、ゴールラインを越えて先制点となった。

 実践学園はその後も個の強さでボールを前進させる佐藤と、鋭い縦突破を見せる永瀬の両翼を中心とした攻撃。だが、失ったボールの奪い返しができず、東京朝鮮のMFク・ソンハッ(2年)やMFペ・ビョンチョル(2年)にサイドを変えられてしまう。守りの薄いサイドから攻められた実践学園は東京朝鮮のMFキム・スソン(3年)やFWパク・ソンヒョ(3年)にシュート、ラストパスまで持ち込まれていた。

 個の強化を強調する実践学園だが、サポートする選手のハードワークがなければチームのリズムが崩れてしまう。この日はキーマンのMF古川真人(3年)含めて、「中盤の運動量が足りなかった」(深町監督)ということで悪い流れに。GKチン・ユヨン(3年)やCBアン・ジェノ(3年)中心に守る東京朝鮮からなかなか2点目を奪うことができず、逆にパク・ソンヒョクに枠へシュートを打たれるなど危ないシーンがあった。

 追いつかれていれば、東京朝鮮に飲み込まれていたかもしれない。だが、GK宗像岳(3年)を中心に相手の反撃を凌いだ実践学園は22分、永瀬を起点に左ハイサイドへ抜け出したMF佐伯紘汰(3年)が中央へラストパス。これに走り込んだ佐藤が右足シュートをゴールに突き刺して2-0とした。

 東京朝鮮もキム・スソンの突破などからチャンスを作ったが、終盤は4バックに変更してバランスを高めた実践学園が2-0で強豪対決を制した。実践学園がチームの“色”を変更させたのには理由がある。2年前は関東大会、インターハイ、選手権の全てで東京都予選を突破し、都1部リーグも制覇。そのチームでも全国では初戦敗退を喫した。全国トップの戦いに加わるため、もう一段階上に行くため、また選手の将来も考えて「再チャレンジしている」(深町監督)。役割を明確化したことで、個で負けない強さに加えて、責任感が生まれることも期待されている。まだまだ不安要素はあるが、それでも3トップの個の強さを押し出した攻撃サッカー破壊力十分だ。

 佐藤は「自分たちのチームでは個の部分を大事にしていて、そこでどれだけできるか。でも、(きょうのように)個だけになった時が自分たちの悪い時。ワンツーとかで抜いたりする時はいい試合になっている。応用力を持って戦いたい」と語った。今年は新人戦で敗れて関東大会予選出場を逃したこともチームのエネルギーに。この日、先制ヘッドに加え、相手のCFをマンマークして封じる役割も果たした竹原は「OBの先輩たちを越えていくために全国ベスト4という目標を掲げたので、まずは東京でナンバー1になれるように頑張っていきたい。(今後も相手の)CFを封じ込むためにインターセプトや1対1の対人の部分は負けないようにしたい」と誓った。東京を勝ち抜くだけでなく、その先へ。目標を持って個を磨き、チーム力を高める。

(取材・文 吉田太郎)
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ありがとうコンパニ…マンC仲間が惜別メッセージ「これからも僕らの一部だ」マンチェスター・シティを退団するDFビンセント・コンパニ

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マンチェスター・シティを退団するDFビンセント・コンパニ
 今季限りでマンチェスター・シティを退団するDFビンセント・コンパニに対し、チームメイトがSNSで惜別のメッセージを届けた。英『フォー・フォー・トゥー』が伝えている。

 08年8月にハンブルガーSVからマンチェスター・Cに加入したコンパニは、公式戦360試合で20ゴールを記録。プレミアリーグ4回、FAカップ(国内杯)2回、リーグカップ4回、コミュニティーシールド2回のタイトルを獲得した。

 ここ数シーズンは怪我に悩まされたが、精神的な支柱としてチームを支えてきたキャプテンに対し、MFダビド・シルバは「彼は僕がこのクラブにやってきた初日からいた。彼はずっとここにいたし、これからも僕らの一部だ。幸運を、キャプテン!」と伝えれば、FWセルヒオ・アグエロも「僕らはともにこのクラブで8年間一緒に成長してきた。こんなにも彼と時間を共有することができて嬉しく思う。新しいステージでもベストを」とメッセージを届けた。

 他にも多くの仲間がチームを離れるキャプテンにメッセージを送っている。

MFケビン・デ・ブルイネ
「彼とはクラブと代表で、10年間一緒にプレーした。本当に光栄なこと。彼は体格だけでなく、器が大きい。彼からは多くを学んだよ。今後の活躍を祈っている」

MFフィル・フォーデン
「初日から僕の面倒を見てくれた。手本を示してくれる、みんなにとってリーダー的な存在だった。ユニフォームの下には熱い心があり、このクラブのためにすべてを捧げていた。みんな寂しがっているよ、キャプテン!」

MFフェルナンジーニョ
「別れはつらい。彼こそ、真のレジェンドだから。彼はシティのユニフォームを着ているすべての瞬間を誇りに思っていた」

DFニコラス・オタメンディ
「何年も君と一緒にプレーできて嬉しかった」

 また、MFベルナルド・シウバやFWガブリエル・ジェズスも2年間ともにプレーしたことに感謝を示し、DFカイル・ウォーカーはコンパニを「驚くべき存在」と語っている。

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勝利の女神ニケの翼が描かれたスパイク!ナイキ「ヴィクトリーパック」発表イベント開催(9枚)勝利の女神ニケの翼を描いたスパイク、ナイキ「ヴィクトリーパック」

女子W杯に臨むなでしこジャパンの選手に大坂なおみがサプライズメッセージ「一緒に頑張りましょう」MCを務めた平井理央とフォトセッションに収まるなでしこジャパンの選手たち

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MCを務めた平井理央とフォトセッションに収まるなでしこジャパンの選手たち
 NIKEのイベントが都内で行われ、女子テニスプレーヤーの大坂なおみから来月フランスで開催される女子ワールドカップに出場する選手にサプライズメッセージが送られた。

 イベントにはNIKEと契約する日本女子代表(なでしこジャパン)のメンバー8人が参加。招待された未来のなでしこ戦士を目指す約20名の少女たちからの質問コーナーが実施されるなど、終始和やかなムードで進行した。

 そしてイベント終盤には大坂なおみからのビデオメッセージをサプライズ放映。選手らには「私もフランスで開催される大会(全仏オープン)に出場します。一緒に頑張りましょう」とエールが送られた。

 大坂からのサプライズに「まさかメッセージが貰えるとは」と恐縮ぎみのMF籾木結花だったが、「私たちも日本を代表する選手として、2011年のようなワールドカップ優勝を目標に頑張っていきたい。応援よろしくお願いします」と笑顔。2大会連続の出場となるFW菅澤優衣香も「前回の悔しさをしっかりと返せるように頑張りたい。1点でも多くとって、チームの勝利に貢献したい」と意気込んだ。

 女子ワールドカップを戦うなでしこジャパンは、今月27日に日本を出発。現地でスペイン代表と親善試合を行い、6月10日のアルゼンチン代表とのグループリーグ初戦に備える。

(取材・文 児玉幸洋)

●女子ワールドカップ2019特集

実践学園の強みは強力3トップ、左FW永瀬「チームを勝たせられる選手に」実践学園高FW永瀬啓太が左サイドで突破力を発揮

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実践学園高FW永瀬啓太が左サイドで突破力を発揮
[5.19 インターハイ東京都1次予選2回戦東京朝鮮高 0-2実践学園高 実践学園高G]

 今年の実践学園高のストロングポイントとなっているのが、CF鈴木駿一(3年)、右FW佐藤恵允(3年)、左FW永瀬啓太(3年)の強力3トップだ、鈴木は抜群の高さを持つヘディンガー。佐藤はフィジカルコンタクトの強さとスピード、そして永瀬はスピードとドリブルを武器とするアタッカーだ。

 永瀬は2-0勝った東京朝鮮高戦について、「3-4-3というシステムで自分たちの個の強さを活かせたので良かったと思います」とコメント。個人的には前半、ボールを受ける回数を思うように増やせなかったが、それでも鋭い縦突破でDFを振り切ってチャンスメークしたり、シュートを放ったりしていた。

 鈴木は決定的なヘディングシュートを放ったほか、前線で競り勝つ強みを発揮。佐藤は右サイドでのボールキープで起点となり、後半には永瀬を起点とした攻撃から貴重なゴールを決めた。前線の選手たちは攻撃の中心として自覚を持ってプレー。永瀬は「(深町)監督とかコーチが求めているのはスピードやドリブルの部分だと思うので、自分のスピードを活かしながら、中へ入っていったりしてプレーの幅を広げてやっていきたいです」と誓う。

 チームとしての課題は波があること。都外の強豪チーム相手にも打ち勝つようなゲームもしているというだけに、ここからの戦いでコンスタントに力を発揮することができるか。特に全国への鍵を握る3トップは、結果で期待に応えるつもりでいる。

 永瀬は「(きょうは) インハイ沖縄行くために絶対に勝とうという話をして臨みました。(チームとしては)メンタルや心の部分が弱いと思うので、心の部分を強くしてやっていきたいです。(個人的には)インターハイに向けてチームを勝たせられる選手になりたいですし、自ら点を決めて全国に行きたいです」。全国出場のためにより止まらない存在になって、チームを勝たせる。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2019

[関西]FW延祐太の2連弾で立命大が劇的逆転勝利! びわこ大と大体大の上位対決は痛み分け:前期第8節立命館大は劇的逆転勝利で4位をキープ

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立命館大は劇的逆転勝利で4位をキープ
第97回関西学生サッカーリーグ1部


 第97回関西学生サッカーリーグ1部の前期第8節が18、19日に各地で行われた。立命館大関西大と対戦し、2-1で勝利。FW延祐太(3年=三島長陵高)が後半2得点を挙げ、逆転勝利に大きく貢献した。

 立命大は前半26分にセットプレーから失点。0-1で前半を折り返すと、後半12分にMF田中康介(3年=京都U-18)のアシストから延がゴールネットを揺らす。さらに試合終了間際の同44分、PA内のこぼれ球を再び延が押し込んだ。立命大は劇的弾で2-1の逆転勝利。今季2度目の連勝で4位キープに成功した。

 首位のびわこ成蹊スポーツ大と2位の大阪体育大の対戦は痛み分けのドロー。びわこ大は前半終了間際にFW井上直輝(4年=立正大淞南高)に先制するも、大体大も後半23分にMF西田恵(4年=関大北陽高)のアシストからMF疋田優人(3年=広島皆実高)が同点弾を挙げる。そのままスコアは動かず、1-1で試合終了となった。

 関西学院大桃山学院大に6-2で勝利。開始3分で先制を許したものの、FW山見大登(2年=大阪学院大高)のハットトリックを含む大量ゴールで逆転に成功し、今季5勝目を手にした。

 大阪産業大近畿大と対戦。後半11分までで2点ビハインドを喫したが、そこから猛反撃をみせる。同26分にMF河北祥太朗(3年=福岡ユース)が1点を返すと、後半アディショナルタイム2分過ぎにMF吉武莉央(4年=大津高)が直接FKで同点に、さらにその1分後に再び吉武が逆転弾を挙げ、3-2で試合をひっくり返した。

 阪南大大阪経済大に2-1で勝利。前半9分にFW郡司篤也(1年=市立船橋高)、同13分にFW森山裕大(4年=大社高)が得点を挙げて2点リードすると、後半12分に1点を返されるも最後まで点差を守り切った。

 京都産業大関西福祉大に3-0で快勝。MF立石和真(4年=C大阪U-18)が前半21分、後半12分にヘディングシュートで2得点を挙げると、同21分にはFW堤原翼(3年=京都橘高)がダメ押しの3点目を挙げた。

 順位は5位まで変動はなし。勝利した9位・大産大と10位・京産大がそれぞれ6位と7位に浮上している。

結果は以下のとおり

【前期第8節】
(5月18日)
[J-GREEN堺・天然芝フィールド]
阪南大 2-1 大阪経済大
[阪]郡司篤也(9分)、森山裕大(13分)
[大]鎌野拓実(57分)

関西大 1-2 立命館大
[関]矢野龍斗(26分)
[立]延祐太2(57分、89分)

[三木総合防災公園]
関西学院大 6-2 桃山学院大
[関]山本悠樹(13分)、山見大登3(36分、71分、83分)、渡邉英祐、林部晃己(89分)
[桃]印藤虎太郎(3分)、山口海都(29分)

大阪体育大 1-1 びわこ成蹊スポーツ大
[大]疋田優人(64分)
[び]井上直輝(45分+1)

(5月19日)
[J-GREEN堺・天然芝フィールド]
近畿大 2-3 大阪産業大
[近]桑田青空(4分)、川畑隼人(56分)
[大]河北祥太朗(71分)、吉武莉央2(90分+2、90分+3)

京都産業大 3-0 関西福祉大
[京]立石和真2(21分、57分)、堤原翼(65分)

●第97回関西学生リーグ特集

「アンプティサッカーをはじめる!」。19歳のがん患者につながった「遺志」(上)エキシビションマッチに出場した鈴木夏弥君(左端)

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エキシビションマッチに出場した鈴木夏弥君(左端)
 下肢や上肢の切断障がいの人がプレーするアンプティサッカーの「第6回レオピン杯」が18、19日に大阪・鶴見緑地公園サッカー場で開かれる。障がい者サッカーの7競技団体の中で今年度最初の全国大会となるが、近い将来、アンプティサッカーをはじめることを治療に励みにしているがん患者がいる。この春から埼玉・所沢にある国立リハビリテーション学院義肢装具士養成校に通う鈴木夏弥君だ。

 鈴木君がアンプティサッカーに触れたのは3月10日、東京・調布で開催された東日本リーグ最終節後に行われたエキシビションマッチだった。ここではじめてクラッチ(杖)を使い、ボールを蹴った。ゴールに向かってシュート練習もした。

「学校も決まって、いよいよ上京に備えて動き出そうというときにコウ君のご両親からたまたま連絡をいただいて、『(アンプティサッカーの)試合があるから見に行かないか』と誘っていただいたことが、試合に出られたきっかけです。やっぱりシュートはいいですね。他の選手の方が片杖でボレーシュートを打つ姿も見て、やってみたくなりました。アンプティサッカー専用の杖があるんですが、あれが一番動きやすくて、そのうち買いたいなと思っています」

 鈴木君が明かした「コウ君」とは杉浦行君(以下、コウ君)。鈴木君が、筋肉や関節などに発生した悪性腫瘍、軟部肉腫の治療で東京・築地の国立がん研究センター中央病院に入院していたとき、コウ君も骨肉腫と戦った「戦友」だった。地元・新潟県で剣道を9年間続け、サッカーは未経験だった鈴木君が「ボールを蹴りたい」と思うようになったのは、コウ君との出会い抜きには語れない。


 鈴木君は高校2年だった2016年、お尻に腫瘍が見つかり、左足にずっと痛みを感じていた。2017年7月に退院したものの、2018年4月に今度は左足の内ももに転移し、足を切断することを余儀なくされた。その頃、コウ君と顔を合わせた。

 2人の距離が一気に縮まったのは昨年7月、鈴木君が足を切断する手術を受ける日の前夜だった。鈴木君やコウ君のほか、病室の4人はすべて同じ高校生だった。スマホにドラゴンボールのアプリを落とし、みんなでお菓子をつまみながらゲームに講じた。鈴木君が振り返る。

「事故などどは違い(手術の)1か月前から足を切ることが決まっていました。その1か月間は母とテニスをしたり、とにかく運動をしまくりました。そうやって迎えた前日で、『いよいよ明日か』というより『楽しく遊んでやろう』という気持ちでした」

 鈴木君と同じ学年のコウ君は高校時代、川崎フロンターレで活躍する中村憲剛らを輩出した都立の強豪校、東久留米総合高サッカー部に在籍していた。高校2年生の夏に左足に痛みを感じ、のちに左大腿骨の骨肉腫と診断された。翌年春に腫瘍部分を取り除いて人工関節を入れる手術を受けたが、半年も経過しないうちに肺に転移がみつかった。その治療を続けているときに、新潟から上京してきた鈴木君と出会った。

 コウ君はある「夢」を抱いて治療に向き合っていた。鈴木君が振り返る。

「アンプティサッカーをやりたいって言っていたんです。一緒にやらないか、って誘われていました。そのことで動画を見るようになったのが、僕がアンプティサッカーに興味をもちはじめたきっかけです」

 コウ君が「アンプティサッカーをしたい」という希望を励みに病気と闘っていることを、ある報道で知ったアンプティサッカーの日本代表選手がさっそく動いた。

昨年10月のW杯で円陣を組む古城主将(背番号14)

 日本代表主将の古城暁博が、コウ君と同じ、骨肉腫を克服してアンプティサッカーをはじめ、今もなお現役プレーヤーである上中進太郎とともにコウ君の自宅を見舞った。昨年10月、メキシコで開かれたワールドカップ(W杯)に旅立つ直前のことだった。古城が振り返る。

「ニッカンスポーツ・コムに掲載されていた、『アンプティサッカーをしたい』という希望を持っているコウ君の紹介記事を、僕の知人がシェアしていたことで知りました。同じ記事を知った上中さんからも『何とか彼を励ますことができないか』と相談を受けて、コウ君のSNSのアカウントにたどりついて連絡をとることができました。W杯直前に上中さんとお見舞いさせていただいたんですが、コウ君は簡単に治る病気ではないことも理解した上で、その大変さを感じさせず、ご家族もすごく明るくて、前向きに戦っているんだなと感じました。逆に僕がパワーをいただいた感覚でした。コウ君に上中さんを紹介することで、コウ君と同じ境遇を乗り越えた人の存在を知ってもらい、そのことが彼にとってプラスになってほしい、と思っていました」

 3人は、W杯が終わった後に再会を約束して別れた。日本代表はメキシコW杯で史上初の10位に食い込む結果を残して帰国した。しかし帰国後、古城が予期せぬことが待っていた。
(明日に続く)

(取材・文 林健太郎)

●アンプティ/障がい者サッカー特集ページ
●日本障がい者サッカー連盟(JIFF)のページはこちら

初戦まであと3日…U-20日本代表が調整、原大智「気持ちを込めて戦う」2トップの一角でプレーするFW原大智(FC東京)

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2トップの一角でプレーするFW原大智(FC東京)
 U-20日本代表は23日にU-20ワールドカップのグループリーグ初戦でU-20エクアドル代表と対戦する。20日、ポーランド・ビドゴシュチュで21人とトレーニングパートナーのMF松本凪生(C大阪U-18)、MF熊澤和希(流通経済大)が調整。ゲーム形式で初戦を想定した確認を行うなど、約1時間半汗を流した。

 ポーランド出発前日の13日、FW原大智(FC東京)はFW滝裕太(清水)の負傷離脱が決定して追加招集され、練習試合に緊急合流した。とはいえ、U-19アジア一次予選、U-19アジア最終予選でいずれもゴールを挙げた“常連”メンバーとあって、すぐにチームに溶け込んだ。

 一度はメンバーから外れた落胆もあったが、気持ちを入れ直して決戦の地に入り、トレーニングを重ねた。「自分自身も悔しかったのは確かで、切り替えて頑張ろうという気持ちでいた。メンバー入りは素直にうれしくて、チームのために貢献したいです」。

 W杯初戦まであと3日。「もう本番だな、と楽しみな気持ちが大きいです」。滝をはじめ、メンバー入りできなかった選手の思いを知るからこそ、「自分が一回味わった分、気持ちを込めて戦いたい」と覚悟を持って世界大会に挑む。

(取材・文 佐藤亜希子)

●U-20ワールドカップ2019特集ページ

「広島として恥じないプレーを」“アジア”で経験積んだU-20代表DF東俊希が世界へポーランドで調整したDF東俊希(広島)

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ポーランドで調整したDF東俊希(広島)
 U-20ワールドカップの初戦U-20エクアドル戦まで3日に迫り、ポーランドで合宿中のU-20日本代表は士気が上がっている。DF東俊希(広島)は自身初の世界大会を目前に控え、「広島を背負ってきているので、しっかりとクラブの名に恥じないようなプレーをしたい」と意気込んだ。

 15日からポーランドでトレーニングを重ねると、17日にはU-20コロンビア代表と親善試合を行い、しっかりと初戦を見据えた。「エクアドルを仮想した相手を体験できてよかった。スピードはもっと速いし、足元もある相手だと思う」。

 昨年のU-19アジア選手権では大一番の準々決勝インドネシア戦で圧巻のミドル弾を沈め、U-20W杯出場権獲得に貢献した。プロ1年目の今シーズンは開幕から主にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で貴重な経験を積み、MF本田圭佑の凱旋試合となったメルボルン・ビクトリー戦でプロ初ゴールを記録。良い状態で大会を迎えられた選手の一人と言えるだろう。

「広島は守備が厳しいので、隙のない守備を意識したい。1対1も負けずに戦いたい」。クラブで積み上げた経験を生かし、若き日本の代表として世界大会へ。持ち前の攻撃力は健在で、この日の練習でも精度の高いクロスを配給。得点を引き寄せる“左足”にも期待が懸かる。

(取材・文 佐藤亜希子)

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バルサ、頭部打撲のセメドが無事退院ネウソン・セメドが退院

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ネウソン・セメドが退院
 バルセロナは20日、DFネウソン・セメドが退院したことを発表した。今後は様子を見ながら練習に復帰する。

 セメドは19日に行われたリーガ・エスパニョーラ最終節エイバル戦に先発出場。前半終了間際にFWセルヒ・エンリチと衝突し、交代を余儀なくされた。

 クラブ発表によると、セメドは頭部の打撲の検査を行うために、病院へ搬送された模様。20日に無事に退院した。

 なお、バルセロナは25日にバレンシアとのコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)を控えている

●リーガ・エスパニョーラ2018-19特集
●コパ・デル・レイ2018-19特集
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[東海]常葉大が全勝・岐協大に黒星つける! 中京大は静産大との上位対決制す:第8節常葉大が岐協大に勝利

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常葉大が岐協大に勝利
第58回東海学生サッカーリーグ1部


 第58回東海学生サッカーリーグ1部の第8節が18日に行われた。岐阜協立大常葉大と対戦し、1-2で敗戦。2試合分未消化ながらも全勝を継続させていた岐協大が今季初黒星を喫した。

 序盤から猛攻を仕掛ける常葉大は前半14分、ルーキーFW小松慧(1年=青森山田高)が先制点。しかし岐協大も同28分にMF和田直樹(4年=藤枝明誠高)が同点弾を決めた。

 すると前半アディショナルタイム1分過ぎ、常葉大はMF中野貴文(4年=浜松開誠館高)の右CKからDF速水修平(1年=磐田U-18)がヘディングシュートで押し込み、勝ち越しに成功。後半は岐協大のシュートを1本に抑え、2-1で勝利を手にした。

 昨季王者の東海学園大四日市大に9-1で勝利。FW神門滉人(4年=アミーゴス鹿児島U-18)が5得点を挙げるなど、圧倒的な攻撃力をみせつけた。

 中京大静岡産業大の上位対決は、中京大に軍配。中京大は後半31分にFW東家聡樹(4年=福岡U-18)が自身2点目を挙げて4-2とする。同39分には静産大のFW山本榛真(3年=飛龍高)に1点を返されるも、そのまま試合終了。中京大が今季7勝目を手にした。

 名古屋学院大愛知学院大に2-0で勝利して今季2勝目。中部大愛知学泉大と対戦し、2-1で試合を制した。名古屋経済大名古屋商科大は1-1のドローに終わっている。

 天皇杯予選の影響により12校中8校は未消化試合が残っている中、現在暫定で中京大が首位に立っている。

結果は以下のとおり

【第8節】
(5月18日)
[愛知学院大学日進キャンパスサッカー場]
愛知学院大 0-2 名古屋学院大
[名]田畠太一2(16分、42分)

愛知学泉大 1-2 中部大
[愛]平野琢真(47分)
[中]森俊太(2分)、長澤真武(37分)

[長良川球技メドウ]
常葉大 2-1 岐阜協立大
[常]小松慧(14分)、早水修平(45分+1)
[岐]和田直樹(28分)

東海学園大 9-1 四日市大
[東]神門滉人5(6分、11分、18分、57分、64分)、神谷凱士(38分)、西澤利樹(82分、90分)、白川大吾廊(87分)
[四]山小瀬登偉(90分+1)

[静岡県営都市公園遠州灘海浜公園球技場]
静岡産業大 3-4 中京大
[静]山本榛真2(6、84分)、木原大器(44分)
[中]東家聡樹2(4、76分)、久保藤次郎(7、28分)

名古屋経済大 1-1 名古屋商科大
[経]駒村凌(82分)
[商]石田航太郎(18分)

●第58回東海学生1部L特集

日本と対戦するエクアドル、コパに向けてA・バレンシアやハーフナーの元同僚ら選出アントニオ・バレンシアら招集

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アントニオ・バレンシアら招集
 エクアドルサッカー連盟は20日、コパ・アメリカに臨むエクアドル代表メンバー23人を発表した。

 エクアドルは今回のコパ・アメリカに向けて、MFアントニオ・バレンシア(マンチェスター・U)やFWエネル・バレンシア(ティグレス)、フィテッセでFWハーフナー・マイク(バンコク・U)とチームメイトだったMFレナト・イバーラ(クラブ・アメリカ)らを招集した。

 今大会でグループCに所属するエクアドルは、6月16日にウグルアイ、21日にチリ、24日に日本と対戦する。

▼GK
1 アレクサンデル・ドミンゲス(ベレス・サルスフィエルド)
12 ペドロ・オルティス(デルフィン)
22 マキシモ・バンゲラ(バルセロナSC)

▼DF
2 アルトゥーロ・ミナ(イェニ・マラティヤスポル)
3 ロベルト・アルボレダ(サンパウロ)
4 ペドロ・パブロ・ベラスコ(バルセロナSC)
6 クリスティアン・ラミレス(クラスノダール)
14 シャビエル・アレアガ(シアトル・サウンダーズ)
17 ホセ・キンテーロ(LDUキト)
19 ベデル・カイセド(バルセロナSC)
21 ガブリエル・アチリエル(モナルカス・モレリア)

▼MF
5 レナト・イバーラ(クラブ・アメリカ)
8 カルロス・グルエソ(FCダラス)
7 ロマリオ・イバーラ(ミネソタ・U)
11 アイルトン・プレシアード(サントス・ラグナ)
15 ジェフェルソン・イントリアゴ(LDUキト)
16 アントニオ・バレンシア(マンチェスター・U)
18 ジェフェルソン・オレフエラ(LDUキト)
20 アンドレス・チカイサ(LDUキト)
23 ジェクソン・メンデス(オーランド・シティ)

▼FW
9 カルロス・ガルセス(デルフィン)
10 アンヘル・メナ(レオン)
13 エネル・バレンシア(ティグレス)

●コパ・アメリカ(南米選手権)2019特集

モドリッチ、ラキティッチら招集…クロアチアがEURO予選に臨むメンバーを発表クロアチアがEURO予選に臨むメンバーを発表

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クロアチアがEURO予選に臨むメンバーを発表
 クロアチアサッカー連盟は20日、EURO2020予選に向けてクロアチア代表メンバー25名を発表した。

 2試合を終えて1勝1敗のクロアチア。今回のメンバーにはMFルカ・モドリッチ(R・マドリー)、MFイバン・ラキティッチ(バルセロナ)、FWイバン・ペリシッチ(インテル)らが順当に招集された。

 なお、クロアチアは6月8日にEURO2020予選でウェールズと対戦。同11日にはチュニジアと国際親善試合を行う。

▼GK
ロブレ・カリニッチ(アストン・ビラ)
ドミニク・リバコビッチ(ディナモ・ザグレブ)
シモン・スルガ(リエカ)

▼DF
ドマゴイ・ビダ(ベシクタシュ)
デヤン・ロブレン(リバプール)
ティン・イェドバイ(レバークーゼン)
ボルナ・バリシッチ(レンジャーズ)
ドゥイェ・チャレタ・ツァル(マルセイユ)
カルロ・バルトレツ(ノアシェラン)
フィリプ・ベンコビッチ(セルティック)
ダリオ・メルニャク(リゼスポル)

▼MF
ルカ・モドリッチ(R・マドリー)
イバン・ラキティッチ(バルセロナ)
マテオ・コバチッチ(チェルシー)
ミラン・バデリ(ラツィオ)
マルセロ・ブロゾビッチ(インテル)
マルコ・ログ(セビージャ)
マリオ・パシャリッチ(アタランタ)
フィリップ・ブラダリッチ(カリアリ)

▼FW
イバン・ペリシッチ(インテル)
アンドレイ・クラマリッチ(ホッフェンハイム)
アンテ・レビッチ(フランクフルト)
ニコラ・ブラシッチ(CSKAモスクワ)
ヨシプ・ブレカロ(ボルフスブルク)
ブルーノ・ペトコビッチ(ディナモ・ザグレブ)

▼予備メンバー
GKヨシプ・ポサベツ(ハイドゥク・スプリト)
DFミレ・シュコリッチ(オシエク)
MFミヨ・ツァクタシュ(ハイドゥク・スプリト)

●EURO2020予選特集

ポーランドで調整するU-20日本代表GK陣(6枚)GK鈴木彩艶(浦和ユース)

U-20代表のトレーニングパートナー松本&熊澤(4枚)MF熊澤和希(流通経済大)

U-20W杯の強豪食い止める“007”(12枚)テレビ取材に応じるDF菅原由勢(名古屋)

U-20代表のゲームを組み立てる99年組中盤勢(6枚)MF藤本寛也(東京V)

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