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神戸vs広島 試合記録

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【J1第7節】(ノエスタ)
神戸 2-4(前半2-1)広島


<得点者>
[神]ウェリントン(15分)、古橋亨梧(28分)
[広]パトリック(23分)、柏好文(65分)、渡大生2(70分、73分)

<警告>
[広]エミル・サロモンソン(33分)

観衆:17,708人
主審:家本政明
副審:平間亮、大川直也
イニエスタのFKから2失点も怒涛の逆転劇!!広島が神戸との打ち合い制して首位キープ
神戸リージョ監督が“日本チームあるある”に言及「なぜそれができるかというと…」
“鉄壁”広島のクラブ記録途絶える…イニエスタの高精度FKから神戸があっさりゴールこじ開ける
天才には見えていた堅守の隙…イニエスタの“魔法”で広島が今季初の複数失点


<出場メンバー>
[ヴィッセル神戸]
先発
GK 1 前川黛也
DF 22 西大伍
DF 25 大崎玲央
DF 33 ダンクレー
DF 19 初瀬亮
MF 5 山口蛍
MF 6 セルジ・サンペール
(74分→MF 14 三田啓貴)
MF 8 アンドレス・イニエスタ
FW 10 ルーカス・ポドルスキ
FW 16 古橋亨梧
FW 17 ウェリントン
控え
GK 28 吉丸絢梓
DF 15 宮大樹
MF 24 三原雅俊
MF 27 郷家友太
FW 13 小川慶治朗
FW 21 田中順也
監督
フアン・マヌエル・リージョ

[サンフレッチェ広島]
先発
GK 38 大迫敬介
DF 2 野上結貴
DF 5 吉野恭平
DF 19 佐々木翔
MF 3 エミル・サロモンソン
(81分→MF 27 清水航平)
MF 40 川辺駿
MF 17 松本泰志
MF 18 柏好文
MF 7 野津田岳人
MF 16 渡大生
(79分→MF 15 稲垣祥)
FW 10 パトリック
(60分→FW 22 皆川佑介)
控え
GK 21 廣永遼太郎
DF 13 井林章
MF 14 森島司
MF 24 東俊希
監督
城福浩

秋田MF藤山智史が左膝外側半月板損傷

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[故障者情報]

 ブラウブリッツ秋田は14日、MF藤山智史の診断結果を発表した。

 藤山は、左膝外側半月板損傷により全治5か月を要する見込み。2017年に加入し、初年度で31試合に出場してリーグ優勝に貢献。昨季も30試合に出場したが、今季はここまで出場はなかった

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久保建英のバルサ内定報道をFC東京・大金社長が否定「事実無根」バルサ復帰が噂されるFC東京MF久保建英

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バルサ復帰が噂されるFC東京MF久保建英
 バルセロナ復帰が内定したと報じられたFC東京MF久保建英に関して、大金直樹社長が取材陣に対応し、「事実無根。何も決まっていない」と否定した。

 久保は今年6月4日の誕生日で18歳になり、欧州移籍が可能になる。報道が加熱する中、大金社長は「記事では内定という表現になっていたが、バルセロナと契約行為があった事実はない。交渉そのものも、現時点ではありません」と強調した。

 スペイン『ムンド・デポルティボ』はバルサのほか、レアル・マドリー、パリSGが獲得に興味を示していると報じていた。これについて、大金社長は「オファーではなく、調査という点においては他のクラブからも事実としてある」と認めたうえで、「獲得の意思、オファーは全くない」と続けた。

 今季、著しい成長を見せる17歳は攻撃の起点となり、FC東京の無敗に貢献している。大金社長は「チームの好調は建英の力もある。世界が注目することもあると感じているが、『出したくないな』というのは本音としてあります」と言及した。

(取材・文 佐藤亜希子)
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[プレミアリーグEAST]青森山田が唯一2連勝、王者・鹿島ユースは開幕2連敗に…:第2節

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 高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2019EASTは14日、第2節を行った。

 ともに開幕戦白星の青森山田高(青森)とジュビロ磐田U-18(静岡)の一戦は、DF箱崎拓(3年)とMF松木玖生(1年)のゴールにより青森山田が2-0で勝利。唯一の開幕2連勝を飾った。

 流通経済大柏高(千葉)は昇格組・尚志高(福島)と対戦し、FW森山一斗(2年)の先制点から計4ゴールを奪って完封勝ち。市立船橋高(千葉)、浦和レッズユース(埼玉)、柏レイソルU-18(千葉)とともに今季初勝利を飾った。

 一方、昨季王者の鹿島アントラーズユース(茨城)は浦和ユースから得点を奪うことできず、2試合連続0-1で敗れ、開幕連敗スタートなった。

【第2節】
(4月14日)
[流通経済大柏高グラウンド]
流経大柏 4-0 尚志
[流]森山一斗(44分)、坂田康太郎(55分)、大西悠介(86分)、川畑優翔(90分+3)

[清水ナショナルトレーニングセンター(J-STEP)]
清水ユース 0-1 柏U-18
[柏]細谷真大(64分)

[船橋市法典公園(グラスポ)球技場]
市立船橋 3-1 大宮U18
[市]植松建斗(45分+2)、加藤想音(69分)、森英希(80分)
[大]福井啓太(55分)


[茨城県立カシマサッカースタジアム]
鹿島ユース 0-1 浦和ユース
[浦]佐藤優斗(14分)

[青森山田高グラウンド(人工芝)]
青森山田 2-0 磐田U-18
[青]箱崎拓(16分)、松木玖生(36分)

【第3節】
(4月20日)
[NACK5スタジアム大宮]
大宮U18 11:00 青森山田

(4月21日)
[船橋市法典公園(グラスポ)球技場]
市立船橋 11:00 浦和ユース

[郡山市熱海フットボールセンター]
尚志 11:00 清水ユース

[竜洋スポーツ公園サッカー場]
磐田U-18 13:00 流経大柏

[三協フロンテア柏スタジアム]
柏U-18 15:00 鹿島ユース

※日程は3月発表、変更の可能性あり

●高円宮杯プレミアリーグ2019特集

“鳴り物入り”の松本FWペレイラ、強烈ミドルで来日第1号「自然に点を取れれば」同点ゴールを決めた松本FWレアンドロ・ペレイラ

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同点ゴールを決めた松本FWレアンドロ・ペレイラ
[4.14 J1第7節 湘南1-1松本 BMWス]

 指揮官も「鳴り物入り」と認めるブラジル人ストライカーがようやく結果を出した。松本山雅FCのFWレアンドロ・ペレイラは0-1で迎えた後半38分、敵陣トランジションで自らボールを奪うと、ゴール前にしかけて右足を一閃。力強く放たれたボールはゴール右下隅に突き刺さり、敵地での大きな勝ち点1を手繰り寄せた。

 今季開幕前にベルギーの名門クラブ・ブルージュから加入したL・ペレイラは、ブラジルセリエAで通算80試合28得点(移籍データサイト『Transfermarkt』より)という実績を持つ27歳。昨年12月まではシャペコエンセに期限付き移籍しており、主力センターフォワードとして活躍していた。

 そんなブラジル出身ストライカーについて、反町康治監督は「うちのクラブとしても鳴り物入りで入ってきた」と期待をしていたという。だが、開幕前の負傷で出遅れたことで、Jリーグデビューは3月31日のJ1第5節川崎F戦。直近2試合に先発起用されてきたものの、これまでゴールはなかった。

 とはいえ、気持ちは整理できていた様子。「(川崎F、神戸は)強い相手だった。ビッグゲームにも慣れているし、焦りはなく、そのうち決められると思っていた」。そう語った27歳は3試合目で待望の来日初ゴール。「自分で奪ったボールを自分で決めることができて良かった。コースも良かったし、自分でも良いゴールだと思った」と素直に喜んだ。

「最初は試合に出られるだろうと思ってふんぞり返っていたが、『ここは違うぞ』と練習でも話をしてきた。怪我が治っても、しっかり戦えていたのでメンバーに入れなかった。それが逆に良かった。彼の闘争本能に火をつけて、トレーニングもしっかりやるようになった」。

 そう語る指揮官は「マックスに近いコンディションになった」と太鼓判。ならば、ここから本領発揮に期待がかかるもの。L・ペレイラは「数字は自分の中で決めない。一日一日全力でトレーニングして、試合で100%を出すようにしている。今までのチームでもたくさん点を取ってきたし、今季も自然に点を取れれば」と意気込んだ。

(取材・文 竹内達也)
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●[J1]第7節2日目 スコア速報

[プレミアリーグWEST]京都U-18が2連勝、広島ユースなど3チームが今季初勝利:第2節2日目

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 高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2019WESTは14日、第2節2日目を行った。

 京都サンガF.C.U-18(京都)はヴィッセル神戸U-18(兵庫)と対戦し、U-17日本代表MF中野桂太(2年)のゴールなどで3-1で勝利。プレミアWESTで唯一、開幕2連勝を果たした。

 そのほか、セレッソ大阪U-18(大阪)を3-0で下した昨季王者のサンフレッチェ広島ユース(広島)、愛媛FC U-18(愛媛)に先制されながらも逆転勝利をおさめたガンバ大阪ユース(大阪)、東福岡高(福岡)との打ち合いを制した名古屋グランパスU-18(愛知)の3チームが今季初勝利を飾った。

 一方、東福岡とC大阪U-18は開幕2連敗となっている。

【第2節】
(4月13日)
[福岡フットボールセンター人工芝A]
福岡U-18 1-2 大津
[福]山根顕星(62分)
[大]半代将都(49分)、立野航海(63分)


(4月14日)
[吉田サッカー公園人工芝グラウンド]
広島ユース 3-0 C大阪U-18
[広]棚田颯(32分)、細谷航平(89分)、鮎川峻(90分)

[東福岡高グラウンド]
東福岡 2-4 名古屋U-18
[東]岩井琢朗(48分)、國府田駿(69分)
[名]オウンゴール(28分)、新玉瑛琉(51分)、村上千歩(61分)、光田脩人(89分)


[愛フィールド梅津寺人工芝グラウンド]
愛媛U-18 1-2 G大阪ユース
[愛]上岡陸(36分)
[G]中村仁郎(77分)、塚元大(78分)


[いぶきの森球技場(人工芝)]
神戸U-18 1-3 京都U-18
[神]重野祥輝(87分)
[京]小宮健(22分)、中野桂太(33分)、山田楓喜(85分)


【第3節】
(4月20日)
[京都サンガF.C.東城陽グラウンド]
京都U-18 14:00 C大阪U-18

(4月21日)
[大津町運動公園球技場]
大津 11:00 神戸U-18

[東福岡高グラウンド]
東福岡 11:00 愛媛U-18

[トヨタスポーツセンター(天然芝)]
名古屋U-18 11:00 広島ユース

[OFA万博フットボールセンターグラウンド]
G大阪ユース 14:00 福岡U-18

※日程は3月発表、変更の可能性あり

●高円宮杯プレミアリーグ2019特集

同点劇導いたシャドー総替え…松本反町監督「大然も中美も全然悪くなかったが」試合後、古巣湘南のチョウ・キジェ監督と握手する反町康治監督

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試合後、古巣湘南のチョウ・キジェ監督と握手する反町康治監督
[4.14 J1第7節 湘南1-1松本 BMWス]

 交代選手たちの働きが貴重な勝ち点1を導いた。松本山雅FCは1点ビハインドで迎えた後半18分にMF{{杉本太郎}、同26分にFW永井龍を送り込み、先発2シャドーをいずれも交代。その用兵が功を奏し、同38分にFWレアンドロ・ペレイラの同点ゴールが生まれた。

 この日の松本はアグレッシブなスタイルを持つ湘南に対し、やや受けに回るような立ち上がり。前半はほとんどの時間帯で主導権を握られ、反町康治監督も「低調でいつやられてもおかしくなかった」と振り返る。そうして入った後半2分、ハーフタイムに注意していたというスローインから失点。いよいよ窮地に立たされる形となった。

 そこで指揮官は「大然も中美も全然悪くなかったが、このまま行くと負けてしまう」と考え、FW前田大然とFW中美慶哉の2シャドーの交代を決断。すると、そこから徐々に試合の形勢を盛り返し、終盤にはトランジションを制したL・ペレイラが同点弾をマークし、敵地で勝ち点1を獲得した。

「杉本は隙間でボールを受けて、前を向く力がある。湘南の戻りが早く、ボランチが前がかりだったので有効かと考えた。また、普段は1トップで使っている永井はゴール感覚が優れていて、練習でも両方できるようにやってきたので、それがある意味良かったと思う」。

 そう振り返った反町監督は「勝ち点3を取れてもおかしくないところはあった」としつつ、「失点してから目が覚めて、重心が前に行って、交代選手も含めてリズムをつくることができたのは勝ち点1につながった」と同点劇の要因を指摘。「奮起してやれたのを嬉しく思っているし、勝ち点1の重みを感じている中で、この勝ち点1は次につながる勝ち点1だった」と結果を前向きに捉えていた。

(取材・文 竹内達也)
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●[J1]第7節2日目 スコア速報

ハノーファーは8連敗…“不運な失点”を嘆く原口元気「あれが入っちゃうなんて」原口元気の所属するハノーファーは8連敗

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原口元気の所属するハノーファーは8連敗
 13日、ハノーファーはブンデスリーガ第29節でホームにボルシアMGを迎え、0-1で敗戦。失点のシーンについてMF原口元気は「あれが入っちゃうなんて」と嘆いた。

 決勝点は後半8分だった。ボルシアMGはPA手前からMFフロリアン・ノイハウスが左足シュートを放つと、相手に当たってこぼれたボールが中央のFWラファエルにつながり、右足を振り抜く。これがブロックに入ったDFユリアン・コープの足に当たってループシュートのような形となり、GKミヒャエル・エッサーの頭上を越えてゴールに吸い込まれた。

 これでハノーファーは2月16日の第22節ホッフェンハイム戦から泥沼の8連敗。最下位に沈んでいる。この日、右ウイングで先発出場し、後半36分にピッチを後にした原口は「内容で劣ってるという試合はここ最近はない。結局、最後のところ。そういうシーンは増えますよね。みんな頑張っているけど最後が入らなくて…。(相手は)あれが入っちゃうなんて」と嘆いた。

 原口はポジションを変えながら奮闘したが、ハノーファーは最後まで1点が遠かった。「今日は全体的に難しかった。久しぶりに前で出たけど、戻る回数が多すぎてなかなか難しい。逆に8番とかの方がタイミングを見て出ていけるし、結構フリーで受けることができる。相手が3バックでその背後、サイドのスペースを使うのが狙いだったけど、8番で出た方がリズムが作れるし、自分自身がリズムを作れたかなと思う」と冷静に振り返った。

●海外組ガイド
●ブンデスリーガ2018-19特集

“渦中”も輝く久保建英、浮き球パスでカウンター2発を演出「試合ごとに理解しあえている」コーナーキックでも精度の高いボールを蹴り込んだMF久保建英

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コーナーキックでも精度の高いボールを蹴り込んだMF久保建英
[4.14 J1第7節 FC東京3-1鹿島 味スタ]

 バルサ復帰が報じられるなど周囲は騒がしいが、MF久保建英は目の前の試合に集中していた。前半5分に先制に成功したFC東京は久保の浮き球パスから鋭いロングカウンターが炸裂。“渦中”の17歳は相手DF陣を翻弄する浮き球パスを繰り出し、2ゴールを演出した。

 前半16分、自陣でセカンドボールを回収した久保はFW永井謙佑の位置を捉え、鹿島DF2人の頭上を抜く浮き球パスを裏に通した。これをおさめた永井が持ち上がってスルーパスを出し、FWディエゴ・オリヴェイラが2点目を沈めた。

 永井も「タケからはああいうパスがくるのでイメージ通り」と語るように、息のあった連携から生まれた追加点。試合ごとに連携は向上し、久保自身も「今日はたまたま良かったというのもありますけど、試合を重ねるごとに理解しあえている部分もあると思います」と手応えを語った。

 前半29分にも浮き球でアバウトなパスを繰り出し、またも鹿島DF陣を翻弄。これがディエゴ・オリヴェイラの連続ゴールにつながり、前半3発で勝負を決めた。移籍報道が過熱し、試合後に大金直樹社長が「事実無根」とバルサ内定報道を否定する事態となったが、自身は雑音に惑わされることなく、ピッチ上で存在感を放った。

 久保は後半立ち上がりにMFレオ・シルバとの接触プレーで負傷。「目がよく見えない時間帯があった」と後半23分にベンチに下がった。ただし、ミックスゾーンで「今は大丈夫です」と話しており、大事には至らなかったようだ。

(取材・文 佐藤亜希子)
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[関東]3バック安定の明治大がウノゼロ連勝発進!東洋大は“対照的”連敗明治大が主将FW佐藤亮のゴールによって連勝を飾った

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明治大が主将FW佐藤亮のゴールによって連勝を飾った
[4.14 関東1部L第2節 明治大1-0東洋大 味フィ西]

 JR東日本カップ2019 第93回関東大学サッカーリーグ戦の第2節が14日に行われ、明治大東洋大を1-0で下し、2連勝を飾った。

 今年の明治大にとって、Jリーグに進んだ主将DF岩武克弥(浦和)やDF上夷克典(京都)といったDF陣のタレントが卒業することによる“穴”をどう埋めるか、ということが注目点の一つになっていた。そこで栗田大輔監督は伝統の4バックから3バックに変更することを決断。新チームを立ち上げると、守備に多くの練習時間を割いて、部員の意識を高めてきた。

 成果は結果として表れている。今季初の公式戦だった3月24日の第24回東京都サッカートーナメント学生系の部準決勝で中央大を1-0で破ると、続く同31日に行った駒澤大との決勝にも1-0で勝利。そして4月7日の関東リーグ開幕戦でも桐蔭横浜大に1-0で勝利と、攻守が噛み合った連勝を続けていた。

 そしてリーグ戦第2節でも明治大は東洋大を相手に自信を持った戦いぶりをみせる。得点こそなかなか奪えなかったが、前半21分にはFW佐藤亮、同28分にはMF森下龍矢(4年=磐田U-18)のアーリークロスからMF岡庭愁人(2年=FC東京U-18)が決定機を迎える。同35分にはループシュートでピンチを迎えるが、カバーに入ったDF常本佳吾(3年=横浜FMユース)がかき出して難を逃れた。

 後半も攻め続けた明治大にようやく得点が生まれたのは後半33分、森下の中央突破から中に入れたパスが相手DF坂本涼斗(3年=柏U-18)に当たってこぼれる。これに詰めた佐藤亮が押し込んで、決勝点を奪った。ピンボールのようなゴールシーンになったが、佐藤亮は「こぼれてくるという予測のもとだった」と胸を張った。

 これで公式戦4戦連続の“ウノゼロ”(イタリア語で1-0の意味)勝利。栗田監督は「今日は3-0、4-0のゲームだった」と攻撃面には苦言を呈したものの、影のMVPに常本の名前を挙げたほど、「失点ゼロという方が大きい」と3バックへの手ごたえを語っていた。

 一方の東洋大は逆に開幕から連続して0-1での敗戦となった。好守でゴールに鍵をかけていたGK松本健太だったが、「我慢しきれなかった」と失点シーンを悔やむ。主将MF坪川潤之(4年=矢板中央高)は高校時代の同僚DF川上優樹(4年=矢板中央高)との対戦については「楽しかった」と振り返ったものの、連敗発進となったチーム状態に「まずは点が取れるように修正したい」と話していた。

(取材・文 児玉幸洋)
●第93回関東大学L特集

FC東京vs鹿島 試合記録

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【J1第7節】(味スタ)
FC東京 3-1(前半3-0)鹿島


<得点者>
[F]永井謙佑(5分)、ディエゴ・オリヴェイラ2(16分、29分)
[鹿]レオ・シルバ(55分)

観衆:38,414人
主審:佐藤隆治
副審:聳城巧、山際将史
強さ本物!! 2トップ揃い踏みのFC東京、鹿島を下して暫定首位に再浮上
久保建英のバルサ内定報道をFC東京・大金社長が否定「事実無根」
“渦中”も輝く久保建英、浮き球パスでカウンター2発を演出「試合ごとに理解しあえている」
永井謙佑がJ1通算50得点達成「ディエゴと2人で取れたらいいねと」


<出場メンバー>
[FC東京]
先発
GK 33 林彰洋
DF 2 室屋成
DF 20 チャン・ヒョンス
DF 3 森重真人
DF 25 小川諒也
MF 15 久保建英
(68分→MF 39 大森晃太郎)
MF 8 高萩洋次郎
MF 18 橋本拳人
MF 10 東慶悟
FW 9 ディエゴ・オリヴェイラ
(90分+4→MF 29 岡崎慎)
FW 11 永井謙佑
(59分→FW 16 ジャエル)
控え
GK 1 児玉剛
DF 32 渡辺剛
DF 6 太田宏介
MF 17 ナ・サンホ
監督
長谷川健太

[鹿島アントラーズ]
先発
GK 21 曽ヶ端準
DF 23 小田逸稀
(45分+1→MF 20 三竿健斗)
DF 39 犬飼智也
DF 28 町田浩樹
DF 22 安西幸輝
MF 6 永木亮太
MF 4 レオ・シルバ
MF 11 レアンドロ
(46分→MF 10 安部裕葵)
MF 8 土居聖真
FW 15 伊藤翔
FW 18 セルジーニョ
(71分→FW 19 山口一真)
控え
GK 29 川俣慎一郎
DF 27 ブエノ
MF 41 白崎凌兵
FW 14 金森健志
監督
大岩剛

永井謙佑がJ1通算50得点達成「ディエゴと2人で取れたらいいねと」J1通算50得点を達成したFW永井謙佑

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J1通算50得点を達成したFW永井謙佑
[4.14 J1第7節 FC東京3-1鹿島 味スタ]

 前半3ゴールで試合を決めたFC東京。その口火を切ったのはFW永井謙佑だった。前半5分、DF小川諒也が左クロスを入れると、左右に揺さぶった攻撃でフリーになった永井が飛び込み、強烈なヘディングシュート。GK曽ヶ端準の手をかすめたボールはゴールマウスに吸い込まれた。

「一発目で自分が決めれたのは良かった。諒也がいいクロスをくれたので、決められて良かったです」。先制点を奪った永井は10分後に“相棒”のゴールをアシストする。前半16分、自陣でMF久保建英が相手DF2人の頭上を通すループパス。永井が巧みなトラップでおさめて持ち上がり、スルーパスを供給すると、FWディエゴ・オリヴェイラが冷静に沈めた。

「建英からパスがくると思って、相手のセンターバックの位置を確認した。そこからトラップしてドリブルで上がって、あとはディエゴの抜けるタイミングを見ていた」。久保のアイデアと2トップのスピードが融合したダメ押しゴール。今季初の2トップ揃い踏みとなり、「ディエゴと2人で点を取れたらいいねと話していたので、良かったです」と喜んだ。

 永井はこの先制ゴールで記念すべきJ1通算50得点を達成した。自らのゴールでホーム4連勝に貢献。「ホームで勝てて、50点目を決めることができた。次は51点目を決められるように頑張ります」。無敗のFC東京は勝ち点を「17」に伸ばしたが、勝ち点で並んだ広島を得失点差で上回れず、2位をキープ。次戦はその広島と首位攻防戦を迎える。

(取材・文 佐藤亜希子)
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湘南vs松本 試合記録

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【J1第7節】(BMWス)
湘南 1-1(前半0-0)松本


<得点者>
[湘]武富孝介(51分)
[松]レアンドロ・ペレイラ(83分)

<警告>
[湘]フレイレ(43分)、大野和成(50分)
[松]レアンドロ・ペレイラ(54分)

観衆:10,417人
主審:松尾一
副審:和角敏之、鈴木規志
白熱“師弟対決”はドロー! 無敗湘南が先行も、松本はペレイラ同点ゴラッソ
“鳴り物入り”の松本FWペレイラ、強烈ミドルで来日第1号「自然に点を取れれば」
同点劇導いたシャドー総替え…松本反町監督「大然も中美も全然悪くなかったが」
悔やまれる試合運び…湘南DF山根「蹴るのはスタイルじゃない」


<出場メンバー>
[湘南ベルマーレ]
先発
GK 1 秋元陽太
DF 13 山根視来
DF 3 フレイレ
DF 8 大野和成
(79分→DF 23 小野田将人)
MF 28 鈴木冬一
(87分→MF 50 古林将太)
MF 16 齊藤未月
MF 18 松田天馬
MF 5 杉岡大暉
FW 2 菊地俊介
(65分→FW 24 大橋祐紀)
FW 11 山崎凌吾
FW 39 武富孝介
控え
GK 25 松原修平
MF 17 秋野央樹
FW 7 梅崎司
FW 9 指宿洋史
監督
チョウ・キジェ

[松本山雅FC]
先発
GK 1 守田達弥
DF 5 今井智基
DF 4 飯田真輝
DF 31 橋内優也
MF 3 田中隼磨
MF 14 パウリーニョ
MF 35 宮阪政樹
MF 42 高橋諒
MF 13 中美慶哉
(71分→FW 11 永井龍)
FW 7 前田大然
(63分→MF 20 杉本太郎)
FW 10 レアンドロ・ペレイラ
控え
GK 16 村山智彦
DF 15 エドゥアルド
MF 17 塚川孝輝
MF 32 安東輝
MF 6 藤田息吹
監督
反町康治

悔やまれる試合運び…湘南DF山根「蹴るのはスタイルじゃない」湘南DF山根視来

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湘南DF山根視来
[4.14 J1第7節 湘南1-1松本 BMWス]

 終盤に失った勝ち点『2』。湘南ベルマーレDF山根視来は「いい入りができてチャンスをつくれていたのでもったいなかった」と振り返った。

 悔いが残ったのは、先制に成功した後の試合運びだった。「相手が点を取るために3トップ攻め残ってきたけど、そこでロングボールを蹴りすぎた。そんなに相手は来ていなかったし、後ろはそこまで圧力を感じていなかった」。もっとボランチへの縦パス、最終ラインの横パスで『いなす』という選択肢があったと考えている。

「強いチームはそういうことができるチームが多いので、僕たちもチャレンジしていかないといけない」。そう先を見据える25歳は“とにかく縦に早く”と誤解されがちなプレーモデルについても言及。「蹴るのはスタイルじゃない。蹴り返すのは相手にプレゼントしているようなものなので、もう少し持たせても良い」と強調した。

 この課題は今後に活かしたい一方で、次節は川崎フロンターレ戦。また違うスタイルの相手が立ちはだかる。「人も違うし、やってくることも違う。ただ、だからと言って僕たちがやるべきことを変えるわけじゃない。良い形でボールを奪う回数を増やしたいが、それがいつもできる相手じゃないので整理して臨みたい」と意気込んだ。

(取材・文 竹内達也)
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[関東]好守連発の桐蔭横浜大GK早坂が最後に痛恨ミス…筑波大が後半AT弾でドローに持ち込む桐蔭横浜大は後半アディショナルタイムに同点に追いつかれた

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桐蔭横浜大は後半アディショナルタイムに同点に追いつかれた
[4.14 関東1部L第2節 筑波大2-2桐蔭横浜大 味フィ西]

 JR東日本カップ2019 第93回関東大学サッカーリーグ戦の第2節が14日に行われ、筑波大桐蔭横浜大は2-2で引き分けた。筑波大は1勝1分。桐蔭横浜大は1分1敗のスタートになった。

 この試合で一番目立っていたのは、間違いなく桐蔭横浜大のGK早坂勇希(2年=川崎F U-18)だった。開幕戦で5得点を決めた爆発力のある筑波大の攻撃を止めに止めまくる。前半27分にMF下村司(4年=市立船橋高)、後半12分にはセットプレーからDF遠藤凌(3年=浦和ユース)に得点が生まれたことで、この時点で桐蔭横浜大の勝利は固いかと思われた。

 しかし筑波大もこのまま黙ってはいなかった。この日はエースのFW三笘薫(4年=川崎F U-18)が体調不良でベンチ外、負傷を抱えるMF山原怜音(2年=JFAアカデミー)とU-20日本代表DF角田涼太朗(2年=前橋育英高)も大事を取ってベンチからのスタートになっていたが、後半34分、途中投入されていた山原の右クロスを、同じく途中出場のFW犬飼翔洋(4年=中京大中京高)が頭で合わせて1点差。さらに同39分のMF井川空(2年=札幌U-18)のシュートは枠に嫌われたが、桐蔭横浜大に圧力をかけ続けた。

 すると後半アディショナルタイム3分、ついに桐蔭横浜大に綻びが出てしまう。筑波大が右サイドから蹴ったCKが、GK早坂のファンブルを誘発。これをMF加藤匠人(2年=柏U-18)に押し込まれてしまう。CKの直前にはMF鳥海芳樹(3年=桐光学園高)に代えてDF中村響(4年=前橋育英高)が投入された。セットプレー前の交代劇。すべてが結果論になってしまうが、桐蔭横浜大にとっては悔やんでも悔やみきれない勝ち点1になってしまった。

 桐蔭横浜大のイレブンは悔しさを隠し切れないといった様子でロッカールームに引き上げてきた。敵将の小井土正亮監督からも「素晴らしいGKだった」と称えられた好守連発の早坂も、「最後のところに後悔がある」とうつむいたまま。しかし「GKが目立つということはそれだけ押し込まれているということ」と話すと、「ナイスGKと言われるよりも、その前のところでチームとして止める理想を追い求めていきたい」とチームとしての修正を誓っていた。

(取材・文 児玉幸洋)
●第93回関東大学L特集

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[プリンスリーグ関東]1年でプレミア復帰狙うFC東京U-18が2連勝発進:第2節2日目

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 高円宮杯JFA U-18サッカープリンスリーグ2019関東は14日、第2節2日目を行った。

 1年でのプレミアリーグ復帰を目指すFC東京U-18(東京都)は三菱養和SCユース(東京都)と対戦し、MF小林里駆(3年)の決勝点により1-0で勝利。開幕2連勝を果たした。また、前橋育英高(群馬)と昇格組・横浜FCユース(神奈川)が今季初勝利を飾った。

【第2節】
(4月13日)
[あずまサッカースタジアム]
桐生一 0-5 横浜FMユース
[横]石井宏育2(4分、62分)、吉尾虹樹(18分)、津久井匠海(79分)、ブラウンノア賢信(86分)

[帝京大グループ千住総合グラウンド]
帝京 2-2 東京Vユース
[帝]中瀬拓夢(39分)、オウンゴール(69分)
[東]阿野真拓(58分)、石川拓磨(90分+2)


(4月14日)
[川崎フロンターレ麻生グラウンド]
川崎F U-18 1-3 前橋育英
[川]戸水利紀(68分)
[前]櫻井辰徳(1分)、渡邊綾平2(55分、61分)


[横浜FC・LEOCトレーニングセンター]
横浜FCユース 4-0 矢板中央
[横]北田悠慎(5分)、宮原輝2(59分、89分)、永田亮輔(81分)

[(公財)三菱養和会 巣鴨スポーツセンターグラウンド]
三菱養和SCユース 0-1 FC東京U-18
[F]小林里駆(52分)

【第3節】
(4月20日)
[矢板中央高東泉グラウンド]
矢板中央 11:00 三菱養和SCユース

[保土ヶ谷公園サッカー場]
横浜FMユース 14:00 川崎F U-18

[東京ガス武蔵野苑多目的グラウンド]
FC東京U-18 16:00 桐生一

(4月21日)
[前橋育英高高崎グラウンド]
前橋育英 11:00 東京Vユース

[横浜FC・LEOCトレーニングセンター]
横浜FCユース 14:00 帝京

※日程は3月発表、変更の可能性あり

●高円宮杯プリンスリーグ2019特集

[プリンスリーグ関西]昇格組・興國と阪南大高が今季初白星:第2節2日目

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 14日、高円宮杯JFA U-18サッカープリンスリーグ2019関西の第2節2日目が行われた。

 プレミアリーグ復帰を目指す阪南大高(大阪)は昇格組・三田学園高(兵庫)と対戦。終了間際に1点を返されたが2-1で競り勝ち、今季初勝利を飾った。初参戦の興國高(大阪)は、同じく昇格組の近江高(滋賀)を4-0で下し、待望の初勝利を手にしている。

【第2節】
(4月13日)
[アクアパルコ洛西]
京都橘 4-1 大阪桐蔭
[京]梅村脩斗(1分)、梅津倖風2(33分、70分)、木原励(90分+3)
[大]大野幹生(73分)


神戸弘陵 1-2 金光大阪
[神]吉田翔貴(42分)
[金]オウンゴール(45分)、林智史(71分)


(4月14日)
[ビックレイクC]
近江 0-4 興國
※得点者は分かり次第更新

[J-GREEN堺 S2]
近大附 0-0 東海大仰星

三田学園 1-2 阪南大高
[三]廣畑晴揮(90分)
[阪]篠畑純也(22分)、田中大智(63分)


【第3節】
(4月21日)
[アスパ五色サブ]
三田学園 11:00 東海大仰星

[J-GREEN堺 S2]
近大附 11:00 金光大阪
阪南大高 13:30 興國

[三木防災第2]
神戸弘陵 11:00 京都橘
大阪桐蔭 13:30 近江

※日程は3月発表、変更の可能性あり

●高円宮杯プリンスリーグ2019特集

[関東大会予選]延長後半ラストプレーでMF佐藤が劇的FK弾!関東一が東京タイトル奪還へ前進!延長後半アディショナルタイム、関東一高MF佐藤誠也がFK弾を決めて熱戦に決着をつけた

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延長後半アディショナルタイム、関東一高MF佐藤誠也がFK弾を決めて熱戦に決着をつけた
[4.13 関東大会東京都予選2回戦 成立学園高 1-2(延長)関東一高 駒沢2]

 関東一が“サヨナラFK弾”で激闘を制す――。13日、2019年度関東高校サッカー大会東京都予選2回戦が行われ、成立学園高関東一高との注目カードは1-1のまま後半終了。延長後半ラストプレーでMF佐藤誠也(3年)が決勝点となる右足FKを決め、関東一が2-1で競り勝った。関東一は20日の準々決勝で国分寺高と戦う。

 劇的すぎるフィナーレだった。1-1で突入した延長戦後半アディショナルタイム、関東一は敵陣中央、ゴールまで30mほどの位置でFKを獲得する。これを「いつも練習していて、不安なく蹴ることができた」という佐藤が右足で直接狙うと、壁の上を越えたボールはそのままゴール左隅へ。満面の笑みでベンチ方向へ走り出した佐藤とピッチ方向へ飛び出してきたサブ組の選手たちが抱擁し、大きな輪ができた。

 そして試合は再開することなく終了の笛。文字通りの“サヨナラFK弾”によって関東一が大熱戦を制した。小野貴裕監督が「ビックリしました」と驚く佐藤のFK弾。指揮官が「今年の子たちは性格がマジメ」と評する世代が非常に苦しい試合で勝ち切る強さを示した。

 立ち上がりの5分間は関東一が成立学園を自陣に釘付けにする展開だった。高い位置で“関東一らしい”細かなパスワークも出しながら、主導権を握ろうとする。だが、やや攻め急いでのロストが増えると、逆にMF戸田岳滉(2年)とMF金沢歩夢(3年)のダブルボランチがレシーブ役になった成立学園のボール支配率が向上。幅を広く使った攻撃で攻め返す。一進一退となった前半から後半が始まると、成立学園がシュート数を増やして行った。

 鋭いターンで局面を打開するMF中村大輝(3年)のシュートや右SB豊田優磨(3年)のクロスからチャンスが生まれ、15分には注目FW吉長真優(3年)や身体系FW黒部光貴(3年)らの3連続シュートが関東一ゴールを脅かす。

 そして21分、成立学園は左サイドのSB竹谷玲音(3年)を起点とした攻撃からギャップを突いて左サイドを打開。最後は吉長が右足を振り抜くと、GKが弾いたボールを黒部が頭で押し込んだ。

 苦しい展開となった関東一はなかなかシュートまで持ち込むことができずにいたが、1チャンスをものにする。31分、成立学園の選手が治療でピッチの外に出ている時間帯。ここで関東一はショートパスを繋いでゴールを奪い返す。右サイドのMF貝瀬敦(3年)を起点に交代出場のMF宇山輝(2年)、MF笠井佳祐(2年)と繋ぎ、右中間へのスルーパスで俊足MF貝瀬がDFを振り切ってPAへ侵入。そのまま右足シュートをゴール左へ流し込んだ。

 殊勲の貝瀬は「(パスが)自分のステップと合わなかったんですけれども、(上手くボールを流しながら)ダイレクトでしっかり打てたので良かったです」。劣勢を挽回する一撃に「(まだ同点だったので)騒ぎすぎず、でも自分の中ではめっちゃ嬉しかったです」と微笑んだ。

 追いつかれた成立学園だったが、交代出場のMF宇津木優人主将(3年)がボールに多くかかわりながら、後半終盤、延長戦前半と攻撃機会を増やし、決定機も作った。だが、GK出口貴也(3年)やCB田中大生(3年)の好守などで凌いだ関東一は小野監督が「彼らがやれるのは分かっていた」という“切り札”のFW安藤慎之助(2年)や宇山が左サイドからの突破でチャンスを演出。そして安藤が獲得したFKから佐藤の劇的な決勝点が生まれた。

 関東一にとって今大会は“強い関一”の評価を取り戻す大会だ。16年度のインターハイ予選と選手権予選、17年度の関東大会予選とインターハイ予選、選手権予選、そして昨年度の関東大会予選とインターハイ予選と東京のトーナメント戦を続けて制してきた関東一だったが、昨秋の選手権予選初戦で東京実高の前にPK戦で初戦敗退。連覇がストップした。

 貝瀬は「今までずっと入学してから勝ってきていて選手権1回戦で負けて、またこういうところで負けると『関一は弱くなったな』と思われてしまう。もう1回しっかり優勝して、『関一、やっぱり強いな』と思ってもらえるように。しっかりチャンピオンを狙っていきたいです」と語る。

 今年の関東一は飛び抜けたレベルの個が揃っている世代ではない。それでも、選手権予選やなかなか結果の出なかった冬の悔しさをバネにスタートした彼らは東京のタイトル奪還へ向けて意識の高い日常を送ることができているようだ。

 佐藤は「練習からでも少し3年が自分たちで、自分たちでという意識ができてきている。練習でも雰囲気良く、雰囲気良くっていう、上手くいかないことがあってもみんなでしっかり喋っている。チームとしてのレベルは徐々に上がってきていて、チームとしてのレベルを高く保っていければ相手の個のレベルが高いのに対してチームとして補っていけると思う。今年はそういうところを大事にしていきたいです」。チーム力の向上とともに徐々に出てきている結果。チームのレベルを一歩一歩向上させながら、“強い関一”となって自分たちの求めるタイトルを全て獲得する。

(取材・文 吉田太郎)
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