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【動画】#ウイイレコソ練 逆転に次ぐ逆転…レート1000達成試合を振り返る【動画】#ウイイレコソ練 逆転に次ぐ逆転…レート1000達成試合を振り返る

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【動画】#ウイイレコソ練 逆転に次ぐ逆転…レート1000達成試合を振り返る
『eFootball ウイニングイレブン2020』(ウイイレ2020)でゲキサカFC第1期生のカクケンがついにオンラインディビジョンでレート1000を達成。一足先にレート1000に到達していたARATAと一緒に試合を振り返ります。

2人を指導するのはJeSU(一般社団法人日本eスポーツ連合)認定のプロプレイヤーで、ウイイレ世界一を決める「PES LEAGUE WORLD FINAL」で3年連続世界ベスト8のMayageka。「レート1000への道」の番外編「#ウイイレコソ練」では、師匠の教えを習得するため、実際のプレイ映像を2人で見返しながら正しい判断、テクニックを身に付けていきます。

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“令和最初の選手権”で衝撃8発!國學院久我山が“記録ずくめ”の開幕戦勝利(27枚)美しく勝ってみせた國學院久我山

泥臭く走ってチームを牽引。前原の主将MF平川龍が最後まで戦う姿勢示す(8枚)キャプテンとしてチームを引っ張ったMF平川龍(3年)

國學院久我山FW山本航生も負けじとハット達成「全国で証明したかった」(10枚)得点感覚に優れるFW山本航生(3年)

敗戦から歩み、“らしさ“を進化させてきた國學院久我山が注目の開幕戦で「8-0」國學院久我山高は注目の開幕戦で8-0快勝。(写真協力=高校サッカー年鑑)

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國學院久我山高は注目の開幕戦で8-0快勝。(写真協力=高校サッカー年鑑)
[12.30 選手権開幕戦 國學院久我山高 8-0前原高 駒沢]

「1試合なのは決勝と開幕戦だけ。一番注目されると思っている」。國學院久我山高の清水恭孝監督は、開幕戦の重要性を選手たちに伝えていたという。全国高校サッカー選手権で開幕戦と決勝戦だけが1日1試合。高校サッカーファンから注目される開幕戦で、國學院久我山はFW山下貴之(3年)とFW山本航生(3年)がいずれも3得点を記録するなど圧巻の8ゴールを叩き出した。

 訪れた人々に「来た甲斐があった」と言われるような試合をすることも彼らの目指すところだ。この日は個でDFをいなし、グループのパスワークで崩すサッカーを存分に発揮。加えて、守備の奪い返しの部分や泥臭くこぼれ球をゴールへ押し込むところなど含めて力強さがあった。

 そのチームは夏からより逞しいチームに成長している。優勝候補の呼び声もある中で迎えたインターハイは、初戦で神村学園高(鹿児島)に逆転負け。慢心があった訳ではないだろうが、この敗戦はチームが変わるきっかけになった。

 清水監督は「今年は負けてから歩むのができるチーム」と説明する。久我山と言えば「美しく勝て」。だが、山下は「(インターハイの敗戦後)チームのみんなで話し合って、勝つためには上手さの前に戦う気持ちや球際、1対1が絶対に大事になってくるので、重きを置いている」という。
 
 國學院久我山は勝つためにボールを大事に繋いでいるが、それだけに徹するのではなく、相手によっては背後を狙う戦いや守備意識高く戦うことも必要。攻撃心旺盛な姿勢は変わらないが、相手に応じて変化しながら色々な戦いができるチームになってきている。

 22日のプリンスリーグ関東参入戦で湘南U-18に3-4で競り負けたが、そこから切り替えて選手権に入り、セットプレーも含めた多彩な攻撃で8得点。2年生でエース番号の「14」を背負うMF田中琢人(2年)は「セットプレーとかでもきょう1点決めたし、裏の一本のスルーパスでも、足元だけじゃなくてダイナミックな動きとか攻撃のバリエーションが今年は多いので、全国で通用すると思う」と胸を張る。

“久我山らしさ”を進化させたチームになってきている國學院久我山。清水監督は今後の戦いへ向けて「目の前の相手に対してどれだけ変化できるか。それが出れば良い」と期待する。「全国の借りをより大きな場所で返すしか無い」と敗戦から歩んできた國學院久我山が、変化しながら戦うことのできる強みも発揮して、一戦一戦頂点まで勝ち上がる。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2019

駒沢に鳴り響く大声援…令和最初のオープニングゲームに13949人が集結(13枚)注目のオープニングゲーム

國學院久我山FW山下貴之、“令和初得点”から史上2人目の快挙達成(10枚)ハットトリックを達成したFW山下貴之(3年)

手の甲に『信』の文字…最後まで戦い抜いた前原は涙の敗退(12枚)手の甲に『信』の文字


市船2枚看板…元主将MF椎橋が元10番FW永藤の引退に「同級生の悲しすぎる連絡…高校の時もいっぱい喧嘩したな笑」MF椎橋慧也(右)が引退のFW永藤歩にメッセージ(写真は高校時代)

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MF椎橋慧也(右)が引退のFW永藤歩にメッセージ(写真は高校時代)
 ベガルタ仙台のMF椎橋慧也(22)が30日に自身のツイッター(@icf83)を更新し、同日に現役引退が発表されたモンテディオ山形のFW永藤歩(22)にメッセージを送った。

 1997年生まれの椎橋と永藤は、市立船橋高時代の同級生。椎橋はキャプテン、永藤は10番としてチームをけん引した。3年時の2015年全国高校総体では準優勝に貢献し、2人揃って大会優秀選手に選出。同年度の全国高校選手権にも出場したが、3回戦の東福岡高戦でPK戦の末に敗退した。

 卒業後は椎橋が仙台、永藤が山形に加入し、それぞれ別の道へ。ともにプロ4年目のシーズンを終えた今月30日、永藤が今季限りでの現役引退を発表した。

 椎橋はツイッターで「唯一高卒でプロ行った同級生の悲しすぎる連絡…」と永藤の引退を惜しみつつ、「高校の時もいっぱい喧嘩したな笑」と市立船橋高時代の思い出を明かしている。

 プロ入り後は永藤が初年度にプロ初ゴールを挙げた一方、椎橋は負傷の影響などで出場ゼロに終わっていた。元市船キャプテンは「1年目怪我してたけどあゆの活躍が励みになってた!」とルーキーイヤーを回顧。「別々の道だけどお互いがんばろ お疲れ様」と盟友にエールとねぎらいの言葉を送った。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2019シーズンJリーグ特集ページ
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[12月31日 今日のバースデー]

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Japan
GK杉本拓也(藤枝、1989)*シュートストップに自信を持つGK。18年に鳥取から加入した。
MF湯澤洋介(京都、1990)*密集をすり抜ける鋭いドリブル突破が特長のアタッカー。
MF金成純(琉球、1995、北朝鮮)*世代別の北朝鮮代表経験を持つ愛知県出身のMF。朝鮮大から18年に加入した。
MF中村亮(讃岐、1996)*鹿児島城西高、阪南大出身のサイドバック。ドリブルを武器とする。

World
FWセイドゥ・ドゥンビア(シオン、1987、コートジボワール)*脅威的なスピードが武器。かつては柏や徳島に所属し、南アフリカW杯出場に至った。
MFラゴ・ジュニオール(マジョルカ、1990、コートジボワール)*恵まれたフィジカルを武器にゴールに近付くアタッカー。久保建英のチームメート。

Former
GKグレゴリー・クーペ(元パリSGほか、1972、フランス)*フランスリーグ随一といわれた守護神。冷静な判断力を持っていた。

Others
俵万智(歌人、1962)
江口洋介(俳優、1967)
大黒摩季(歌手、1969)
東貴博(Take2:タレント、1969)
中越典子(女優、1979)
村主章枝(フィギュアスケート、1980)
市井紗耶香(歌手、1983)
パトリック・チャン(フィギュアスケート、1990)

出場校チーム紹介:丸岡高(福井)昨年度選手権16強。今年は8強以上を狙う丸岡高

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昨年度選手権16強。今年は8強以上を狙う丸岡高
第98回全国高校サッカー選手権

丸岡高(福井)

|丸岡高関連ニュース


丸岡高写真ニュース

▼全国大会日程
1回戦 vs.長崎総合科学大附高(長崎)
■出場回数
2年連続30回目
■過去の最高成績
4強(97年度)
■その他、過去の主な全国大会成績
全国高校総体出場31回
■監督
小阪康弘
■主将
FW田海寧生(3年)
■今季成績
[総体](全国3回戦敗退)
県決勝 4-2(延長)福井商高
全国1回戦 1-0 聖和学園高(宮城)
全国2回戦 1-1(PK3-2)矢板中央高(栃木)
全国3回戦 0-1 桐光学園高(神奈川1)
[リーグ戦]
プリンスリーグ北信越3位(10勝3分5敗)
[新人戦](県優勝、※同点優勝)
県決勝 2-2 福井商高

■予選成績
準々決勝 3-0 福井工大附福井高
準決勝 4-0 藤島高
決勝 2-1 北陸高
■都道府県予選決勝布陣図&決勝メモ
[4-5-1]
       田海寧生
明間希   川中浩夢  中村晃大
   飯田晃明 小谷武哉
田島優也       遠藤悠生
   藤本輝晶 中出伶央 
      倉持一輝

[決勝メモ]
 昨年度選手権16強の福井王者がシュート数20対2と圧倒した。前半から丸岡が一方的に攻め込み、前半14分、右CKの流れからDF田島優也(3年)がクロスを配給。ファーで構えたDF藤本輝晶(3年)が押し込み、先制に成功。さらに後半10分、中盤でパスをカットしたDF遠藤悠生(3年)が縦パスをつけると、抜け出したMF川中浩夢(2年)がドリブルで持ち出し、右足でネットを揺らした。終了間際に北陸高も1点を返したが、後半だけでシュート16本と攻撃を畳み掛けた丸岡が夏冬連覇を達成。2年連続で選手権切符をつかんだ。

MOM:FW川中浩夢(2年)
「2年目の選手権へギア」

■予選取材記者(編集部・佐藤)チーム紹介
逞しくなって帰還した選手権。16強の壁破れ
 福井県勢最多となる30回目の出場を決めた名門校は前回大会で16強に食い込むと、この一年間で豊富な経験を積み、選手権の舞台に戻ってきた。昇格1年目の北信越プリンスリーグでは一時は首位を走り、3位に食い込む奮闘ぶり。主将でエースのFW田海寧生(3年)が13得点と大暴れし、町田内定FW晴山岬(帝京長岡高)に次いで堂々の得点ランキング2位。1トップの田海が抑えられても、FW中村晃大(2年)、MF川中浩夢(2年)、FW明間希(3年)という“2列目トリオ”が鋭い突破力と得点力を備えており、セットプレーから182cmDF藤本輝晶(3年)の一発もある。寄せが速い組織的な守備を構え、小阪康弘監督は「ある程度は全国でも攻撃に耐えられるようになった」と述べつつ、一戦必勝の姿勢を強調する。経験値を生かして警戒してくる相手を上回り、チーム一丸で「ベスト16を超える」(田海主将)という目標へと向かう。
■予選取材記者(編集部・佐藤)注目選手
攻撃の柱は10番主将
FW田海寧生(3年)
「攻撃の基準点となる181cmのCFはフィジカルを生かした空中戦の強さ、スピードに乗った裏抜けが武器。貪欲な姿勢で得点力に磨きをかけた」

丸岡“2列目トリオ”の中央
MF川中浩夢(2年)
「縦への推進力が光る丸岡のトップ下。1年生だった前回大会はジョーカー起用で結果を残した勝負強さもあり、活躍が期待される一人」

経験豊富なビッグセーバー
GK倉持一輝(3年)
「1年時からゴールマウスを預かる守護神はPK戦にめっぽう強い。至近距離の対応も得意とし、勝負どころのシュートストップで躍進を支える」

■過去の全国大会成績
【18年度 第97回(3回戦敗退)】
1回戦 2-2(PK5-4)東山高(京都)
2回戦 1-0 米子北高(鳥取)
3回戦 2-3 日本航空高(山梨)
【15年度 第94回(2回戦敗退)】
2回戦 1-1(PK1-4)松山工高(愛媛)
【14年度 第93回(2回戦敗退)】
2回戦 1-2 立正大淞南高(島根)
【13年度 第92回(1回戦敗退)】
1回戦 0-3 広島皆実高(広島)
【12年度 第91回(3回戦敗退)】
2回戦 2-1 広島観音高(広島)
3回戦 1-4 京都橘高(京都)
【10年度 第89回(1回戦敗退)】
1回戦 1-3 初芝橋本高(和歌山)
【09年度 第88回(1回戦敗退)】
1回戦2-2(PK3-4)高知高(高知)
【08年度 第87回(1回戦敗退)】
1回戦 1-2 長崎日大高(長崎)
【06年度 第85回(8強)】
1回戦 0-0(PK5-3)立正大淞南高(島根)
2回戦 0-0(PK5-3)初芝橋本高(和歌山)
3回戦 0-0(PK5-4)那覇西高(沖縄)
準々決勝 1-2 八千代高(千葉)
【05年度 第84回(1回戦敗退)】
1回戦 1-1(PK1-3)佐賀東高(佐賀)
【04年度 第83回(1回戦敗退)】
1回戦 0-1 草津東高(滋賀)
【03年度 第82回(3回戦敗退)】
1回戦 2-0 徳島商高(徳島)
2回戦 1-1(PK4-2)福島東高(福島)
3回戦 3-4 筑陽学園高(福岡)
【02年度 第81回(2回戦敗退)】
2回戦 0-5 国見高(長崎)
【01年度 第80回(2回戦敗退)】
2回戦 0-1 大津高(熊本)
【00年度 第79回(3回戦敗退)】
2回戦 1-1(PK5-3)宮古高(沖縄)
3回戦 1-2 真岡高(栃木)
【99年度 第78回(2回戦敗退)】
1回戦 2-1 四日市中央工高(三重)
2回戦 2-3 星稜高(石川)
【98年度 第77回(3回戦敗退)】
2回戦 4-0 佐賀商高(佐賀)
3回戦 0-1 前橋育英高(群馬)
【97年度 第76回(4強)】
1回戦 1-1(PK5-4)鵬翔高(宮崎)
2回戦 0-0(PK3-2)沼田高(広島)
3回戦 1-0 滝川二高(兵庫)
準々決勝 1-1(PK4-2)大津高(熊本)
準決勝 1-3 東福岡高(福岡)
【96年度 第75回(2回戦敗退)】
1回戦 3-0 高知農高(高知)
2回戦 0-0(PK0-3)国見高(長崎)
【95年度 第74回(2回戦敗退)】
2回戦 1-2 耳成高(奈良)
【94年度 第73回(2回戦敗退)】
2回戦 1-2 東福岡高(福岡)
【93年度 第72回(2回戦敗退)】
1回戦 3-0 広陵高(奈良)
2回戦1-1(PK2-4)水戸短大附高(茨城)
【92年度 第71回(2回戦敗退)】
1回戦 4-0 近大和歌山高(和歌山)
2回戦 0-1 れいめい高(鹿児島)
【90年度 第69回(1回戦敗退)】
1回戦 3-4 鎮西学院高(長崎)
【89年度 第68回(1回戦敗退)】
1回戦 2-2(PK2-4)広島国泰寺高(広島)
【88年度 第67回(2回戦敗退)】
1回戦 2-0 大阪商高(大阪)
2回戦 0-5 南宇和高(愛媛)
【87年度 第66回(1回戦敗退)】
1回戦 3-3(PK3-5)高知高(高知)
【85年度 第64回(1回戦敗退)】
1回戦 0-3 米子東高(鳥取)
【81年度 第60回(1回戦敗退)】
1回戦 0-1 小野田工高(山口)
■登録メンバーリスト
1 GK 倉持一輝(3年)
2 DF 遠藤悠生(3年)
3 DF 藤本輝晶(3年)
4 DF 斉藤匠(3年)
5 DF 飯田晃明(2年)
6 DF 布施英也(3年)
7 MF 中村晃大(2年)
8 MF 川中浩夢(2年)
9 FW 出口優真(3年)
10 FW 田海寧生(3年)
11 FW 明間希(3年)
12 DF 中出伶央(3年)
13 DF 田島優也(3年)
14 MF 小谷武哉(2年)
15 DF 野尻惇人(3年)
16 DF 河上英瑞(2年)
17 GK 山口和真(3年)
18 FW 竹島智哉(2年)
19 DF 松井蓮(3年)
20 MF 月城唯吹(3年)
21 FW 西陸(3年)
22 MF 柳谷亜再飛(2年)
23 MF 安部駿(3年)
24 MF 西澤慶太(2年)
25 MF 平澤和磨(3年)
26 FW 斉藤佳汰(1年)
27 DF 西谷蒼太(3年)
28 MF 池田心(3年)
29 DF 谷原仰星(3年)
30 DF 東出来輝(1年)
▼関連リンク
●【特設】高校選手権2019

出場校チーム紹介:神村学園高(鹿児島)神村学園高は鹿児島3連覇

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神村学園高は鹿児島3連覇
第98回全国高校サッカー選手権

神村学園高(鹿児島)

神村学園高関連ニュース


神村学園高写真ニュース

▼全国大会日程
1回戦 vs.前橋育英高(群馬)
■出場回数
3年連続7回目
■過去の最高成績
4強(06年度)
■その他、過去の主な全国大会成績
全国高校総体4強1回(07年)、同出場6回
■監督
有村圭一郎
■主将
DF軸丸広大(3年)
■今季成績
[総体](全国3回戦敗退)
県決勝 3-0 出水中央高
全国1回戦 3-2 國學院久我山高(東京1)
全国2回戦 6-1 西原高(沖縄2)
全国3回戦 1-1(PK2-4)尚志高(福島)
[リーグ戦]
プリンスリーグ九州5位(8勝1分9敗)
[新人戦](県優勝)
県決勝 3-1 出水中央高
■予選成績
1回戦 3-0 鹿児島高専
2回戦 5-0 樟南高
準々決勝 2-1 鳳凰高
準決勝 5-2 れいめい高
決勝 2-1 出水中央高
■都道府県予選決勝布陣&決勝メモ
[4-4-2]
    野邊滉生  寺田聡
       濱屋悠哉
永吉飛翔         下川床勇斗
       大迫魁士
軸丸広大          中島吏九
    稲田翔真 成富勝仁 
       吉山太陽

[決勝メモ] 
 県新人戦、インターハイ県予選と同じく出水中央高との決勝戦。前半途中に4-4-2から4-3-3へスイッチしてサイドを効果的に攻める神村学園は前半32分、GK吉山太陽(2年)のロングキックから、抜け出したMF濱屋悠哉(3年)が頭で先制点を奪う。ロングスローなどで反撃する出水中央は後半19分、GK帆北航(3年)がロングフィード。FW松山正利(3年)が頭で繋ぎ、MF大村龍之介(3年)が頭で同点ゴールを押し込んだ。それでも、神村学園は26分、MF樋渡鯉太郎(3年)からパスを受けた濱屋がドリブルで仕掛けてPKを獲得。出水中央は試合終盤に決定機を作ったが、神村学園が守りきり、2-1で3連覇を達成した。

MOM:MF濱屋悠哉(3年)
注目エースが圧巻2発!
■予選取材記者(編集部・竹内)チーム紹介
絶対的なエース、自在なシステム、果敢な攻撃スタイル。全てを揃えて頂点へ!

 数々の強豪校が全国トップクラスの実績を残してきた鹿児島県において、黄金時代の到来を感じさせる3連覇となった。8日間で5試合という全国でも異例の短期決戦を勝ち抜いた原動力は、トップ下を務める「大黒柱」(有村圭一郎監督)のMF濱屋悠哉(3年)。全国総体で4得点を挙げたエースは今予選でもゴールを量産し、チーム総得点数の半分を超える11ゴールを記録した。もっとも、チームの魅力はそれだけではない。4-3-1-2、4-1-4-1の布陣を自在に使い分ける組織力、サイドバックが中央に絞ってボランチがサイドに開くという現代型戦術、めまぐるしいポジションチェンジを繰り出しながらのパスワーク、あえて孤立させたウインガーによる単独突破攻撃はいずれも出色。全国では「リスクを冒したくなかったけど、もうちょっとつなげたはず」(有村監督)という県予選での心残りも胸に、主導権を握り続けて相手の守備陣をきりきり舞いにさせる『新神村スタイル』を見せ、多くの選手が中等部からの6年間を共にし目指してきた「日本一」(濱屋)を実現させる構えだ。
■予選取材記者(編集部・竹内)注目選手
絶対的エースに弱点はあるのか!?
MF濱屋悠哉(3年)
「チーム得点数の大半を奪い、攻撃の組み立て役も担い、守備でも献身的。伝統の14番を背負うエースに弱点は見当たらない。それでも『全てが足りない』と本人談。プロ入りに至らなかった悔しさを全国の舞台にぶつける」

ユニーク戦術の鍵を握る主将
DF軸丸広大(3年)
「全国16強で敗れた総体は負傷欠場。帰ってきた主将の存在が夏からの最大の積み上げだ。本職の左SBでは非凡な突破力を見せつつ、ポゼッション攻撃では中央に絞ってボランチ役も兼任。ユニークな戦術の手綱を握る」

どの持ち場でもハイスペック
DF下川床勇斗(2年)
「県決勝では中盤ダイヤモンドのインサイドハーフで先発し、大外に張り出してウインガーのような役割を担った。しかし、ポジションを中寄りに移せばボランチ役も可能。戦況にとらわれない輝き方ができる選手だ」

■過去の全国大会成績
【18年度 第97回(1回戦敗退)】
1回戦 1-1(PK3-5)尚志高(福島)
【17年度 第96回(3回戦敗退)】
1回戦 1-0 秋田商高(秋田)
2回戦 1-0 昌平高(埼玉)
3回戦 0-1 矢板中央高(栃木)
【13年度 第92回(1回戦敗退)】
1回戦 0-1 岐阜工高(岐阜)
【10年度 第89回(1回戦敗退)】
1回戦 1-4 前橋育英高(群馬)
【09年度 第88回(8強)】
2回戦 10-2 中京大中京高(愛知)
3回戦 2-0 境高(鳥取)
準々決勝 0-4 青森山田高(青森)
【06年度 第85回(4強)】
2回戦 0-0(PK3-0)秋田商高(秋田)
3回戦 2-1 桐光学園高(神奈川)
準々決勝 2-0 星稜高(石川)
準決勝 0-1 作陽高(岡山)

■登録メンバーリスト
1 GK 山谷海人(3年)
2 DF 辻梢吾(3年)
3 DF 成富勝仁(3年)
4 MF 大迫魁士(3年)
5 DF 稲田翔真(2年)
6 MF 樋渡鯉太郎(3年)
7 DF 中島吏九(3年)
8 MF 軸丸広大(3年)
9 FW 若松勇斗(3年)
10 MF 永吉飛翔(2年)
11 MF 野邊滉生(3年)
12 FW 寺田聡(2年)
13 DF 下川床勇斗(2年)
14 MF 濱屋悠哉(3年)
15 DF アン・デービッド(2年)
16 MF 加治屋陸(3年)
17 GK 吉山太陽(2年)
18 FW 藏元健心(2年)
19 MF 芝和希(2年)
20 MF 畠中健心(1年)
21 MF 山田泰輔(3年)
22 FW 沖田陸(2年)
23 MF 小門幹宙(2年)
24 MF 佐藤璃樹(1年)
25 GK 前納侑世(1年)
26 DF 本村将馬(2年)
27 MF 小林力斗(2年)
28 MF 抜水昂太(1年)
29 DF 武藤祐太(3年)
30 DF 前原慶維(1年)
▼関連リンク
●【特設】高校選手権2019

出場校チーム紹介:前橋育英高(群馬)全国奪還を狙う前橋育英高

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全国奪還を狙う前橋育英高
第98回全国高校サッカー選手権

前橋育英高(群馬)

前橋育英高関連ニュース


前橋育英高写真ニュース

▼全国大会日程
1回戦 vs.神村学園高(鹿児島)

■出場回数
6年連続23回目
■過去の最高成績
優勝(17年度)
■その他、過去の主な全国大会成績
全国高校選手権準優勝2回(14、16年度)、同4強4回(98、99、01、08年度)、全国高校総体優勝1回(09年)、同4強3回(04、14、17年)、同出場16回
■監督
山田耕介
■主将
MF渡邉綾平(3年)
■今季成績
[総体](全国1回戦敗退)
県決勝 2-1 健大高崎高
全国1回戦 0-2 青森山田高(青森)
[リーグ戦]
プリンスリーグ関東5位(7勝3分8敗)
[関東大会](県優勝)
県決勝 3-1 桐生一高
[新人戦](県優勝)
県決勝 2-1 桐生一高
■予選成績
2回戦 9-0 伊勢崎工高
準々決勝 6-1 前橋商高
準決勝 1-0 桐生一高
決勝 1-0 健大高崎高
■都道府県予選決勝布陣&決勝メモ
[4-4-2]
          
   山岸楓樹 中村草太
熊倉弘達         倉俣健
   櫻井辰徳  栗原諒
並木歩己        山田涼太
   相原大輝 大野篤生
       高橋怜士
[決勝メモ] 
 インターハイ予選決勝と同じく、健大高崎高との決勝戦。前橋育英はMF渡邉綾平主将、CB松岡迅(3年)をいずれも大学受験のために欠いたが、MF栗原諒(3年)らがセカンドボールを回収してサイドから攻め続け、CKの数を増やす。そして、決定的なシュートやミドルシュートを打ち込んだが、健大高崎はビッグセーブを連発したGK倉石大夢(3年)や CB今野祥吾主将(3年)がゴール前で立ちはだかる。それでも、前橋育英は後半24分、敵陣左サイドでボールを奪い返したFW中村草太(2年)がカットインから右足シュート。GKが弾いたボールをMF熊倉弘達(2年)が押し込んで先制した。健大高崎もパワーを持って反撃するが、前橋育英はCB相原大輝(3年)やGK高橋怜士(3年)を中心に相手の攻撃を跳ね返して1-0で勝利。大会6連覇を達成した。

MOM:MF栗原諒(3年)
「セカンドボール回収を続けて相手に攻撃機会与えず」

■予選取材記者(編集部・吉田)チーム紹介
「ONE TEAM」で全国奪還へ
 21回目の出場だった17年度大会の決勝で流通経済大柏高(千葉)を1-0で破り、悲願の選手権初優勝。全国連覇を狙った前回大会は3回戦で敗れたが、再び全国タイトル奪還の権利を獲得した。今年は群馬県内4冠。組織力と総合力の高さで“死のブロック”から頂点まで勝ち抜く。
 今年も選手層の厚さは全国トップクラスだ。MF渡邉綾平主将(3年)を除くと、昨年から先発全員が入れ替わり、プロ入りする選手もいない。だが、守備を得意とする右SB山田涼太(3年)、大型CB松岡迅(3年)、CBと左SBも務める相原大輝(3年)、レフティーのMF倉俣健(3年)、前線の柱・MF山岸楓樹(3年)ら攻守に力のある選手たちが揃う。インターハイでは青森山田高(青森)との注目1回戦で敗れたものの、関東屈指のボランチ・渡邉と注目度向上中のMF櫻井辰徳(2年)を中心としたパスワークでプレミアリーグ王者を大いに苦しめた。グループの質と個のレベルの高さによって、今年もJクラブユース勢や全国上位の強豪校と真っ向勝負するだけの力を示している。
 県予選準決勝、決勝ではいずれも大学受験のために主軸を欠いたが、「ONE TEAM」を合言葉に出場した選手たち全員で穴を埋めた。県予選決勝終了後、ゲーム主将を務めた栗原は「自分のためというよりも、仲間のために次のチャンスを作るという意識でやれていたのが良かった」。例年、予選終了から全国大会までの1か月でまた台頭してくる選手がいるのも前橋育英。全員で全国切符をもぎ取ったチームが、今後に期待の大型CB関礼恩(3年)らも含めて激しい競争でレベルアップした成果を全国で発揮する。
■予選取材記者(編集部・吉田)注目選手
タイガー軍団のリーダー
MF渡邉綾平(3年)
「インターハイの青森山田戦では攻守両面で存在感。持ち味の展開力に加えて守備面での強度が増している。県予選決勝は大学受験のためにCB松岡とともに欠場。全国で仲間たちに恩返しする」

キックで魅せるU-17代表候補MF
MF櫻井辰徳(2年)
「U-17日本代表候補にも選出された2年生ゲームメーカー。特に右足から繰り出すプレースキックは必見だ。少ないボールタッチで攻撃を組み立て、意識を高めたミドルシュートを打ち込む」

台頭してきた大型CB
DF松岡迅(3年)
「インターハイ初戦の青森山田戦が公式戦初先発。そこから和倉ユース大会でMVPを獲得するなど台頭してきた185cmの大型CBだ。『対人では負けられない』」

■過去の全国大会成績
【18年度 第97回(3回戦敗退)】
2回戦 2-0 宇和島東高(愛媛)
3回戦 1-2 尚志高(福島)
【17年度 第96回(優勝)】
2回戦 5-0 初芝橋本高(和歌山)
3回戦 1-0 富山一高(富山)
準々決勝 3-0 米子北高(鳥取)
準決勝 6-1 上田西高(長野)
決勝 1-0 流通経済大柏高(千葉)
【16年度 第95回(準優勝)】
1回戦 3-0 明徳義塾高(高知)
2回戦 0-0(PK5-3)市立船橋高(千葉)
3回戦 1-0 遠野高(岩手)
準々決勝 2-0 滝川二高(兵庫)
準決勝 1-0 佐野日大高(栃木)
決勝 0-5 青森山田高(青森)
【15年度 第94回(8強)】
2回戦 3-2 大津高(熊本)
3回戦 3-1 帝京三高(山梨)
準々決勝 0-1 國學院久我山高(東京A)
【14年度 第93回(準優勝)】
2回戦 1-0 初芝橋本高(和歌山)
3回戦 1-1(PK6-5)山梨学院高(山梨)
準々決勝 4-0 京都橘高(京都)
準決勝 1-1(PK5-4)流通経済大柏高(千葉)
決勝 2-4(延長)星稜高(石川)
【12年度 第91回(2回戦敗退)】
1回戦 5-1 宮古高(岩手)
2回戦 0-1 鹿児島城西高(鹿児島)
【10年度 第89回(3回戦敗退)】
1回戦 4-1 神村学園高(鹿児島)
2回戦 4-0 室蘭大谷高(北海道)
3回戦 1-1(PK1-3)流通経済大柏高(千葉)
【09年度 第88回(2回戦敗退)】
2回戦 2-3 香川西高(香川)
【08年度 第87回(4強)】
1回戦 2-0 京都橘高(京都)
2回戦 3-0 武蔵工大二高(長野)
3回戦 1-0 香川西高(香川)
準々決勝 1-0 國學院久我山高(東京B)
準決勝 3-5 鹿児島城西高(鹿児島)
【07年度 第86回(2回戦敗退)】
1回戦 5-4 奈良育英高(奈良)
2回戦 1-2 近大和歌山高(和歌山)
【06年度 第85回(2回戦敗退)】
2回戦 2-2(PK3-4)那覇西高(沖縄)
【03年度 第82回(1回戦敗退)】
1回戦 1-1(PK2-3)四日市中央工高(三重)
【01年度 第80回(4強)】
2回戦 2-0 草津東高(滋賀)
3回戦 1-1(PK6-5)東福岡高(福岡)
準々決勝 2-1 大分高(大分)
準決勝 1-2 岐阜工高(岐阜)
【99年度 第78回(4強)】
2回戦 5-2 山陽高(広島)
3回戦 5-2 初芝橋本高(和歌山)
準々決勝 3-2 静岡学園高(静岡)
準決勝 0-0(PK2-4)市立船橋高(千葉)
【98年度 第77回(4強)】
1回戦 2-1 宮崎工高(宮崎)
2回戦 3-0 岐阜工高(岐阜)
3回戦 1-0 丸岡高(福井)
準々決勝 5-1 熊本国府高(熊本)
準決勝 2-3 帝京高(東京A)
【96年度 第75回(8強)】
1回戦 2-0 美鈴が丘高(広島)
2回戦 1-0 韮崎高(山梨)
3回戦 2-2(PK6-5)奈良育英高(奈良)
準々決勝 1-2 市立船橋高(千葉)
【94年度 第73回(2回戦敗退)】
2回戦 1-2 鹿児島実高(鹿児島)
【93年度 第72回(3回戦敗退)】
1回戦 5-1 佐賀商高(佐賀)
2回戦 3-2 韮崎高(山梨)
3回戦 1-2 国見高(長崎)
【92年度 第71回(2回戦敗退)】
2回戦 1-5 国見高(長崎)
【91年度 第70回(1回戦敗退)】
1回戦 1-1(PK4-5)新宮商高(和歌山)
【90年度 第69回(2回戦敗退)】
2回戦 0-4 徳島市立高(徳島)
【86年度 第65回(1回戦敗退)】
1回戦 1-3 九州学院高(熊本)
■登録メンバーリスト
1 GK 高橋怜士(3年)
2 DF 山田涼太(3年)
3 DF 並木歩己(3年)
4 DF 相原大輝(3年)
5 DF 松岡迅(3年)
6 MF 栗原諒(3年)
7 MF 千葉剛大(3年)
8 MF 山岸楓樹(3年)
9 MF 倉俣健(3年)
10 MF 渡邉綾平(3年)
11 FW 中村草太(2年)
12 GK 内橋壮一郎(3年)
13 DF 関礼恩(3年)
14 MF 櫻井辰徳(2年)
15 MF 熊倉弘達(2年)
16 DF 水上翼(3年)
17 MF 西山蓮平(3年)
18 MF 吉澤怜央(3年)
19 FW 久林隆祐(3年)
20 MF 熊倉弘貴(2年)
21 GK 牧野虎太郎(2年)
22 DF 大野篤生(2年)
23 FW 我妻岳(3年)
24 DF 稲村隼翔(2年)
25 MF 新井悠太(2年)
26 MF 白石郁哉(3年)
27 MF 宮下弥優(3年)
28 MF 國分健助(3年)
29 DF 中島修斗(2年)
30 DF 岡本一真(1年)
▼関連リンク
●【特設】高校選手権2019

出場校チーム紹介:高知高(高知)高知高は過去最高成績の8強、それ以上の成績を目指す

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高知高は過去最高成績の8強、それ以上の成績を目指す
第98回全国高校サッカー選手権

高知高(高知)

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▼全国大会日程
1回戦 vs.明秀日立高(茨城)
■出場回数
7年ぶり16回目
■過去の最高成績
8強(86年度)
■その他、過去の主な全国大会成績
全国高校総体出場15回
■監督
高橋秀治
■主将
DF林優太(3年)
■今季成績
[総体](四国優勝、全国3回戦敗退)
県決勝 1-0 高知中央高
四国準決勝 3-2 徳島北高(徳島)
※決勝は実施されず、大手前高松高(香川)との両校優勝
全国1回戦 3-2 松本国際高(長野)
全国2回戦 4-0 西武台高(埼玉)
全国3回戦 0-1 初芝橋本高(和歌山)
[リーグ戦]
高知県1部リーグ優勝(15勝2分1敗)
[新人戦](県優勝)
決勝 1-0 高知西高

■予選成績
2回戦 12-0 清水高
準々決勝 1-0(延長)高知西高
準決勝 3-0 高知工高
決勝 2-0 高知中央高
■都道府県予選決勝布陣&レポート
[4-5-1]

      楠瀬海
都築楓太 西森亨弥  松井匠
   小黒大翔 吉尾慎太郎
壬生椎成        畠中颯斗
   林優太  松岡健成 
      森亮太

[レポート] 
 インターハイ予選決勝と同じく高知中央高との決勝戦。高知はCB林優太(3年)中心にチャレンジ&カバーを徹底し、相手の快足FWオニエ・オゴチュクウ・プロミス(3年)への配球を封じる。そして後半、前がかりになった高知中央の背後を狙ってチャンスを作った高知は26分、MF吉尾慎太郎(3年)の右CKから林が先制ヘッド。アディショナルタイムにも交代出場MF川上康(3年)が加点し、2-0で県内3冠を達成した。

MOM:MF吉尾慎太郎(3年)
正確な左足で決勝点を演出

■予選取材記者(森田将義氏)チーム紹介
判断で勝負。過去最高成績へ
 86年度大会で記録した8強入りを超えるため、近年は相手を見て判断するサッカーを徹底してきた。新たなスタイルの成熟が進んだ今季は新人戦、インターハイの県2冠を達成し、「勝負強さが身についた」(高橋秀治監督)。今夏のインターハイでも16強入りを果たしたことでも実力は証明済みだ。
 戦いのベースとなるのはMF吉尾慎太郎(3年)と小黒大翔(3年)のダブルボランチを中心としたパスワーク。落ち着いた揺さぶりから相手が嫌がる仕掛けを判断し、縦突破が光るMF都築楓太(3年)や俊足のFW楠瀬海(2年)がゴールに迫る。予選決勝では、エースのMF野島唯暉(3年)を体調不良で欠きながらも快勝したように、個に頼らない組織的な崩しが売りだ。守備もDF林優太(3年)と松岡健成(3年)のCBコンビを中心に粘り強さが光る。GK森亮太(3年)の好セーブもあり、予選は無失点。最高成績を塗り替える準備は着々と進んでいる。

編集部+α
 8強、それ以上に挑戦する。86年度大会の8強入り後、高知は2度3回戦に進出しているが、滝川二高(兵庫)、青森山田高(青森)という名門校に阻まれた。インターハイも8強入りへの壁は厚く、10年ぶりに3回戦へ進出した今年も初芝橋本高(和歌山)に1点差で敗れている。ただし、「状況に耳を澄ませ」という高橋監督の下、埼玉王者の西武台高に4-0で快勝。選手たちは磨いてきた判断の部分で全国の強豪と勝負できるという自信を得ている。年々レベルが上ってきている高知の代表校。攻守に好選手も擁する高知が今冬、歴史を変える。
■予選取材記者(森田将義氏)注目選手
競り合いで強さ示すリーダー
DF林優太(3年)
「主将は冷静な守備対応でピンチを救うCB。小柄だが競り合いに強く、インターハイ全国大会と選手権予選決勝でヘディング弾をマーク」

パスワークの中心人物
MF吉尾慎太郎(3年)
「3列目から繰り出す長短のパスで攻撃のリズムを作る司令塔。正確な左足はセットプレーでも相手の脅威になる」

ブレイク期待の点取り屋
FW楠瀬海(2年)
「俊足を活かしたスペースへの飛び出しが光る点取り屋。サイドへ流れてのチャンスメークとシュートへの積極性で攻撃に勢いをもたらす」

■過去の全国大会成績
【12年度 第91回(1回戦敗退)】
1回戦 1-5 仙台育英高(宮城)
【09年度 第88回(3回戦敗退)】
1回戦 2-2(PK4-3)丸岡高(福井)
2回戦 1-0 星稜高(石川)
3回戦 1-2 青森山田高(青森)
【08年度 第87回(1回戦敗退)】
1回戦 1-1(PK8-9)武蔵工大二高(長野)
【06年度 第85回(1回戦敗退)】
1回戦 0-3 鹿島学園高(茨城)
【04年度 第83回(1回戦敗退)】
1回戦 0-1 韮崎高(山梨)
【03年度 第82回(2回戦敗退)】
1回戦 1-0 鶴岡東高(山形)
2回戦 1-3 岐阜工高(岐阜)
【02年度 第81回(3回戦敗退)】
2回戦 1-0 星稜高(石川)
3回戦 1-3 滝川二高(兵庫)
【97年度 第76回(2回戦敗退)】
2回戦 0-5 藤枝東高(静岡)
【92年度 第71回(1回戦敗退)】
1回戦 0-3 日大山形高(山形)
【89年度 第68回(1回戦敗退)】
1回戦 0-2 盛岡商高(岩手)
【88年度 第67回(2回戦敗退)】
2回戦 1-3 新潟西高(新潟)
【87年度 第66回(2回戦敗退)】
1回戦 3-3(PK5-3)丸岡高(福井)
2回戦 0-6 市立船橋高(千葉)
【86年度 第65回(8強)】
1回戦 2-0 新潟工高(新潟)
2回戦 2-0 古河一高(茨城)
3回戦 1-0 中津工高(大分)
準々決勝 0-3 東海大一高(静岡)
【85年度 第64回(1回戦敗退)】
1回戦 1-3 宇都宮学園高(栃木)
【81年度 第60回(1回戦敗退)】
1回戦 0-1 日大山形高(山形)
■登録メンバーリスト
1 GK 森亮太(3年)
2 DF 畠中颯斗(3年)
3 DF 松岡健成(3年)
4 DF 林優太(3年)
5 MF 小黒大翔(3年)
6 DF 壬生椎成(3年)
7 MF 西森亨弥(3年)
8 MF 吉尾慎太郎(3年)
9 FW 楠瀬海(2年)
10 MF 野島唯暉(3年)
11 MF 都築楓太(3年)
12 MF 松本昂洋(3年)
13 DF 宮地蕗威(3年)
14 MF 松井匠(1年)
15 FW 川上康(3年)
16 GK 朝日涼太(3年)
17 MF 山岡丈能(3年)
18 DF 伊富貴悠(3年)
19 DF 高橋悠(3年)
20 DF 湯澤秋太(3年)
21 GK 小松本実(2年)
22 MF 大濱吏功(3年)
23 MF 笹岡翼(1年)
24 DF 松岡洸成(1年)
25 MF 伊藤圭吾(2年)
26 MF 津田楓士(2年)
27 DF 黒川志於(2年)
28 DF 杉本斗季哉(1年)
29 FW 西田慎太郎(1年)
30 DF 山中充樹(1年)
▼関連リンク
●【特設】高校選手権2019

出場校チーム紹介:明秀日立高(茨城)茨城3連覇を果たした明秀日立高

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茨城3連覇を果たした明秀日立高
第98回全国高校サッカー選手権

明秀日立高(茨城)

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▼全国大会日程
1回戦 vs.高知高(高知)

■出場回数
3年連続4回目
■過去の最高成績
8強(17年度)
■その他、過去の主な全国大会成績
全国高校総体出場3回
■監督
萬場努
■主将
FW関口順也(3年)
■今季成績
[総体](県準優勝)
県決勝 0-1 水戸商高
[リーグ戦]
茨城県1部リーグ3位(11勝2分5敗)
[関東大会](県4強)
県準決勝 0-2 水戸商高
[新人戦](県準優勝)
県決勝 2-3 鹿島学園高

■予選成績
3回戦 8-0 境高
準々決勝 2-0 水戸桜ノ牧高
準決勝 2-2(PK4-2)古河一高
決勝 1-0 鹿島学園高
■都道府県予選決勝布陣&決勝メモ
[3-4-2-1]
     原田昂洋  
 楠原秀翔    長谷川涼平
   大山晟那 中熊岳琉
中沢駿斗        石橋衡
  塙啓太   高橋琉偉
     鎌上翔平 
     友野沖翔

[決勝メモ] 
 2年連続の同カードとなった鹿島学園高との決勝は拮抗した1点ゲームとなった。一進一退の展開が続くと、明秀日立はMF大山晟那(3年)とMF中熊岳琉(2年)のダブルボランチが中盤を制し、ピッチの幅を使った攻撃を展開する。迎えた後半38分、途中交代の3選手が絡み、決定機を仕留めた。縦パスを受けた中熊がワンタッチで浮き球を入れ、FW海老原拓弥(2年)が頭で前線に送ると、MF長谷川皓哉(1年)がスルー。息の合った連携からFW根本琳生(1年)が左足で突き刺した。最後はパワープレーに出た鹿島学園の反撃に耐え、この1点を守った明秀日立が3連覇を達成した。

MOM:FW根本琳生(1年)
「途中出場途中交代も決勝点!」

■予選取材記者(編集部・佐藤)チーム紹介
夏からタフに這い上がり冬の覇者に。今年度初の全国へ

 17年度に選手権8強、昨年度は総体16強と近年は目覚ましい躍進を遂げている。今年度はインハイ決勝で涙を飲み、そこから這い上がって冬の覇者となった。
 フィジカルの優位性を生かし、セカンドボールを回収して素早く攻守を切り替えるチームの軸は主将MF大山晟那(3年)。大山が中盤の攻防を制し、狙いどころにパスをつけて攻撃を引き出す。後ろはDF高橋琉偉(3年)、DF鎌上翔平(3年)、DF塙啓太 (3年)がタフで粘り強い堅守を構築。能力の高いDF長谷川皓哉、FW根本琳生といった成長著しい1年生の台頭もチームを押し上げている。今年度初の全国の舞台となるが、「まずは2年前のベスト8という壁を超える」(大山主将)という目標に向かう。萬場努監督は今年のチームの特長を「求めていることを理解度高く対応できる」と評する。落とし込んだプレーモデルを試合で遂行できるという強み、一体感は全国でも大きな武器になるはずだ。
■予選取材記者(編集部・佐藤)注目選手
舵取り役の明秀主将
MF大山晟那(3年)
「広い視野から多彩なパスを繰り出し、攻撃のタクトを振る司令塔。技術に加えて球際の強さにも優れ、中盤を支配する。インハイ後にFWから本職のボランチに戻った」

最終ラインを統率
DF鎌上翔平(3年)
「冷静な危機察知で窮地を凌ぐ。塙啓太高橋琉偉とチャレンジ&カバーを徹底し、強固な守備組織を築く。セットプレーからの得点も武器」

攻守のバランサー
MF石橋衡(2年)
「アップダウンを繰り返し、的確な位置取りで攻守に幅広く顔を出す。状況判断に優れ、カバーリングを怠らない。複数ポジションを器用にこなす」
■過去の全国大会成績
【18年度 第97回(2回戦敗退)】
1回戦 1-0 大阪学院大高(大阪)
2回戦 0-1 星稜高(石川)
【17年度 第96回(8強)】
1回戦 3-0 高知西高(高知)
2回戦 1-0 星稜高(石川)
3回戦 1-1(PK5-3)大阪桐蔭高(大阪)
準々決勝 2-3 上田西高(長野)
【15年度 第94回(2回戦敗退)】
1回戦 2-1 四日市中央工高(三重)
2回戦 2-2(PK1-3)國學院久我山高(東京A)

■登録メンバーリスト
1 GK 鈴木眞斗(3年)
2 DF 石井涼雅(3年)
3 DF 塙啓太(3年)
4 DF 鎌上翔平(3年)
5 DF 高橋琉偉(3年)
6 MF 中熊岳琉(2年)
7 MF 長谷川涼平(3年)
8 MF 関口颯乃(3年)
9 FW 関口順也(3年)
10 MF 大山晟那(3年)
11 FW 楠原秀翔(2年)
12 GK 友野沖翔(3年)
13 DF 箕輪竜馬(2年)
14 FW 柴田翔(2年)
15 MF 石橋衡(2年)
16 FW 海老原拓弥(2年)
17 DF 長谷川皓哉(1年)
18 FW 根本琳生(1年)
19 FW 藤原裕也(3年)
20 MF 関口祐生(2年)
21 GK 谷口璃成(1年)
22 FW 菅原勇希(3年)
23 MF 中沢駿斗(1年)
24 MF 小久保良亮(3年)
25 DF 鈴木侑真(3年)
26 DF 片根魁(3年)
27 MF 根本岳音(2年)
28 FW 原田昂洋(3年)
29 FW 高野厚樹(3年)
30 MF 阿部拓夢(3年)
▼関連リンク
●【特設】高校選手権2019

出場校チーム紹介:愛工大名電高(愛知)選手権に初挑戦する愛工大名電高

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選手権に初挑戦する愛工大名電高
第98回全国高校サッカー選手権

愛工大名電高(愛知)

愛工大名電高関連ニュース


愛工大名電高写真ニュース

▼全国大会日程
1回戦 vs.筑陽学園高(福岡)
■出場回数
初出場
■過去の最高成績
-
■その他、過去の主な全国大会成績
全国高校総体出場1回
■監督
宮口典久
■主将
DF鈴木郁人(3年)
■今季成績
[総体](県4強)
県準決勝 1-1(PK7-8)岡崎城西高
[リーグ戦]
愛知県2部リーグ3位(9勝3分6敗)
[新人戦](県4強)
県準決勝 0-4 東邦高

■予選成績
2回戦 12-0 安城東高
3回戦 3-0 名東高
準々決勝 2-1 刈谷高
準決勝 1-1(PK6-5)中京大中京高
決勝 4-2 岡崎城西高
■都道府県予選決勝布陣&決勝レポート
[4-4-2]

    平井碧 森重裕太郎
      大竹貫太 
鈴置阿利登       冨田拓未
       時晃生
堀朝陽          川西絃太
    横井空  鈴木郁人 
      安原哲平

[レポート] 
 インターハイ予選準決勝で敗れた岡崎城西高との再戦。愛工大名電が前半だけで4ゴールと圧倒した。まずは前半4分、MF冨田拓未(3年)が左CKを蹴り込み、相手のクリアボールをFW平井碧(3年)がヒールで落とすと、密集の中でMF鈴置阿利登(3年)が左足を振り抜き、ゴール上部を射抜いた。その5分後にも右CKのトリックプレーからフリーになった平井が鮮やかな右足ボレーを突き刺し、2-0。岡崎城西MF小林泰嘉(3年)に1点を返されたが、27分にも平井が獲得したPKをキッカーの鈴置が沈めた。36分には鮮やかな連係からMF大竹貫太(3年)がとどめの4点目。負傷明けのDF川西絃太(3年)を今大会初起用して相手のMF若槻唯杜(3年)を抑える策も実り、4-2で打ち合いを制した愛工大名電が悲願の県制覇を達成した。

■県予選取材記者(編集部・佐藤)チーム紹介
走り負けない名電スタイルで扉を開く。全国でも真っ向勝負
 愛知県の高校サッカー史に新たな歴史を刻み、創部51年目で初の選手権切符をもぎ取った。全国出場へと押し上げたのが、昨夏に取り入れたハイプレス戦術だ。圧巻の運動量でハイプレスを徹底し、相手のビルドアップを寸断。アグレッシブな守備でボールを奪っては縦に速く、次々とゴールに襲い掛かる。ハードワークを牽引するのは県決勝で全4点に絡んだFW平井碧(3年)とFW森重裕太郎(3年)の高速2トップ。県予選チーム最多6得点のMF大竹貫太(3年)、キック精度が高いMF冨田拓未(3年)、エースMF鈴置阿利登(3年)が持ち味と走力を発揮するほか、県決勝ではセットプレーも炸裂した。一方、守備陣を統率するのは主将DF鈴木郁人 (3年)。宮口典久監督も「鈴木が言うとチームがまとまる」と信頼を置く精神的支柱だ。気鋭の初出場校は全国でも真っ向勝負へ。強豪校を相手にも臆せず、走り負けない名電スタイルをぶつける。
■県予選取材記者(編集部・佐藤)注目選手
7番は名電のエースナンバー
MF鈴置阿利登(3年)
「テクニックとスピードを備えた破壊力あるドリブルで相手を剥がし、周囲を生かしてゴールに結び付ける。シュート技術も光り、県決勝で2得点」

攻守をつなぐアンカー
MF時晃生(3年)
「中盤で攻撃の芽を摘む180cmの大型MF。的確な判断、位置取りからボールを奪っては精度の高いパスを繰り出し、攻撃のスイッチを入れる。県総体ベスト11」

スケール大の現代型GK
GK安原哲平(2年)
「フィールド出身の武器を持つ現代型GK。強烈なロングキックで守→攻に転じ、声でチームを動かす。“バレー家系”のポテンシャルを持ち、スケール感あふれる」

■過去の全国大会成績
-

■登録メンバーリスト
1 GK 安原哲平(2年)
2 DF 川西絃太(3年)
3 DF 横井空(3年)
4 DF 鈴木郁人(3年)
5 DF 堀朝陽(3年)
6 DF 星元温輝(3年)
7 MF 鈴置阿利登(3年)
8 MF 大竹貫太(3年)
9 FW 平井碧(3年)
10 MF 冨田拓未(3年)
11 FW 森重裕太郎(3年)
12 GK 細萱大雅(3年)
13 DF 波多野空知(3年)
14 MF 時晃生(3年)
15 DF 浅井星羅(2年)
16 DF 内野凌玖(2年)
17 FW 林田圭志朗(3年)
18 MF 水野壮太(3年)
19 MF 加藤大燿(3年)
20 MF 永瀬鮎太(3年)
21 MF 吉川凛太郎(3年)
22 GK 手嶋海渡(3年)
23 MF 井上玲温(2年)
24 DF 梅村晃世(3年)
25 MF 有賀悠斗(2年)
26 MF 宮川夏輝(2年)
27 DF 山田偲文(3年)
28 MF 前川将範(3年)
29 FW 花野哲平(2年)
30 FW 山口大智(3年)
▼関連リンク
●【特設】高校選手権2019

出場校チーム紹介:京都橘高(京都)京都橘高は選手権で初優勝に挑戦する

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京都橘高は選手権で初優勝に挑戦する
第98回全国高校サッカー選手権

京都橘高(京都)

京都橘高関連ニュース


京都橘高写真ニュース

▼全国大会日程
2回戦 vs.鵬学園高(石川)
■出場回数
2年ぶり8回目
■過去の最高成績
準優勝(12年度)
■その他、過去の主な全国大会成績
全国高校選手権4強(13年度)、全国高校総体4強1回(19年)、同出場5回
■監督
米澤一成
■主将
MF佐藤陽太(3年)
■今季成績
[総体](近畿優勝、全国4強)
県決勝 0-0(PK5-4)東山高
近畿決勝 2-0 阪南大高(大阪)
全国2回戦 1-1(PK4-1)専修大北上高(岩手)
全国3回戦 3-0 名経大高蔵高(愛知)
全国準々決勝 2-1 北越高(新潟)
全国準決勝 0-1 桐光学園高(神奈川1)
[リーグ戦]
プリンスリーグ関西2位(12勝2分4敗)
[新人戦](府優勝)
決勝 1-0 桂高

■予選成績
3回戦 8-0 堀川高
4回戦 9-2 城陽高
準々決勝 7-1 京都翔英高
準決勝 4-0 京都共栄高
決勝 3-2(延長)洛北高
■都道府県予選決勝布陣&レポート
[4-5-1]

      梅津倖風
高木大輝  梅村脩斗   西野太陽
   佐藤陽太 松浦蒼波
渋谷勇希         旭奈滉人
   金沢一矢 山内琳太郎
      中村青

[レポート] 
 21年ぶりの全国出場を目指した洛北高との決勝戦。前半相手の勢いある攻撃に苦戦した京都橘だが、後半4分、MF佐藤陽太(3年)の左FKをCB山内琳太郎(2年)が合わせて先制点を奪う。25分、洛北は左ショートコーナーからMF横田裕澄(2年)がゴール前に入れたボールがそのままゴールイン。京都橘は32分にMF西野太陽(2年)のヘディングシュートで勝ち越したが、洛北は試合終了2分前にFW山嵜洸太朗(3年)のゴールで再び同点に持ち込んだ。それでも京都橘は延長前半5分、6分、延長後半開始の計3度のタイミングで2人同時投入。流れを傾けると、延長後半6分にいずれも交代出場のFW古川巧(3年)、FW木原励(1年)、FW永井友也(2年)が絡んで決勝点をもぎ取った。3-2で競り勝った京都橘が2年ぶりとなる全国出場権を勝ち取った。
MOM:MF佐藤陽太(3年)
主将が攻守でチームを牽引

■予選取材記者(森田将義氏)チーム紹介
京都の新名門が日本一に挑戦
 予選決勝は、守備の主力を複数欠き、苦戦を強いられたが、交代選手の活躍により延長戦の末に勝利。米澤一成監督が「夏以降は選手層が厚くなって、競争が激しくなった。結果的には予選を勝ち抜く力になった」と話したようにベスト4に輝いたインターハイよりも戦力は充実している。チームの核となるのはMF佐藤陽太(3年)と志知遼大(3年)のダブルボランチ。二人を中心とした後方からのパスワークで左右を揺さぶり、MF高木大輝(3年)とDF旭奈滉人(3年)が縦を仕掛けるのが攻撃の定番だ。相手エリアでは、肉体派のFW梅津倖風(3年)が潰れ役となり、FW梅村脩斗(3年)と西野太陽(2年)が隙を突いてシュート。DF藤橋怜士(3年)が軸となる守備陣も大崩れの心配はない。近年は早期敗退が続くが、今年は上位入りの可能性は十分だ。

編集部+α
 2度目の選手権出場だった12年度大会でFW仙頭啓矢とFW小屋松知哉(ともに現京都)の強力2トップを中心に準優勝。翌13年度大会も4強入り、14年度大会でも8強入りを果たした。また、12年度から17年度大会まで京都府予選で初の6連覇達成。京都を代表する存在となったが、一方でFW岩崎悠人(現札幌)を擁した16年度大会初戦で市立船橋高(千葉)に競り負けるなど過去3度の選手権はいずれも初戦敗退を喫している。今年はインターハイで過去最高の3位。全国トップレベルの力を有していることを示した。大きな期待を背負う中で迎える選手権で歴史を変えるか、注目だ。
■予選取材記者(森田将義氏)注目選手
主将は関西屈指のタレント
MF佐藤陽太(3年)
「攻撃センス溢れるボランチ。ボランチの位置から攻撃を組み立てながら、機を見て前方に飛び出し、ゴールを狙う」

橘の“必殺仕事人”
MF志知遼大(3年)
「高い予測力を活かしたボールハントが光るMF。派手さはないが、確実にピンチの芽を摘む仕事ぶりはまさに必殺仕事人だ」

泥臭く戦う“梅梅コンビ”の長身FW
FW梅津倖風(3年)
「強さを活かしたポストプレーで攻撃の起点となるFW。二列目の良さが活きるのは泥臭い仕事ができる彼がいるから」

■過去の全国大会成績
【17年度 第96回(2回戦敗退)】
2回戦 0-1 上田西高(長野)
【16年度 第95回(1回戦敗退)】
1回戦 0-1 市立船橋高(千葉)
【15年度 第94回(1回戦敗退)】
1回戦 0-1 尚志高(福島)
【14年度 第93回(8強)】
2回戦 3-0 第一学院高(茨城)
3回戦 0-0(PK3-1)國學院久我山高(東京A)
準々決勝 0-4 前橋育英高(群馬)
【13年度 第92回(4強)】
2回戦 2-0 藤枝東高(静岡)
3回戦 3-2 那覇西高(沖縄)
準々決勝 2-0 市立船橋高(千葉)
準決勝 0-4 星稜高(石川)
【12年度 第91回(準優勝)】
1回戦 2-2(PK4-3)正智深谷高(埼玉)
2回戦 3-1 仙台育英高(宮城)
3回戦 4-1 丸岡高(福井)
準々決勝 2-1 帝京長岡高(新潟)
準決勝 3-0 桐光学園高(神奈川)
決勝 2-2(PK3-5)鵬翔高(宮崎)
【08年度 第87回(1回戦敗退)】
1回戦 0-2 前橋育英高(群馬)

■登録メンバーリスト
1 GK 前田宙杜(2年)
2 DF 松本永遠(3年)
3 DF 小山凌(2年)
4 DF 金沢一矢(2年)
5 DF 渋谷勇希(3年)
6 MF 志知遼大(3年)
7 MF 佐藤陽太(3年)
8 MF 湊麟太郎(3年)
9 FW 梅村脩斗(3年)
10 FW 西野太陽(2年)
11 FW 梅津倖風(3年)
12 GK 中村青(2年)
13 FW 木原励(1年)
14 MF 中川樹(2年)
15 DF 山内琳太郎(2年)
16 DF 旭奈滉人(3年)
17 MF 高木大輝(3年)
18 FW 永井友也(2年)
19 MF 田中慶吾(3年)
20 MF 松浦蒼波(2年)
21 GK 松田龍之介(3年)
22 DF 木下渓(3年)
23 DF 中野晃弥(2年)
24 DF 藤橋怜士(3年)
25 DF 鈴木惣一朗(3年)
26 FW 古川巧(3年)
27 MF 長谷川裟恭(1年)
28 MF 久保成世(3年)
29 DF 古川瑞輝(3年)
30 GK 郷田凪砂(2年)
▼関連リンク
●【特設】高校選手権2019

出場校チーム紹介:興國高(大阪)注目の初出場校、興國高

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注目の初出場校、興國高
第98回全国高校サッカー選手権

興國高(大阪)

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▼全国大会日程
2回戦 vs.昌平高(埼玉)
■出場回数
初出場
■過去の最高成績
-
■その他、過去の主な全国大会成績
-
■監督
内野智章
■主将
MF田路耀介(3年)
■今季成績
[総体](府6回戦敗退)
府6回戦 0-1 関西大一高

[リーグ戦]
プリンスリーグ関西4位(9勝1分8敗)
■予選成績
5回戦 5-0 東住吉高
6回戦 3-1 帝塚山泉ヶ丘高
準々決勝 1-0 関西大一高
準決勝 3-1 近大附高
決勝 2-0 阪南大高
■都道府県予選決勝布陣&決勝メモ
[4-5-1]
      杉浦力斗
下村和暉 樺山諒乃介 南拓都
   田路耀介 湯谷杏吏
橋本丈          高安孝幸
   平井駿助 中島超男   
      田川知樹

[決勝メモ] 
 プリンスリーグ関西王者・阪南大高との決勝戦。前半、興國はFW杉浦力斗(2年)へのロングボールを多用し、DF高木践(3年)を中心に守る阪南大高にジャブを打ち続る。そして後半に勝負。前がかりになる相手に対し、MF湯谷杏吏(2年)が前向きでプレーする回数を増加するなど仕掛けていく。そして後半30分、MF樺山諒乃介(2年)の突破から杉浦が先制ゴール。GK田川知樹(2年)のビッグセーブでピンチを凌ぐと、38分にCKから樺山が決めて2-0で勝った。興國は悲願の初優勝。全国大会初出場を決めた。

MOM:MF樺山諒乃介(2年)
初優勝導く1G1A!
■予選取材記者(森田将義氏)チーム紹介
全国を驚かすか?タレント揃う注目の初出場校

 プリンスリーグ関西に初参戦した今年は守備が乱れ、黒星が目立った。夏のインターハイ予選もベスト16で敗退。主将のMF田路耀介(3年)は「立ち上げの頃は勝てなくて本当に苦しかった」と振り返る。しかし、夏以降はGK田川知樹(2年)とDF平井駿助(2年)が大きく成長。チーム全体としても守備意識を高めたこともプラスとなり、予選5試合で2失点に抑える手堅い試合運びに繋げた。
 代名詞である攻撃も、プリンスリーグで格上との戦いを経験したことでポゼッション一辺倒ではなく、時間帯に応じてカウンターを繰り出すなど臨機応変さを身につけた。田路とMF湯谷杏吏(2年)のダブルボランチを中心に、MF樺山諒乃介(2年)やFW杉浦力斗(2年)といったプロ注目株が繰り出す仕掛けは全国でも通用するはずだ。全国を驚かせる準備は進んでいる。

編集部+α
 今年はMF田路耀介主将(3年)と右SB高安孝幸(3年)の金沢入りが内定。昨年は左SB起海斗が山口、FW村田透馬が岐阜、FW中川裕仁が愛媛へ加入し、その前年も3選手がプロ入りを果たしている。OBには中央大を経てプロ入りし、日本代表まで駆け上がったFW古橋亨梧(現神戸)もおり、今後、大学を経由してプロ入りする選手も増加しそうだ。古橋に続く存在の台頭など、これからの部分もあるが、“育成の興國”として定着していることは確か。来年は樺山と田川、杉浦、平井、MF南拓都(2年)ら大量のJリーガー誕生が期待されているが、その前に実績を残すか。注目の初出場校だ。


■予選取材記者(森田将義氏)注目選手
ブレイクなるか、逸材GK
GK田川知樹(2年)
「フィールドプレーヤー並のテクニックと高精度のキックで攻撃の起点となる守護神。今年は横浜FMへの練習参加によって、ファインセーブの回数も増えた」

名は『あずり』。センス抜群のプレーメーカー
MF湯谷杏吏(2年)
「巧みなポジショニングでDFラインからボールを引き出し、攻撃のスイッチを入れるプレーメーカー。『あずり』という名前は、イタリア代表の好きの父から、『アズーリ』の愛称にちなんで命名された」

注目校のエースは大会屈指のドリブラー
MF樺山諒乃介(2年)
「持ち前のドリブルとパスで決定機を作りつつ、左右両足から放つ強烈なシュートでゴールネットも揺らす絶対的な10番。初の全国で興國らしさを出せるかは彼次第だ」

■過去の全国大会成績
-
■登録メンバーリスト
1 GK 田川知樹(2年)
2 MF 橋本丈(3年)
3 DF 中島超男(2年)
4 MF 田路耀介(3年)
5 DF 平井駿助(2年)
6 MF 浜崎匠海(2年)
7 MF 山崎希一(3年)
8 MF 高安孝幸(3年)
9 FW 杉浦力斗(2年)
10 FW 樺山諒乃介(2年)
11 MF 南拓都(2年)
12 GK 吉岡凜太郎(3年)
13 MF 豊田柊弥(2年)
14 MF 山本翔(3年)
15 MF 芝山和輝(3年)
16 MF 湯谷杏吏(2年)
17 MF 萬谷裕太(3年)
18 FW 下村和暉(3年)
19 FW 野勢日向太(2年)
20 MF 児山雄基(2年)
21 GK 芝谷颯汰(3年)
22 MF 中池秀太(3年)
23 DF 丸山航輝(3年)
24 FW 松本悠玖(3年)
25 DF 田上涼太(1年)
26 MF 関家涼太(3年)
27 FW 石田開世(3年)
28 MF 佐々木紳乃介(3年)
29 MF 武本射雅(1年)
30 MF 浦崎晶立(3年)
▼関連リンク
●【特設】高校選手権2019

出場校チーム紹介:和歌山工高(和歌山)30年ぶりとなる全国に挑戦する和歌山工高

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30年ぶりとなる全国に挑戦する和歌山工高
第98回全国高校サッカー選手権

和歌山工高(和歌山)

|和歌山工高関連ニュース


和歌山工高写真ニュース

▼全国大会日程
1回戦 vs.松本国際高(長野)
■出場回数
30年ぶり4回目
■過去の最高成績
初戦敗退(87、88、89年度)
■その他、過去の主な全国大会成績
全国高校総体出場1回
■監督
大宅光
■主将
FW田中彪(3年)
■今季成績
[総体](県3回戦敗退)
県3回戦 1-4 初芝橋本高
[リーグ戦]
和歌山県1部リーグ8位(5勝2分11敗)
[新人戦](県3回戦敗退)
県3回戦 1-1(PK3-4)橋本高

■予選成績
1回戦 4-0 向陽高
2回戦 24-0 高野山高
3回戦 1-1(PK3-2)和歌山北高
準々決勝 1-1(PK5-4)田辺高
準決勝 4-0 近大新宮高
決勝 1-0 和歌山南陵高
■都道府県予選決勝布陣図&決勝メモ
[4-3-3]
       田中彪
  武山遼太郎    泉裕大
神森渚生           小倉雄吏
    岩橋陽世 岩橋累斗

  藪恒星 中正司裕心 岩渕来玖
       山田尚輝


[決勝メモ]
 16年に再開校してから4年で決勝まで駒を進めてきた和歌山南陵高との代表決定戦。前半、FW江川公亮(3年)やFW川邊海人(3年)を起点に攻める和歌山南陵に対し、和歌山工は幅を広く使ったポジショニングからスペースを作り出す。そして39分、FW武山遼太郎(3年)のシュートのこぼれ球を拾ったMF神森渚生(2年)が先制ゴール。後半は和歌山南陵が立ち上がりからチャンスを作るなど反撃したが、GK山田尚輝(2年)を中心に跳ね返した和歌山工が1-0で勝ち、30年ぶりの優勝を決めた。

MOM:FW武山遼太郎(3年)
決勝点呼び込んだ攻撃の要

■予選取材記者(前田カオリ氏)チーム紹介
ポジティブに戦い、平成元年以来の全国へ
 県大会でベスト4に名を連ねることは近年も珍しくはなかったが、今年のインターハイ予選では県ベスト8に入ることも叶わず。その戦績から選手権予選ではシードがつかずに1回戦から戦うことになったが、日頃から心がけている「ネガティブな発言はせず、ポジティブに」(大宅光監督)1つ1つの試合と向き合った結果、平成元年以来となる、30年ぶりの優勝を果たした。
 練習時間が2時間しかない中で積み重ねてきたものがようやく結果に結びついた和歌山工は、「丁寧に」繋ぐことを意識してきた。自陣ゴール前でも意図なく長いボールを蹴ったり慌ててラインの外に掻き出したりといったことをせず、3、4本のパスを通してボランチに繋いでいく。バランスを見て動くことができるMF岩橋陽世(3年)を中心とした中盤では、数的優位を作り、少しずつ相手の中盤に歪みを生じさせて、相手陣内に入り込む。県予選で2度もつれ込んだPK戦でセーブしたGK山田尚輝(2年)の存在も心強い。

編集部+α
 94年度大会で初芝橋本高が初優勝して以降、和歌山県では初芝橋本が15回、近大和歌山高が6回、和歌山北高が4回と3校が選手権出場権を寡占してきた。その3校ではない優勝校は、93年度の田辺高以来。3強の壁を破っての全国出場だ。和歌山工は87年度の初優勝から3年連続で選手権に出場しているが、いずれも1点差で敗れている。そのうち、2度は長野県勢に敗戦。30年ぶりとなる選手権では、“鬼門”長野県勢の松本国際高から初勝利を挙げることに集中する。
■予選取材記者(前田カオリ氏)注目選手
泥臭くゴールへ向かうリーダー
FW田中彪(3年)
「前線でキープする力もあり、ゴール前で泥臭く戦える選手。身体能力も高いので、意外性のあるシュートも放つ」

豊富な運動量でゴール強襲
FW武山遼太郎(3年)
「運動量も豊富で、中盤にもタイミングよく顔を出す。相手の逆をとることも得意で、得点力もある選手」

和工の攻撃の起点
MF岩橋陽世(3年)
「チームにとって大事な中盤で、周囲の選手に声をかけながらバランスをとることができるキーパーソン。攻撃の起点」

■過去の全国大会成績
【89年度 第68回(1回戦敗退)】
1回戦 2-3 松本県ヶ丘高(長野)
【88年度 第67回(1回戦敗退)】
2回戦 1-2 市立船橋高(千葉)
【87年度 第66回(1回戦敗退)】
1回戦 0-1 松本深志高(長野)

■登録メンバーリスト
1 GK 山田尚輝(2年)
2 MF 御前開成(3年)
3 DF 岩渕来玖(3年)
4 MF 武山遼太郎(3年)
5 DF 竹野航星(3年)
6 FW 芝崎斗和(3年)
7 DF 藪恒星(3年)
8 MF 土井一輝(3年)
9 FW 黒川透弥(3年)
10 MF 岩橋陽世(3年)
11 FW 田中彪(3年)
12 GK 新谷浩士(2年)
13 DF 上山京介(3年)
14 MF 小倉雄吏(2年)
15 DF 中正司裕心(2年)
16 MF 神森渚生(2年)
17 DF 小山悠太(2年)
18 MF 佐藤蓮音(2年)
19 MF 岩橋累斗(2年)
20 FW 泉裕大(2年)
21 GK 神崎貴統(1年)
22 MF 藤本渚颯(2年)
23 FW 大峰錬(3年)
24 MF 庄司駿(3年)
25 FW 竹林勇人(3年)
26 FW 小谷吏玖(3年)
27 MF 川上豊太(3年)
28 FW 森愛翔(2年)
29 MF 下平健人(1年)
30 MF 上野雅空(3年)
▼関連リンク
●【特設】高校選手権2019

ユース取材ライター陣が推薦する選手権注目の11傑vol.1森田氏が推薦するFW吉倉昇空(富山一高2年、左)

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森田氏が推薦するFW吉倉昇空(富山一高2年、左)
特集企画「ユース取材ライター陣が推薦する『全国高校選手権注目の11傑』」

 ゲキサカでは12月30日に開幕する第98回全国高校サッカー選手権の注目選手を大特集。「選手権注目の11傑」と題し、ユース年代を主に取材するライター陣に選手権注目の11選手を紹介してもらいます。第1回は関西を中心にジュニアから大学生、Jリーグまで精力的に取材する森田将義氏による11名です。

 森田将義氏「U-17ワールドカップで輝きを放ったFW西川潤(桐光学園高3年)とFW若月大和(桐生一高3年)が予選で涙を飲み、昨年度の選手権でその名を轟かせた尚志高のFW染野唯月(3年)も怪我のため、欠場が決定。今年の顔と言える選手の多くが不在となる今回の選手権は、新たなスターの誕生が待たれる大会と言えます。そこで、今回は今年観た選手の中から、ブレークしそうな2年生をピックアップしました。いずれも見る人を楽しませるストロングポイントを持った選手ばかりなので、彼らが羽ばたけるか実際に試合を観てもらえればと思います」

以下、森田氏が推薦する11名

GK安原哲平(愛工大名電高2年)
「将来性の高さを見込まれ、1年生の頃からゴールマウスを託される守護神。がっちりとした肉体の持ち主で、高い身体能力を活かしたシュートセーブが目を惹く。キック精度も高く、予選では選手権初出場の立役者となった」

DF田中誠太郎(高川学園高2年)
「本来は攻撃好きのMFだが、今年は現役時代にDFだった江本孝監督に人間性を高く買われて、CBとして奮闘。『持ち味の気持ちと身体を投げ出してでもシュートブロックするのを意識している』と話す通り、魂のこもった守りでゴール前に立ちはだかる」

DF中正司裕心(和歌山工高2年)
「平成元年以来となる選手権出場に大きく貢献したCB。上背はないが、身体能力が高く50m6秒台前半の速さと打点の高いヘディングで相手の攻撃をきっちり跳ね返す。大宅光監督の信頼も厚く、3バックを束ねるDFリーダーとして期待される」

DF平井駿助(興國高2年)
「186cmの高身長を活かし、エアバトルで無類の強さを誇るCB。2年生ながらも横浜FMの練習参加を経験したことで自信を掴み、夏以降は急成長。守備の要として、予選をわずか2失点で終える原動力となった」

DF田邉秀斗(静岡学園高2年)
「鹿島内定のMF松村優太(3年)を筆頭とした攻撃陣に注目が集まるが、今年は後方にも楽しみな選手がいる。競り合いの強さとスピードを備えたDFで、素材感はピカイチ。本職はCBだが、両足から繰り出す正確なフィードを買われ、今年は左右のSBを主戦場にする」

MF山田和樹(立正大淞南高2年)
「2歳上の兄・祐樹(現・びわこ成蹊スポーツ大)も立正大淞南のDFリーダーとして活躍。兄ほどの上背はないが、鋭い読みを活かしたボールハントは一目見れば、兄弟だと分かるほど瓜二つで、南健司監督は『予測力も遺伝するんだと学んだ』と口にする」

MF田中魁人(神戸弘陵高2年)
「豊富なスタミナと高い守備力が魅力のボランチ。ボールを奪ってからのシンプルな散らしで攻撃のリズムを作る。この一年、結果が出ずに苦しんだ神戸弘陵が選手権出場を果たせたのは、怪我から復帰した彼の存在が大きい」

MF鈴木嶺騎(鵬学園高2年)
「観る者を魅了する攻撃センスに長けた左利きのアタッカー。独特のリズムで繰り出すドリブルが持ち味で、相手にとって捕まえにくい小さな身体も駆使して、いとも簡単に相手DFを手玉にとる。全国大会初勝利のキーになる選手だ」

MF宮木優一(四日市中央工高2年)
「ルーキーイヤーから期待されてきたドリブラー。今季は判断の悪さを指摘され、Aチームに絡めずにいたが、ボランチを経験したことで意識が変化。予選ではパスを使いながら果敢にゴールへと迫り、『予選で一番成長した選手』と伊室陽介監督から高評価を受けた」

FW吉倉昇空(富山一高2年)
「夏以降スタメンの機会が増えた次期エース候補。スラリとした身長が目を惹くが、最大の特徴はドリブルで、スライドの大きな動きで相手守備の間をすり抜け、チャンスを生み出す。得点への貪欲さが増せば、ブレークの可能性は高い」

FW楠瀬海(高知高2年)
「50m6秒1の快速を活かし、相手エリアを果敢に仕掛ける点取り屋。スピードに乗ったドリブルからのシュートが持ち味で予選では、チーム得点王となった。全国では、『チームを勝たせるために少ないチャンスを決めきる力を身につけたい』と意気込む」

執筆者紹介:森田将義(もりた・まさよし)
1985年、京都府生まれ。路頭に迷っていたころに放送作家事務所の社長に拾われ、10代の頃から在阪テレビ局で構成作家、リサーチとして活動を始める。その後、2年間のサラリーマン生活を経て、2012年から本格的にサッカーライターへと転向。主にジュニアから大学までの育成年代を取材する。ゲキサカの他、エル・ゴラッソ、サッカーダイジェストなどに寄稿している。
●【特設】高校選手権2019
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