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バレンシアが11季ぶりコパ・デル・レイ制覇!! バルセロナの5連覇を阻止バレンシアがコパ・デル・レイ制覇

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バレンシアがコパ・デル・レイ制覇
[5.25 コパ・デル・レイ決勝 バルセロナ1-2バレンシア]

 コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)は25日、セビリアのベニト・ビジャマリンで決勝戦を行い、バレンシアバルセロナを2-1で破った。創立100年目のバレンシアは同じく国王杯を制した2007-08シーズン以来11季ぶりのタイトル獲得。一方、バルセロナが更新してきた連覇記録は4回でストップした。

 バルセロナは右膝の手術を受けたFWルイス・スアレスがメンバー外。最前線にはリーガ・エスパニョーラ得点王のFWリオネル・メッシが入り、右ウイングはMFセルジ・ロベルトが務めた。対するバレンシアはFWケビン・ガメイロとFWロドリゴの2トップで挑んだ。

 先に決定機をつくったのはバレンシア。前半5分、バルセロナDFクレマン・ラングレのミスからガメイロがボールを奪うと、すでに移籍が決定的となっているGKヤスパー・シレッセンの裏を突いてロドリゴがシュート。しかし、DFジェラール・ピケが間一髪のカバーリングを見せ、ゴールには至らなかった。

 それでもバレンシアが前半21分、先にスコアを動かした。自陣からDFガブリエル・パウリスタのロングフィードが左サイドに通ると、DFホセ・ルイス・ガヤがフリーランニングからドリブル突破。グラウンダーでの折り返しがガメイロに通り、豪快な右足シュートがネットに突き刺さった。

 さらにバレンシアは前半33分、カウンターからMFカルロス・ソレールが右サイドを切り裂き、ゴール前にクロスを供給。これにロドリゴが頭で合わせ、早くも2点のリードを確保した。バルセロナは同45分、メッシのミドルシュートが相手ゴールを襲ったが、GKジャウメ・ドメネクがビッグセーブを見せた。

 バルセロナは後半開始時にエルネスト・バルベルデ監督が動くと、MFアルトゥールとDFネウソン・セメドに代えて、MFアルトゥーロ・ビダルとFWマウコムを投入。その後はメッシを中心に攻撃を組み立て、一方的なハーフコートゲームを演じた。同11分にはメッシのアウトサイドシュートがポストに直撃する場面もあった。

 バレンシアは後半20分、FKを蹴った際にふくらはぎを痛めたMFダニエル・パレホがプレーを続けられず、無念の途中交代。MFジョフリー・コンドグビアが送り込まれた。バルセロナは同26分、マウコムのカットインからオーバーラップしてきたピケがダイレクトシュートを狙ったが、大きく枠を外れた。

 それでもバルセロナは後半28分、マウコムの右コーナーキックをラングレが頭で合わせると、またしてもジャウメがビッグセーブを見せるも、こぼれ球をメッシが押し込んで1点差。しかし、その後はピケを最前線に上げてパワープレーに出たが、バレンシアが最後まで守り切って8度目の国王杯制覇を果たした。

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●コパ・デル・レイ2018-19特集

[5月26日 今日のバースデー]

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Japan
FW大槻周平(山形、1989)*左利きの万能型ストライカー。前線でのキープ力やポストプレーで攻撃の起点に。
DF阿部巧(相模原、1991)*FC東京U-18出身。豊富な運動量を生かした果敢な攻撃参加が持ち味。
FW澤田崇(長崎、1991)*中央大出身。圧倒的な加速を生かしたドリブルを得意としている。
MF山田満夫(沼津、1994)*高卒で松本入りしたが、1年で仙台大進学を選び、再びプロ入りを果たしたMF。
MF粟飯原尚平(岐阜、1996)*高い技術を持つアタッカー。札幌U-18、近畿大出身。
DF鹿山拓真(長崎、1996)*東海学園大から長崎に加入したサイドプレイヤー。特別指定選手時代にJデビューを果たした。
FW藤村怜(札幌、1999)*札幌U-18からトップチームに昇格。すでに公式戦で出番を得ている。
FW宮代大聖(川崎F、2000)*U-17日本代表のエースを務めたストライカー。U-20日本代表でも期待がかかる“川崎の大砲”。
MF柴田壮介(湘南、2001)*高校1年時の3月にルヴァン杯でトップチームデビューした期待のMF。

World
MFファン・クアドラード(ユベントス、1988、コロンビア)*爆発的な一瞬のスピード武器。鋭いドリブル突破でサイドを切り裂く。

Former
DFマット・バスビー(元マンチェスター・Cほか、1909、スコットランド)*引退後はマンチェスター・Uで監督としてCL優勝などを成し遂げた。
FWルカ・トニ(元フィオレンティーナほか、1977、イタリア)*高さと技術を兼ね揃えた大型ストライカー。足もとの柔らかさも持ち味。

Others
トミーズ健(トミーズ:タレント、1959)
木佐彩子(アナウンサー、1971)
TAKURO(GLAY:ミュージシャン、1971)
つるの剛士(タレント、1975)
伊東美咲(女優、1977)
小平奈緒(スピードスケート、1986)
渡部暁斗(スキー、1988)
伊藤かりん(乃木坂46:アイドル、1993)

Article 101

Article 100

前半洛北に苦戦も、後半したたかに4得点。京都橘が強さ示して全国王手:京都京都橘高が全国王手

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京都橘高が全国王手
[5.25 インターハイ京都府予選準決勝 京都橘高 4-0 洛北高 太陽が丘球技場B]

 京都橘が日本一への第一関門突破まであと一勝――。令和元年度全国高校総体(インターハイ)「感動は無限大 南部九州総体2019」サッカー競技(沖縄)京都府予選準決勝が25日に行われ、府新人戦優勝の京都橘高が後半の4得点によって4-0で洛北高に快勝。京都橘は6月2日の決勝で東山高と戦う。

 前評判高い京都橘が、強さを示して決勝へ駒を進めた。前半は11度目の全国出場を狙う洛北ペース。京都橘は大型FW河野未沙希(3年)やハイサイドへのロングボールを徹底する洛北に押し込まれてしまう。浮き球の処理を誤って連続攻撃を食らったり、MF長元真夢(3年)に中央突破を許すシーンもあった。

 また、洛北は失ったボールをファウル覚悟で距離を詰め、取り返しに来る迫力あるディフェンス。出足の良いDF伊藤颯真(3年)らが球際での強さを見せていた。京都橘はFW梅津倖風(3年)が前線でよく身体を張るなど押し返し、17分には右サイドを崩してMF佐藤陽太主将(3年)がフィニッシュするシーンもあったが、思うようにボールを繋ぐことができない。気温34度予想のこの日、5月で早くもクーリングブレイクが導入。その中断後も、洛北はパワーのあるサッカーを継続し、相手に流れを渡さない。

 だが、33分にカウンターから洛北MF山嵜洸太朗(3年)が抜け出しかけたシーンを「一番後ろの真ん中は全部が見えるので、自分から発信してコーチングして全体を動かして守備の面で強く行けたらなと思います」というDF藤橋怜士(3年)が一発で止めて見せるなど、京都橘は3バック中心に粘り強い守り。0-0のまま前半を折り返す。

 洛北は後半開始から河野らに代え、FW豊坂逸希(3年)ら技巧派のアタッカー3枚を投入して勝負に出た。だが後半、意識的にボールを繋いで攻めた京都橘が、したたかに難敵を攻略して見せる。

 まずは7分、左WB高木大輝(3年)の左CKをファーサイドのU-17日本代表候補MF西野太陽(2年)が豪快に叩きつけて先制ヘッド。期待の2年生10番のゴールでスコアを動かすと、10分には相手CKからのカウンターで高木とMF田中慶吾(3年)が右サイドを攻略する。最後は田中のラストパスを最前線まで駆け上がった佐藤が1タッチで決めて2-0とした。

 劣勢の前半を凌ぎ、後半の連続得点で見事に畳み掛けた。米澤一成監督が「精神的に成長したかなと思います」と評した京都橘はその後、佐藤中心にゲームをコントロール。26分には右サイドからボールを繋ぎ、佐藤を経由して受けたMF湊麟太郎(3年)が右足で加点する。

 さらに40分には交代出場の1年生FW木原励が自ら獲得したPKを決めて4-0。また藤橋が「前半、苦しい場面もあったけれどそこも耐えれて、後半もそれを続けてできたのは良かったです。相手にシュート本数も全然無かったし、良かったです」と振り返ったように、納得の無失点で試合を終えた。

 今年の京都橘は府新人戦で昨年3冠の東山高を6-1で倒し、春の船橋招待U-18大会でも強豪を連破して優勝。佐藤や高木、MF志知遼大(3年)のように下級生時から注目されてきた選手がいるほか、西野、梅津ら前線にも力のある選手の名が並ぶ。この日のように難しい試合でもセットプレーやカウンターから獲り切って勝つ強さもある。

 目標はもちろん日本一だが、2年前のインターハイ8強を経験した選手は一人もいない。それだけに、米澤監督は「インターハイはオマエら初出場やぞ」と引き締め、決勝も「難しい試合になる。頑張ります」とコメント。佐藤も「今年の1、2、3年生はインターハイをまだ経験したことがないので経験できるように、まずは決勝戦をチーム全員で勝ちにいきたいです」。過信することなく目の前の試合に集中すること。大目標実現のために必ず全国切符を掴み取る。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2019

バイエルン、19回目ポカール制覇で国内2冠達成!退団のリベリ「決して忘れない」バイエルンが3年ぶり19回目の優勝

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バイエルンが3年ぶり19回目の優勝
[5.25 DFBポカール ライプツィヒ0-3バイエルン]

 DFBポカール(ドイツ国内杯)は25日、ベルリン・オリンピアシュタディオンで決勝を行い、バイエルンライプツィヒを3-0で下して3年ぶり19回目の優勝を果たした。

 ブンデスリーガで前人未踏の7連覇を達成したバイエルン。前半29分、左サイドでFWキングスレー・コマンを追い越してパスを受けたDFダビド・アラバがマイナス方向へクロスを入れると、FWロベルト・レワンドフスキが後方に下がりながら頭で合わせ、先制点を奪った。

 その後は、初優勝を狙うライプツィヒが粘りをみせたが、後半33分に痛恨の失点。バイエルンはMFジョシュア・キミッヒのスルーパスは相手のブロックに阻まれたが、PA内上空に舞い上がったボールをコマンがおさめ、強烈な左足シュートを沈めて、2-0とリードを広げた。

 さらにバイエルンは後半40分、自陣右サイドでキミッヒが大きくクリアすると、相手DFに競り勝ったレワンドフスキが抜け出し、GKとの1対1を冷静に制して3-0。今季限りで退団するFWアリエン・ロッベンとMFフランク・リベリも後半途中から出場し、優勝の瞬間をピッチで迎えた。

 クラブ公式サイトによると、リベリは「ライプツィヒはとてもいいサッカーをしていた」と相手を称えつつ「でも、僕たちも今日の試合はうまくいった。優勝はいつも美しく、特別なムードがある。僕たちが一緒に達成したことは一生残るし、僕は決して忘れないだろう。素晴らしい12年間だった」と振り返った。

●DFBポカール2018-19特集
●ブンデスリーガ2018-19特集

「染野唯月くんが自分の大きな目標です」。助言得たFW超えへ、京都橘の2年生FW西野太陽が先制ヘッド後半7分、先制ゴールを喜ぶ京都橘高FW西野太陽

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後半7分、先制ゴールを喜ぶ京都橘高FW西野太陽
[5.25 インターハイ京都府予選準決勝 京都橘高 4-0 洛北高 太陽が丘球技場B]

 期待の10番が、一撃で重い空気を振り払った。0-0の後半7分、京都橘高は左WB高木大輝(3年)の左足CKをファーサイドのU-17日本代表候補MF西野太陽(2年)が豪快ヘッドで先制点。前半は相手のパワーある攻守に押されていた京都橘だが、「(米澤)監督からも『耐えて、耐えて、耐え抜いて相手が絶対に落ちてくる時があるのでそこを突いていけ』と言われていた。(高木)大輝くんが良いボールを上げてくれたのでオレは触るだけでした」という2年生エースのゴールで流れを一変させた。

 西野は今年、関西を代表する強豪校の10番を背負う。米澤一成監督はその意図について「彼に自覚を持ってもらいたい」と説明。それに対して西野は「10番を2年生でつけさせてもらっているということでチームを背負っている。自分がチームのために戦うということが去年はあまりできていなかったので、今年は守備から入って、チームのリズムを作って、チームのために戦うという気持ちです」と力を込めた。

 180cm近い長身と柔らかいボールタッチ、鋭い抜け出し、そして振りの速いシュートが特長。この日も前線でスケール感のあるプレーを見せていた。そして普段は少ないというヘディングでゴール。エースの期待に応えるプレーをしてのけた。

 3月には今秋のU-17ワールドカップへ向けて強化中のU-17日本代表候補に選出。得意の抜け出しなどでアピールした西野は合宿後も好調を維持していた。だが、代表チームのスピード感を意識するあまり、プレーが自分、自分になってしまい、プリンスリーグ関西では先発落ちも経験。指揮官からは「チームのために戦えていない、代表行って満足している」と厳しい指摘を受け、主将のMF佐藤陽太(3年)からもチームで戦うことを説かれた。

「これではダメだと思って、チームのためを思ってプレーするようになりました」という西野の変化を米澤監督は見逃さず、先発復帰。そしてチームのために走り、連係し、エースとして結果も出している。

 現在、目標とする存在はU-18日本代表FW染野唯月(尚志高3年)だ。昨年度の選手権準決勝で“衝撃”のハットトリックを達成するなど、高校3年生世代を代表するストライカー。西野は昨年のU-17日本代表新潟合宿にトレーニングパートナーとして参加し、染野の武器である切り返しや考え方を学んできた。

「唯月くんもチームのためにという話が多くて、切り返しとかも唯月くんから教えてもらったりしました。身近で言ったら、染野唯月くんが自分の大きな目標です」。今年、助言を受けた染野擁する尚志と全国大会で対戦し、“恩返し”のゴールを決めるかにも注目だ。

 そのためにも、まずは全国切符を必ず獲得すること。6月2日の決勝へ向けて西野は「去年、チームとしても行けなかったので、一からチャレンジャーという気持ちを忘れずに、またチーム一丸となって戦っていきたいです」と言い切った。チームのためにプレーし、エースとして仕事をすること。そして染野のような存在になって、代表入りやプロ入りのチャンスを掴む。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2019

CPサッカー日本代表候補の19歳、三浦の夢「パラリンピックの舞台に立ちたい」三浦良介(右)は読みのいいポジショニングでパスカット

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三浦良介(右)は読みのいいポジショニングでパスカット
 脳に障害がある人の7人制サッカー、CPサッカーの今年度の強化指定選考会が25日、埼玉・西大宮スポーツパークではじまった。

 日本代表を目指し、26人が参加し、15人程度に絞り込まれるこの選考会は気温30度を超える猛暑の中、4グループに分かれて20分ハーフの試合形式を繰り返し、参加選手の力量を試された。11人制にたとえるとボランチ的なポジションで2試合に出て、いずれも無失点で切り抜けた三浦良介(P.C.F.A.SALTAR)は読みのよさで再三、相手のパスをカットし、ピンチらしいピンチを作らなかった。

「うまく予測が出来て無失点に抑えられました」

 生まれつき、脳性まひで右半身に麻痺が残る。それでも高校時代も、現在通う広島大学総合科学部でも、健常者のサークルに入ってサッカーを続けてきた。その途中で、インターネットを通してCPサッカーに出会った。広島にはチームがなかったため、すぐに東京を拠点とする今の所属チームに連絡した。

「CPサッカーの所属クラブでは練習できませんが、今の大学のサークルには国体に出るような選手もいます。スピードが違うので、状況判断が早くなると思います」

 2016年、まだ高校生だった頃にCPサッカーをはじめ、すぐに代表に選ばれた。すでに国際試合に12試合出ている。代表になった翌2017年、アルゼンチンで行われた世界選手権にも、日本代表として出場したが、初戦のイングランド戦で11失点する大敗を喫した。

「相手をリスペクトしすぎてしまいました。体格を見ても障がい者アスリートではなく、普通のアスリートに見えました。もっと積極的にボールを奪いにいくべきところで行けなかったんです。日本は相手に厳しく寄せられるとプレーが少し雑になることがある。海外のチームの方がより組織的なんです」

 その洗礼を胸に刻む三浦は、W杯後、特にゲーム形式の練習の時には無失点に抑えることを意識してきた。

「1月は(パラリンピックの競技種目に復帰しなかったのは)残念でした。パラリンピックに立ちたい、という思いはあるし、それは僕だけでなく、みんな思っています。日本は力がついてきているので、世界選手権でベスト8までいけると思う。そこを目標にしたいです」

 2016年までパラリンピック種目だったCPサッカーは8か国で争われた、トップ8に入ることは、パラリンピックが2028年の五輪以降に復帰した場合、必要不可欠な条件になる。日本代表は過去、世界選手権で13位が最高順位。パラリンピックの舞台に立つことを夢見ながら、三浦はいくつもある山をひとつずつ超えていく。


【強化指定選考会・参加選手】
GK瀬下秀樹(A・S UNITED.)
GK二宮一太(エスペランサ)
GK吉村洵紀(エスペランサ)
GK柳英行(CP KOBE)
GK志水遼(CP KOBE)
GK児玉良太(横浜 BAY FC)
FP小澤大介(A・S UNITED.)
FP植木叶(A・S UNITED.)
FP亀野大樹(A・S UNITED.)
FP田畑和郎(A・S UNITED.)
FP赤禿賢一郎(エスペランサ)
FP浦辰大(エスペランサ)
FP河野凌久(エスペランサ)
FP谷口泰成(エスペランサ)
FP花木一磨(エスペランサ)
FP浜田美弥妃(エスペランサ)
FP本中野雅(エスペランサ)
FP児玉誠弥(FCプログレッソ)
FP堀井友哉(大坂PAZ)
FP大沢翔太郎(P.C.F.A.SALTAR)
FP北山貫太(P.C.F.A.SALTAR)
FP久保善暉(P.C.F.A.SALTAR)
FP三浦良介(P.C.F.A.SALTAR)
FP大野僚久(横浜 BAY FC)
FP黒田翔(横浜 BAY FC)
FP戸田哲也(横浜 BAY FC)
【注】GKはゴールキーパー、FPはフィールドプレーヤー

(取材・文 林健太郎)

●CP/障がい者サッカー特集ページ

何度でも這い上がる。4度目の挑戦となる17歳の小澤が日本代表入りを諦めない理由ドリブルをする小澤大介(右から2人目)

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ドリブルをする小澤大介(右から2人目)
 脳に障害がある人の7人制サッカー、CPサッカーの強化指定選考会が25日、埼玉・西大宮スポーツパークではじまり、過去3年間は挑戦しながら落選してきた埼玉県内の高校3年生、17歳の小澤大介が「4度目の正直」に挑んだ。猛暑の中、ボールを追って献身的に走り回った。

「僕は右サイドを任されたのですが、行く必要もないときに左サイドに行ってしまってチームメートの方に怒られることもあったので、その辺りは気を付けたいです」

 生まれる前に脳出血が見つかり、右半身に麻痺が残るが、小学生の頃から健常者のチームでサッカーを続けてきた。小澤の祖母が、2017年当時、CPサッカーの日本代表だった高橋弘人選手の紹介記事を見つけたことで、競技をはじめ、高橋選手が卒業した高校が障がい者への理解も進んでいたことから、進学先として選んだ。  

 協会関係者によると「2、3度立て続けに(選考会に)落選したら、大抵の人があきらめます」。それでも小澤はあきらめる気配すらない。

「小学校のとき、中学生のときにサッカーを教えてくれた人が今でも応援してくれますし、父が小さい頃から今に至るまでパス練習に付き合ってくれます。そういった方々の思いに応えたいですし、父からも『やる以上はしっかり代表を目指せ』と言われています」

 この日グラウンドに照り付けた太陽のような小澤の熱い思いは、吉報となって返ってくるか。小澤は今日26日も、汗が出なくなるまで走り続けるだろう。

【強化指定選考会・参加選手】
GK瀬下秀樹(A・S UNITED.)
GK二宮一太(エスペランサ)
GK吉村洵紀(エスペランサ)
GK柳英行(CP KOBE)
GK志水遼(CP KOBE)
GK児玉良太(横浜 BAY FC)
FP小澤大介(A・S UNITED.)
FP植木叶(A・S UNITED.)
FP亀野大樹(A・S UNITED.)
FP田畑和郎(A・S UNITED.)
FP赤禿賢一郎(エスペランサ)
FP浦辰大(エスペランサ)
FP河野凌久(エスペランサ)
FP谷口泰成(エスペランサ)
FP花木一磨(エスペランサ)
FP浜田美弥妃(エスペランサ)
FP本中野雅(エスペランサ)
FP児玉誠弥(FCプログレッソ)
FP堀井友哉(大坂PAZ)
FP大沢翔太郎(P.C.F.A.SALTAR)
FP北山貫太(P.C.F.A.SALTAR)
FP久保善暉(P.C.F.A.SALTAR)
FP三浦良介(P.C.F.A.SALTAR)
FP大野僚久(横浜 BAY FC)
FP黒田翔(横浜 BAY FC)
FP戸田哲也(横浜 BAY FC)
【注】GKはゴールキーパー、FPはフィールドプレーヤー

(取材・文 林健太郎)

●CP/障がい者サッカー特集ページ
●日本障がい者サッカー連盟(JIFF)のページはこちら

今季1冠のパリSG、トゥヘル監督と2021年まで契約延長パリSGがトーマス・トゥヘル監督と契約延長

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パリSGがトーマス・トゥヘル監督と契約延長
 パリSGは25日、トーマス・トゥヘル監督(45)と2021年6月30日まで契約延長したことを発表した。

 今季からトゥヘル監督が指揮を執るパリSGは、リーグ・アン2連覇を果たしたものの、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)では決勝トーナメント1回戦で敗退。また、クープ・ドゥ・フランス(国内杯)では準優勝、クープ・ドゥ・ラ・リーグ(リーグ杯)では準々決勝で姿を消し、今季は1冠にとどまった。

 クラブ公式サイトによると、トゥヘル監督は「私は非常に満足している。私とスタッフを信頼してくれた会長やクラブに感謝したい。ファンのサポートにもとても感動した。我々のクラブに栄光が訪れることを確信しているよ」と語り、更なるタイトル獲得を誓った。

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[MOM2877]京都橘MF佐藤陽太(3年)_指揮官絶賛の「ホンマに良い選手」。ゲームコントロールし、ゴールも後半10分、2点目のゴールを決めた京都橘高MF佐藤陽太主将がガッツポーズ

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後半10分、2点目のゴールを決めた京都橘高MF佐藤陽太主将がガッツポーズ
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.25 インターハイ京都府予選準決勝 京都橘高 4-0 洛北高 太陽が丘球技場B]

「アイツがいなかったら、自分たちのサッカーができない。ホンマに良い選手」。京都橘高の米澤一成監督が欠かせない存在として名を挙げるMF佐藤陽太主将(3年)が、この日も攻守で存在感のあるプレー。目標とするゴールも決めてチームを京都決勝へ導いた。

 前半は洛北高の高さを活かした攻撃とセカンドボールの回収に苦戦。相手に合わせたサッカーになってしまい、自分たちらしくボールを繋いで攻めることができていなかった。だが、後半は技術と走力も兼ね備えた佐藤中心に修正。4ゴールを挙げた。

 佐藤は先制した直後の後半10分に貴重な2点目のゴール。相手CKのカウンターから一気に最前線まで駆け上がり、1タッチでシュートを決めた。「相手のCKから自分たちのカウンターに繋げて得点するというのは今週の練習からやってきたので、それが形になって結果で出たのは良かったです」と微笑んだ。

 その後、佐藤はMF湊麟太郎(3年)のゴールも演出して1ゴール1アシストの活躍。シャドーの位置からボランチになったことで得点への意識が薄れていたというが、コーチ陣から指摘されて再びこだわるようになった。そのこだわりを府準決勝で表現。チームをプレー、ゴールで引っ張って勝利に貢献した。

 主将としての意識も変わったという。1年時から主軸を担ってきたMFは、誰もが認める存在。だが、4月頃は「ただ、キャプテンをやっているだけ」の時期があった。それをゴールデンウィークに指摘され「自分もやっているだけじゃダメと気づいて、自分も変わって、インターハイ予選は苦しい戦いになるのは分かっているので、精神面でもプレー面でも自分が率先してやろうと思っています」と語る。

 苦しい試合こそ、自分がスイッチを入れられる存在に。カウンターで長い距離を走り切ってゴールを決め、チームを大いに盛り上げた主将は今後も京都橘のために走り、身体を張る決意だ。

 インターハイでの活躍次第では将来の可能性広がりそうだが、「まずはチームのために走って、チームが勝つためにやりたいと思っています。得点にもこだわって、もっとチームを動かして、もっと自分が中心になってプレーしていきたいです」ときっぱり。主将はどんな試合でも、ブレずに自分の役割を全うする。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2019

Article 100

今季1冠にとどまったバルサ…ピケ「ここ数週間がほろ苦さを残した」落胆のジェラール・ピケ

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落胆のジェラール・ピケ
 バルセロナに所属するDFジェラール・ピケが、今季1冠に終わったことを嘆いた。

 今季バルセロナは2位アトレティコ・マドリーと勝ち点11差をつけてリーガ・エスパニョーラを連覇。しかし、UEFAチャンピオンズリーグでは、準決勝でリバプール相手に3-0とリードして第2戦を迎えたが、第2戦ではまさかの4失点を喫して、2年連続で劇的な敗退となった。

 今季2冠目を狙うバルセロナは25日、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)決勝でバレンシアと対戦。GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲン、FWルイス・スアレスらを欠く中、前半21分にFWケビン・ガメイロに先制点を許すと、33分にはFWロドリゴに追加点を決められ、前半は0-2で終了。後半28分にFWリオネル・メッシが反撃の一発を突き刺すも追いつくことができず、1-2で5連覇を逃した。

 クラブ公式ツイッター(@fcbarcelona_jp)によると、ピケは「チームとして僕らが起こしたリアクションには満足しているが、僕らは追いついてドローにできた」と敗戦を悔やんだ。さらに 「リーグ優勝したということは、良いシーズンを過ごしたことだが、ここ数週間が僕らにほろ苦さを残したことは確かだ」と、リバプール戦の敗戦を払拭できなかったようだ。

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19歳誕生日に“祝砲”を…初戦で起点となった宮代大聖「川崎Fの練習で自信」FW宮代大聖(川崎F)はメキシコ戦が行われるきょう26日が誕生日

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FW宮代大聖(川崎F)はメキシコ戦が行われるきょう26日が誕生日
 U-20日本代表は26日、U-20ワールドカップのグループリーグ第2戦でメキシコと対戦する。初戦のエクアドル戦(1-1)に出場したFW宮代大聖(川崎F)はU-17W杯に続くW杯のピッチで存在感を見せつけた。

「大舞台で結果を出したい気持ちもあるし、改めてこの舞台でプレーしている実感も沸いた。試合の中で楽しさもありました」

 1点ビハインドの後半開始から投入されると、体を張ってゴールを演出した。後半23分、ゴール前に向かった浮き球に飛び込んだ宮代は相手GKと激突。直後は腹部を押さえてピッチに倒れ込んだが、この勇気あるプレーがMF山田康太(横浜FM)の同点ゴールにつながり、価値あるドローに持ち込んだ。

「フロンターレの練習は強度が高いと思う。普段からフロンターレの強度で練習しているので、成長を感じています。自信を持ってこの場に来ることができたし、自信を持ってプレーできていると思う」

 前半の悪い流れを変え、前線でボールを収めた貢献度は高かった。プロ1年目の今季は出場機会を得られないまま大会に入ったものの、普段の練習で磨かれた技術を発揮。間で受けてワンタッチで前を向くなど攻撃の起点となり、45分間で万能性を示した。

 そうして迎えるメキシコ戦当日、5月26日は19歳の誕生日だ。「誕生日に点を取りたい気持ちはありますが、それで空回りしても意味がない。自分がやるべきことをしっかりやって、チームの勝利に貢献したい」。U-20W杯期間の記念すべき日を自らのゴールで祝い、勝ち点をもたらすのが最高のシナリオだ。

 18歳の誕生日は日本クラブユース選手権関東予選の町田ユース戦に出場。2-3で迎えた後半アディショナルタイムにPKキッカーを務めたが、GKに止められて失敗。「あまりいい誕生日じゃなかったですね。苦い思い出」という昨年の記憶を払拭し、グループリーグ突破に近づけるゴールを狙う。「もし出場したら、チームの勝利に貢献できるように、FWとして結果を出せるように頑張りたい」と闘志を燃やした。

(取材・文 佐藤亜希子)

●U-20ワールドカップ2019特集ページ
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[MOM614]桐蔭横浜大FW山田新(1年)_川崎F産ルーキーのデビュー戦ハット、次戦はFC東京ハットトリックの活躍をみせたFW山田新

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ハットトリックの活躍をみせたFW山田新
[5.25 天皇杯1回戦 桐蔭横浜大8-0山形大医学部 BMWス]

 桐蔭横浜大の期待のルーキー、FW山田新(1年=川崎F U-18)が、天皇杯でトップチームデビュー。次々とゴールを決め、勝利に大きく貢献した。

 出場を言い渡されたのは、前半終了間際。FW篠原友哉(2年=関東一高)が負傷し、「心の準備はできていたけど、体のほうは全然」という状態でピッチに送り出された。普段は大学サッカーの教育リーグにあたるIリーグでプレーしているが、ここ2試合で4得点をマーク。調子を上げてきていた。だが「できるだけ長い時間プレーさせたいと思っていた」という安武亨監督だったが、この時間帯での投入はさすがに想定外だった。

 しかし後半15分、コーナーキックから展開したボールを、ペナルティエリア内で上手く収めると、そのままシュート。前半ですでに3-0とリードしていた桐蔭大だったが、山田のゴールで点を重ねて山形大医学部を突き放す。

 さらに後半27分には、左サイドからペナルティエリアに切れ込んだFW楠大樹(1年=桐生一高)のパスに「利き足ではない左足」のヒールで流し込む。終了間際の後半アディショナルタイム2分にもFW寺沼星文(1年=FCトリプレッタユース)のパスを受けてクリーンシュートを突き刺した。終わってみれば、桐蔭大は山田のハットトリックを含む、大量8得点を挙げて快勝を収めていた。

 ハットトリックには本人も「驚いた」というが「本番には強いところがある」と自身を評する。「まずは守備から入ろうとは考えていたが、チャンスがあればゴールを狙おう」という気持ちも忘れなかった。3ゴールはいずれも、「DFとの駆け引きの部分で、自分の得意とする部分が出せた」と手応えを感じた様子。

 安武監督は「もっとゴリゴリ抜いてくるタイプなので、今日みたいなゴールはちょっと意外だった」と笑いながらも、期待に応えて結果を出したルーキーに満足顔だった。しかし一方では「今日は、後半になってから相手の足が止まってきたのでうまくいったが、1対1ではまだまだの部分もある」と課題を挙げることも忘れない。「持ち前のスピードに、体の強さと決定力がともなえば、もっといい選手になるはずだ」。

 鮮やかなトップチームデビューを飾った山田だが、しばらくはトップチームの主戦場である関東大学サッカーリーグ戦ではなく、Iリーグでプレーをさせるつもりだという。「まずはIリーグで、試合経験を積ませることを優勢して鍛えたい」と安武監督。そして「いずれは、この代(1年生)のエースにしたいと考えている」と期待を寄せる。

 本人は「4年後には、川崎フロンターレに戻れるような選手になりたい」と古巣への帰還を熱望。そのためにも「どんな状況でも点を取れるよう、得点力に磨きをかけないと」と意気込む。次の対戦相手はJ1首位を走るFC東京。Iリーグで着々と経験を積む桐蔭大の”秘蔵っ子”が、プロ相手にどこまでその成長を見せられるか。

(取材・文 飯嶋玲子)
●第99回天皇杯特設ページ

ロッベンが明かすバイエルン移籍…「理由はC・ロナウドだけじゃない」今季限りでバイエルンを退団するアリエン・ロッベン

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今季限りでバイエルンを退団するアリエン・ロッベン
 今季限りでバイエルンを退団する元オランダ代表FWアリエン・ロッベン(35)が、レアル・マドリーを退団した理由を明かした。スペイン『アス』が報じている。

 フローニンゲンでプロ生活をスタートさせたロッベンはPSV、チェルシーを経て、2007年8月にレアルに移籍。2シーズンで公式戦65試合13ゴールを記録し、2007-08シーズンにリーガ・エスパニョーラ優勝を経験した。

 しかし、2009年夏にフロレンティーノ・ペレス会長が復帰すると、レアルは大型補強を敢行。FWクリスティアーノ・ロナウドやカカ氏、FWカリム・ベンゼマ、シャビ・アロンソ氏といったビッグネームを獲得し、ロッベンは金銭補填のために放出されてしまった。

「理由はロナウドだけじゃなかった。フロレンティーノ・ペレスがクラブの会長として復帰し、ロナウドだけでなくカカ、ベンゼマ、シャビ・アロンソを獲得した。彼らは、多くのお金を使った。だから、彼らは『何人かを売却する必要がある』と言ってきた」

 そう明かしたロッベンは「(当時の監督)マヌエル・ペレグリーニととてもいい関係を築いていたし、ガッカリした。キャリアの中で最高のプレシーズンを過ごしたからね」と調子は良かったようだが、レアルを去る以外の選択肢はなかったという。

 そこで候補に挙がったのがバイエルンだった。ともにオランダ人で、当時監督に就任したばかりのルイス・ファン・ハール氏、キャプテンのマルク・ファン・ボメル氏の説得もあったようだ。

「決断は容易ではなかった。バイエルンはその時点でヨーロッパで成功していなかった。僕の目標はチャンピオンズリーグを獲得することだった。僕は十分にやれることを証明したかった。バイエルンへの移籍は僕のキャリアにとって最善の選択だった」

 バイエルンに加入したロッベンは、怪我に悩まされることもあったが、持ち味のスピード、切れ味鋭いドリブルを武器に公式戦309試合に出場し、144ゴールを記録。2012-13シーズンには念願のチャンピオンズリーグ制覇を果たすだけでなく、ブンデスリーガ7連覇にも貢献し、今季限りでバイエルンを退団する。

●ブンデスリーガ2018-19特集

「新たな軸」大型CB濱本がVヘッド!昨年全国ベスト4の東山が桂を延長戦で振り切る:京都延長前半5分、京都橘高CB濱本尚希が決勝点

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延長前半5分、京都橘高CB濱本尚希が決勝点
[5.25 インターハイ京都府予選準決勝 東山高 2-1(延長)桂高 太陽が丘球技場B]

 昨年度全国4強の東山が延長戦制す――。令和元年度全国高校総体(インターハイ)「感動は無限大 南部九州総体2019」サッカー競技(沖縄)京都府予選準決勝が25日に行われ、昨年度全国4強の東山高と府新人戦準優勝の桂高が対戦。東山が延長前半にCB濱本尚希(3年)の決めた決勝点によって2-1で競り勝った。東山は6月2日の決勝で京都橘高と戦う。

 苦しい試合だったが、勝ち切った。東山は前半14分、右SB木下誠太(3年)の右ロングスローのこぼれ球をMF藤枝康佑(1年)が右足ボレーで決めて先制。「自分はボールを持つところじゃなくて、ボールを持っていないところの動きで評価されて試合に出ているところがあるので、自分がボールを持っていないところでもチームのプラスになるように意識して動いています」という10番FW中山翔(3年)とFW伊藤直樹(3年)を筆頭に、前線からのプレッシングで相手の縦パスやクリアを乱した東山は、木下のロングスローなどセットプレーからシュートシーンを作り出す。

 一方、先制された桂だがCB外村颯大(3年)とCB松浦颯馬(2年)を中心に相手の攻撃を確実に跳ね返し、オープンスペースへ配球。連動した動きで相手の背後を狙うFW甲元大成(3年)とFW澤井翔(3年)が走り込み、東山にプレッシャーをかけた。

 東山は大型CB濱本が圧倒的な高さで相手の攻撃を跳ね返し、CB見上瑞紀(3年)がこぼれ球やクロスボールをしっかりとケア。甲元の弾丸FKを浴びるシーンもあったが、ほぼ隙なく守って前半を1-0で折り返した。

 ピッチがやや荒れていたこともあり、東山はなかなか中盤でボールを動かすことができず、ロングボールが増えてしまう。元FWの強力左SB中山雅斗(3年)がロングボールやプレースキックを蹴り込んだほか、後半に投入されたFW北川大翔(3年)や中山がボールを収め、幾度かドリブル突破にチャレンジしていたものの、相手ゴールを脅かすには至らない。

 逆に後半のクーリングブレイク後にエネルギーを持って反撃していた桂の思いが結実する。26分、左SB東本龍之介(3年)の左クロスに身体を投げ出して飛び込んだ甲元がGKと接触してPKを獲得。これを甲元が自ら左足で決めて1-1とした。

 追いつかれた東山はセットプレーの本数を増やし、アディショナルタイムには藤枝の突破から中山が右クロス。これをニアの藤枝が頭で合わせたものの、GK正面を突いてしまう。試合は1-1のまま延長戦へ突入。公立校の桂の健闘が光る試合は「新たな軸」のゴールによって東山が勝利した。

 延長前半5分、東山は敵陣中央右寄りの位置からMF三谷遼馬(3年)がFKを蹴り込む。これを濱本が抜群の高さの打点からヘディングシュート。これが逆サイドのゴールネットを揺らして勝ち越し点となった。この後、東山は巧みに時間を使いながら逃げ切りへ。桂も甲元に決定的なクロスが入ったが、追いつくことはできず、東山が2連覇に王手をかけた。

 東山の福重良一監督は「新人戦よりは全然良くなっている」と語る。昨年は京都3冠を達成し、レギュラークラスでは中山と木下、見上が残ったが、彼らは軸というよりは枝葉の役割をしていた選手たち。新チームのスタートは苦しんだものの、4月に転校してきた大型CB濱本(鳥栖U-18出身)が加入して新たな軸に。チームとして形になってきている。

 中山は「去年と同じように堅い守備からカウンターとかそこでやっていきたいですし、去年は一人一人のレベルが物凄く高いという訳でなくて、一人一人の力が合わさってチーム一つになって毎試合毎試合安定した戦いができていた。そこの部分でいったら自分たちはまだまだチーム力も足りていないですし、試合によって波もあるのでそこを修正していけたらと思っています」と先輩たちのようにチーム力を高めることを誓った。

 全国出場権を獲得して少しでも多くの経験を積むことができるか。中山は京都橘との決勝へ向けて「新人戦で負けてしまったので、それの借りを返せるように次の試合、ここから準備して勝てるようにしたい」と力を込めた。最高の準備をして、今年もライバルを破って全国切符を勝ち取る。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2019

鹿児島vs福岡 スタメン発表

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[東海]両軍合計7得点の打ち合いは中京大に軍配! 静産大との上位対決制して6連勝(12枚)中京大のメンバーがFW東家聡樹(4年=福岡U-18)のゴールを祝福

[東海]常葉大は小松&速水の2得点で5連勝! 全勝・岐協大は今季初黒星(20枚)常葉大が接戦制した5連勝

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