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イタリアが強化合宿メンバー発表!好調クアリャレッラを約3年半ぶり招集FWファビオ・クアリャレッラ(サンプドリア)が久々招集

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FWファビオ・クアリャレッラ(サンプドリア)が久々招集
 イタリアサッカー連盟は1日、イタリア代表候補32人を発表した。同代表候補は、EURO2020予選に向けて4、5日に強化合宿を行う。

 今回招集されたメンバーには、GKジャンルイジ・ドンナルンマ(ミラン)やDFジョルジョ・キエッリーニ(ユベントス)、FWロレンツォ・インシーニェ(ナポリ)らが招集され、現在セリエAで得点ランキング首位の36歳FWファビオ・クアリャレッラ(サンプドリア)が2015年10月以来、約3年半ぶりにメンバー入りを果たした。

 グループJに所属するイタリアは、3月23日にフィンランド、26日にリヒテンシュタインとそれぞれホームで戦う。

▼GK
ジャンルイジ・ドンナルンマ(ミラン)
アレックス・メレト(ナポリ)
サルバトーレ・シリグ(トリノ)

▼DF
アレッサンドロ・バストーニ(パルマ)
クリスティアーノ・ビラーギ(フィオレンティーナ)
ジョルジョ・キエッリーニ(ユベントス)
アンドレア・コンティ(ミラン)
ドメニコ・クリシート(ジェノア)
マッティア・デ・シリオ(ユベントス)
アレッサンドロ・フロレンツィ(ローマ)
アルマンド・イッツォ(トリノ)
マヌエル・ラッザリ(SPAL)
アレッシオ・ロマニョーリ(ミラン)
レオナルド・スピナッツォーラ(ユベントス)

▼MF
ニコロ・バレッラ(カリアリ)
マルコ・ベナッシ(フィオレンティーナ)
ブライアン・クリスタンテ(ローマ)
ロベルト・ガリャルディーニ(インテル)
ロレンツォ・ペッレグリーニ(ローマ)
ステファーノ・センシ(サッスオーロ)
サンドロ・トナリ(ブレシア)
ニコロ・ザニオーロ(ローマ)

▼FW
ドメニコ・ベラルディ(サッスオーロ)
フェデリコ・ベルナルデスキ(ユベントス)
フェデリコ・キエーザ(フィオレンティーナ)
ステファン・エル・シャーラウィ(ローマ)
ロベルト・イングレーゼ(パルマ)
ロレンツォ・インシーニェ(ナポリ)
モイゼ・ケアン(ユベントス)
ケビン・ラザーニャ(ウディネーゼ)
マッテオ・ポリターノ(インテル)
ファビオ・クアリャレッラ(サンプドリア)

●EURO2020予選特集

表彰式の最中、指揮官とかわした乾の言葉「自分たちのせい」森保一監督と言葉を交わす日本代表MF乾貴士(アラベス)

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森保一監督と言葉を交わす日本代表MF乾貴士(アラベス)
[2.1 アジア杯決勝 日本1-3カタール アブダビ]

 アジアカップ決勝の試合後、喜びに沸くカタール代表の表彰式が行われている脇で、日本代表MF乾貴士(アラベス)と森保一監督が身振り手振りを交えながら話し込む姿があった。ベンチから戦況を見守っていた2人はそろって「自分のせい」と敗責を背負い合っていたという。

「2トップで3バックを見ちゃっていたので、それだと絶対にハマらない」。ベンチに座る背番号10の目からも、序盤のミスマッチは明白だった。3枚でポゼッションするカタールに対し、日本はFW大迫勇也とMF南野拓実の2枚で対応。空いた場所からアンカーにパスを通され、自由に攻撃を展開された。

 一方、乾の頭の中には解決策もあった。「(原口)元気と(堂安)律がウイングバックにつくんじゃなくて、センターバックを警戒して、FWを助けてあげないと」。それは両サイドハーフの原口と堂安が3バックの両脇をケアするという案。そうすることにより、南野がアンカーへのパスを制限できるという考え方だ。

 ところがそんなプランとは裏腹に、日本は前半27分までに2失点。ピッチ内の修正はその後ようやく行われた。「なかなか外から指示も出せなかった。でも、もっと言うべきやったかなというか、2失点目が入る前に言うべきやった。ベンチメンバーも甘かった」(乾)。2点のビハインドは最後まで重くのしかかった。

 大会期間中、指揮官と対話する姿が目立った乾。「スペインに行って監督との距離を縮めていいと感じたし、森保さんもウェルカムな人。コミュニケーションが取りやすかったし、自分だけのためじゃなくチームのための話をした」。表彰式の最中にも、普段どおりに思いをぶつけていたという。

「プレッシャーのかけ方ですね。前半のああいうところで、ベンチメンバーが俺も含めて『あのプレッシャーのかけ方じゃダメ』ってことを気付いていたのに言わなかったのは自分たちのせいって言いましたし、監督は逆に同じことを『自分のせいだ』と言っていました」。

 そうした反省を踏まえた乾は、この教訓を受け継いでいく構えだ。「今後同じことがあればどっちもできることなので、こういった経験ができたのはお互いにとって良かったんじゃないかなと思うし、こういうふうにして成長していけるんじゃないかと思う」。悔しさは押し殺しつつ、あくまでも前向きに語った。

 今大会では決勝を含めてわずか3試合出場。「自分自身は全く貢献できなかった。追加招集で呼んでもらって、10番をつけさせてもらって、不甲斐ない結果で大会を終えてしまった。優勝すれば問題なかったけど、優勝できなかったのですごく責任を感じている」。選手としての不甲斐なさを率直に語る。

 その立場には葛藤もあった。「悔しい思いはあったし、なんで自分やないんやろという思いも何度かした。交代も早く出せよという思いはあった。批判とかじゃなくて、前の選手は当たり前だと思うし、それは森保さんにも話していた」。そんな複雑な心境は今後の糧にしていくつもりだ。

「これからスペインに帰って新しいチーム(アラベス)に行くけど、もっとレベルアップしてポジション争いできるように、ここに戻ってこられるように頑張っていこうと思う」。追加招集でチャンスを勝ち取り、プロ入り初のタイトルを目前で逃した30歳は、再び次の日の丸を目指す。

(取材・文 竹内達也)
●アジアカップ2019特設ページ

決勝進出かけて“クラシコ”開催!コパ・デル・レイ準決勝の組み合わせ決定決勝進出かけて“クラシコ”開催

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決勝進出かけて“クラシコ”開催
 スペインサッカー連盟は1日、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準決勝の組み合わせを発表した。

 大会4連覇中のバルセロナは、宿敵レアル・マドリーと激突。決勝進出をかけて“クラシコ”で火花を散らすこととなった。もう1試合は、ベティスバレンシアが戦う。

 準決勝第1戦は6、7日に行われ、第2戦は2月最終週のミッドウィークに行われる。

■準決勝
▽第1戦
(2月6日)
バルセロナ vs レアル・マドリー
(2月7日)
ベティス vs バレンシア

▽第2戦
(2月27日、28日)
レアル・マドリー vs バルセロナ
バレンシア vs ベティス

●リーガ・エスパニョーラ2018-19特集
●コパ・デル・レイ2018-19特集

アジア王者奪還ならず…森保J12戦目の初黒星、カタールが初V後半24分、MF南野拓実のゴールで1点を返したが…

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後半24分、MF南野拓実のゴールで1点を返したが…
[2.1 アジア杯決勝 日本1-3カタール アブダビ]

 アジアカップ決勝が1日、UAE・アブダビのザイードスポーツシティ・スタジアムで行われ、日本代表はカタール代表に1-3で敗れた。前半12分、27分に連続失点すると、後半24分にMF南野拓実の今大会初ゴールで1点を返すが、後半38分、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の助言から与えたPKで3失点目を喫した。2大会ぶりのアジア王者奪還を目指した日本だが、5回目の決勝進出で初の準優勝。森保一監督は就任後12試合目で初黒星となった。カタールは初の決勝進出で初優勝を飾り、自国開催の22年W杯に向けた強化が初のアジア制覇という形につながった。

 日本は1月28日の準決勝イラン戦(○3-0)から先発一人を変更。イラン戦で左太腿裏を痛めて途中交代したMF遠藤航に代わってDF塩谷司がボランチで先発した。それ以外はイラン戦と同じメンバーで、GK権田修一がゴールを守り、4バックは右からDF酒井宏樹、DF冨安健洋、DF吉田麻也、DF長友佑都。中盤は塩谷とMF柴崎岳のダブルボランチで、右にMF堂安律、左にMF原口元気、トップ下に南野が入り、FW大迫勇也が1トップを務めた。[スタメン&布陣はコチラ]

 昨季まで鳥栖でプレーしていた権田だが、1月29日にポルトガル1部のポルティモネンセに完全移籍することが発表された。日本代表のスタメン11人が全員海外組となるのは史上初。“オール海外組”で試合をスタートさせた。一方のカタールは出場停止明けのDFバサム・アルラウィ、MFアブデルアジズ・ハティムがそろって先発。準決勝・UAE戦(○4-0)の4バックではなく、準々決勝の韓国戦(○1-0)などで採用した3バックを敷き、守備時にはほぼ5バック気味に守備を固めてきた。

 先手を取ったのはカタールだった。前半12分、FWハサン・アルハイドスのサイドチェンジを受けたFWアクラム・アフィフが左サイドからフワリとしたクロス。PA内のFWアルモエズ・アリは吉田を背にしながらリフティングでボールを浮かし、右足のバイシクルシュートをゴール右隅にねじ込んだ。日本は決勝トーナメントで初失点。アリは今大会通算9ゴール目となり、元イラン代表FWのアリ・ダエイ氏を超える大会新記録を打ち立てた。

 スーパーゴールで先制したカタールは直後の前半13分にもアフィフのパスからアリがPA内右に抜け出し、右足でシュート。これは吉田が足を伸ばしてCKに逃れたが、次の1点を奪ったのもカタールだった。前半27分、アフィフから縦パスを受けたハティムが日本の寄せが甘いのを見逃さず、PA手前から左足でミドルシュート。これが鮮やかにゴール左隅に突き刺さり、2-0とリードを広げた。

 ピッチを自由に動くアフィフを抑え切れず、なかなかいい位置でボールを奪えない日本は攻撃でもカタールの分厚い守りを攻めあぐねる時間が続く。前半31分のFKも堂安のキックは壁を直撃。チャンスらしいチャンスのないまま、0-2で前半を折り返した。

 後半も日本がポゼッションする展開は続くが、1点が遠い。後半9分、柴崎の鋭い縦パスを南野がPA内で受けるが、相手の素早い寄せに遭い、シュートまで持ち込めない。逆に同11分にはカウンターからアフィフに持ち込まれ、ハティムに決定的なシュートを打たれたが、至近距離からのフィニッシュはクロスバーを大きく越え、日本は相手のミスに救われた。

 日本は後半17分、最初の交代カードで原口に代えてFW武藤嘉紀を投入する。武藤は下がり目の位置で大迫と縦関係の2トップを組み、南野が左サイドに移った。同19分には堂安の右クロスに武藤が頭で合わせるが、南野と重なってしまい、シュートは枠を外れる。その後もカタールを押し込み、何度もセットプレーのチャンスを獲得。カタールの高い壁に跳ね返され、なかなか得点につながらなかったが、ついにゴールをこじ開けた。

 後半24分、こぼれ球をつないで塩谷が縦パス。大迫が落としたボールに素早く反応した南野がゴール前に抜け出すと、前に出てきたGKの動きをよく見て技ありのチップキックでゴールネットを揺らした。南野は待望の今大会初ゴール。2得点した昨年10月16日のウルグアイ戦(○4-3)以来、出場8試合ぶりの得点となった。

 1-2と1点を返し、一気に同点ゴールを目指す日本だったが、またしてもVARに泣かされる結果となった。後半35分、カタールの右CKからゴール前でDFアブデルカリム・ハサンと競った吉田の手にボールが当たる。一度はプレーを流したラフシャン・イルマトフ主審だったが、VARの助言を受けてピッチ横のモニターで映像を確認。吉田のハンドを取り、カタールにPKを与えた。

 後半38分、PKキッカーを務めたアフィフは冷静に権田の逆を突き、ゴール左に流し込む。1-3と再びリードを2点に広げられた日本は直後の39分、塩谷に代えてMF伊東純也を投入。柴崎のワンボランチで、右に伊東、左に南野、トップ下に堂安というダイヤモンド型の中盤となり、前線は大迫と武藤が2トップを組んだ。

 後半44分には南野に代えてMF乾貴士を投入し、交代枠を使い切るが、2点目を奪えず。直後のFKのチャンスも柴崎のキックをニアで酒井がフリックし、吉田がヘディングシュートを狙ったが、クロスバーを越えた。試合はそのまま1-3でタイアップ。日本は2大会ぶりの王座奪還ならず、カタールが同国史上初のアジアカップ制覇を成し遂げた。

(取材・文 西山紘平)

●アジアカップ2019特設ページ
読み切れなかった相手の出方…立ち上がりの混乱に森保監督「自分の責任」
悔恨のキャプテン…麻也「チームの油断や隙を律することができず不甲斐ない」
みたびVARの“被害者”に…ハンドでPK献上の麻也「どうしようもない」
待望の初ゴールも…“修正遅れ”を悔やんだ南野「中で気づかないといけない」
悔しさと危機感を原動力に…長友「何の価値もない結果」
自覚ゆえの自戒…敗戦の責任を負う大迫「後悔もあるし、悔しさもある」
修正したときはすでに2点のハンデ…原口「今日に限っては失敗」
アジア杯最大の収穫? 20歳冨安「まだまだやれることがある」
重かった2失点目…酒井「あのエリアはロッベン、ネイマールだったら…」
ボランチで先発の塩谷、敗戦に肩落とすも「代表でやるサッカーは楽しいと再認識できた」
3失点権田は“ノーチャンス”を否定「言ったらもうおしまい」
悔しさ募らす武藤「ゴールマシンのように点を取らないと」
後半39分から投入の伊東「何とか1点取って勢いに乗りたかった」
表彰式の最中、指揮官とかわした乾の言葉「自分たちのせい」
痛かった遠藤の不在…「ケガをしたのは自分に問題があったから」
選手採点

日本、無念…“驚異の的中率”シャビのカタール優勝予想を覆せずシャビの予想は的中してしまった…

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シャビの予想は的中してしまった…
 元スペイン代表MFシャビ・エルナンデスの予想が的中してしまった――。アジアカップは1日、UAE・アブダビのザイードスポーツシティ・スタジアムで決勝を行い、日本代表は2点ビハインドからMF南野拓実が1点を返したが、カタール代表に1-3で敗戦。2大会ぶり5度目の優勝を逃した。

 バルセロナのレジェンドで、現在カタールリーグのアルサッドでプレーするシャビは、大会前にカタールの番組『アルカス』に出演。グループリーグ突破国と決勝トーナメント1回戦以降の対戦カードを予想していた。

 その中でシャビは、準々決勝に進出する8チーム中7チームを言い当てており、続く準決勝のカードは日本vsイラン、オーストラリアvsカタールと予想。実際はオーストラリアではなくUAEが勝ち進んだが、4チーム中3チームを的中させた。

 さらに決勝の対戦カード、日本vsカタールも見事に的中。優勝するのはカタールと予想していた。韓国『スポーツ朝鮮』は決勝前に「シャビはカタールが初優勝すると予想した。日本の立場からすれば不安な状況になった」と伝えていたが、その不安が現実になった。

●アジアカップ2019特設ページ

就任12戦目での初黒星でタイトル逃す…森保監督「相手の方が強かったということ」日本代表を率いる森保一監督

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日本代表を率いる森保一監督
[2.1 アジア杯決勝 日本1-3カタール アブダビ]

 就任後初黒星でタイトルを逃すことになった。1日に行われたアジアカップ決勝カタール戦で1-3の敗戦を喫した日本代表森保一監督は、試合後のインタビューで「優勝できないのは非常に残念に思う」と唇を噛んだ。

 前半12分にFWアルモエズ・アリにバイシクルシュートを決められて先制を許した日本は、同27分にMFアブデルアジズ・ハティムにミドルシュートを叩き込まれてリードを2点差に広げられてしまう。後半24分にMF南野拓実の巧みなゴールで1点差に詰め寄ったものの、同37分にVARが介入してDF吉田麻也が自陣PA内でハンドを犯したとしてPKを献上。これをFWアクラム・アフィフに決められて再びリードを2点差に広げられると、そのまま逃げ切られて1-3で敗れた。

「我々もアジアカップ優勝を目標にやってきたし、我々を応援して下さっている方々も優勝を期待して下さっていたと思うので、結果優勝できないのは非常に残念に思う。しかし、選手たちが準備のところからチームのために、成長を掲げながらやってきてくれて、スタッフが支えてくれて、チームでやってこれたことは誇りに思ってもらえればと思う」

 就任以降、11試合無敗(10勝1分)でアジアカップ決勝までたどり着いたものの、大一番で喫した初黒星。指揮官は「負けたということは相手の方が強かったということだと思うし、しっかりこの試合、この大会、我々のチームをしっかりと分析して、次ステップアップできるようにしていければと思う」と語った。

●アジアカップ2019特設ページ

南野拓実は今大会初得点も悔しさ滲ませる…「優勝しないと意味がない大会」MF南野拓実は今大会初得点も悔しさをみせた

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MF南野拓実は今大会初得点も悔しさをみせた
[2.1 アジア杯決勝 日本1-3カタール アブダビ]

 今大会初得点は優勝に結びつかなかった。0-2で迎えた後半24分にゴールを挙げたMF南野拓実だが、その後再び失点。そのまま1-3で試合終了となり、南野はしばらく座り込んで呆然としていた。

 奮起の1得点は後半24分。DF塩谷司の縦パスをPA内のFW大迫勇也が落とし、南野がゴール前に詰める。相手GKの飛び出しを冷静にループシュートでかわし、無人のゴールに流し込んだ。

 南野は試合後のインタビューで、「非常に悔しい結果になってしまいましたし、応援してくれた人たちに申し訳ない気持ちです」と胸中を明かす。「攻撃も前半はうまくいってなかったですし、守備のところで2失点してしまったところは非常に苦しい展開になってしまった」と試合を振り返った。

 自身の今大会初ゴールも、「得点をきっかけに同点か、逆転にしなければいけない雰囲気はあったんですけど、そこで追いつけなかったのは自分たちの実力不足」と表情は固い。「チームとして一試合一試合成長できた」と手応えを感じつつも、「でも僕たち日本にとっては優勝しないと意味がない大会だと思っていましたし、なのでこの結果は非常に悔しいです」と語った。

●アジアカップ2019特設ページ

受け身になった前半悔やむ麻也「2失点が勝敗を分けてしまった」チームを率いたDF吉田麻也

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チームを率いたDF吉田麻也
[2.1 アジア杯決勝 日本1-3カタール アブダビ]

 日本代表の2大会ぶりの王座奪還はかなわなかった。試合後、フラッシュインタビューに応じた主将のDF吉田麻也は「相手は中2日にも関わらずいい準備をして、僕ら以上にアグレッシブにきた。そこで2失点してしまったことが勝敗を分けてしまった」と振り返った。

「後半はよりアグレッシブに速いテンポで試合を進めようとしたけど、前半に受け身になってしまったことが尾を引いてしまったと思います」

 史上初となる“オール海外組”で戦った日本は試合の入りが悪く、前半のうちにカタールに2失点。分厚い守りを攻めあぐねる時間帯が続いたが、後半はボールを保持して反撃に出ると、後半24分、今大会6試合無失点だったカタールからMF南野拓実が初めてゴールを奪ったが、反撃もここまでだった。

 後半36分、カタールの右CKからゴール前で競った吉田の手にボールが当たり、VARの末にハンド判定。カタールにPKが与えられ、これを決められて再び2点差。後半44分にはFKのチャンスからニアサイドの吉田が頭で決定的なヘディングシュートを放ったが、わずかにクロスバーを越え、3-1で敗れた。

「まだまだ足りないことだらけ。自分自身もチームとしても、一瞬の隙を突かれてしまった。まだ学ばなければならないことはたくさんある。このあとのコパ・アメリカやW杯予選で力をつけていかなくてはいけない。この負けから僕自身もチームとしても学ばなければいけないなと思います」

 カタールに同国史上初優勝を許し、準優勝という結果に終わった日本。「(チームは)大会を通して一つひとつレベルアップしていったと思うけど、やっぱりまだ隙がある。自分たちの隙を見せないアプローチをもっともっとやっていかなければならないと感じました」と課題を受け止めた。

●アジアカップ2019特設ページ

準優勝を悔やむ大迫勇也、W杯で借り返すと宣言「この悔しさを次へ」南野の得点をアシストした大迫勇也

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南野の得点をアシストした大迫勇也
[2.1 アジア杯決勝 日本1-3カタール アブダビ]

「悔しいです――」。日本代表のエースとしてチームを引っ張ったFW大迫勇也は、アジアカップ優勝を逃し、悔しさを露わにした。

 1日、日本はアジアカップ決勝でカタール代表と対戦。前半に2点リードを許すと、後半24分に大迫のアシストからMF南野拓実が今大会初ゴールで1点を返すが、同38分にビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の助言から与えたPKで3失点を喫し、1-3で敗れた。

 試合後のTVインタビューで大迫は「僕らは前半もっといいプレーをすべきだった。チーム全体としてうまくいかなった前半だったので、本当に悔いが残る。サポーターのみなさんに申し訳ない気持ちがすごくある」と、前半の2失点を悔やんだ。

 だが、後半は南野が1点を返すなど、奮闘した日本。「取り返そう、その気持ちだけでやった。1-2になってから3点目を取られて厳しいゲーム展開にしてしまったのは反省点」と語り、課題が残る一戦となった。

 今後に向けて大迫は「この悔しさを次に生かせるようにしなければならない。ワールドカップ、アジアカップと悔しい思いしかしていない。借りを返すのはワールドカップだと思う。予選も圧倒的な力で勝てるように個々がレベルしていくべき。各々が頑張るしかない」と成長を誓った。

●アジアカップ2019特設ページ

“日本の壁”へと成長遂げた20歳…冨安「優勝して終わりたかった」日本代表DF冨安健洋

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日本代表DF冨安健洋
[2.1 アジア杯決勝 日本1-3カタール アブダビ]

 チーム最年少ながらも全試合でピッチに立った。しかし、アジアの頂点まであと一歩届かずに日本代表DF冨安健洋は「まだまだ力が足りなかった」と悔しさを滲ませた。

 前半12分に早々と先制点を献上すると、同27分にはリードを2点差に広げられてしまう。「前半でしっかりゼロに抑えられないと難しいゲームになる」と振り返ったように、守備に重心を置くカタール守備に苦しめられて、なかなか攻撃の形を作れず。しかし、後半に入って日本が押し込む時間帯が続くと、同24分にMF南野拓実の得点で1点差に詰め寄り、「負けていたし、リスクを冒してでも行くしかない状況だった」と冨安も幾度となく最終ラインから前線まで飛び出して攻撃に厚みを加えたが、同38分にPKでダメ押しゴールを奪われて1-3で敗れた。

「技術うんぬんよりも勝ちたいという思いがあった。でも、結果として出なかったので甘かったのかなと思う」

 20歳ながらも主軸として大会を戦い抜いた。グループリーグ突破が決まっていたウズベキスタン戦こそベンチスタートになったものの、その他の試合では全試合に先発出場。決勝トーナメント1回戦サウジアラビア戦では代表初ゴールとなる決勝点を奪い、準決勝イラン戦では要注意人物のFWサルダル・アズムンをシャットアウトするなど、攻守に奮闘した。

 約1か月間続いた大会は「本当に充実していたし、自分の成長につながる大会だった」と振り返り、「最後は優勝して終わりたかった」と唇を噛みながらも、「サッカーをやっている中でずっと勝ち続けることはできない。この悔しさをバネに、今日の敗戦を忘れずにやらないといけない」とさらなる進化を誓った。

●アジアカップ2019特設ページ

みんなで採点‼ カタールに敗れアジア杯準優勝の森保J、最も評価が高かったのは…最も評価が高かったのは…

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最も評価が高かったのは…
[2.1 アジア杯決勝 日本 1-3 カタール](アブダビ)

 日本代表は1日、アジア杯準決勝でカタール代表に1-3で敗れ、優勝を逃した。

 iOS版およびAndroid版で配信中の『ゲキサカアプリ』では、ユーザーが出場選手を採点。キックオフから試合終了30分後まで受け付けられた採点の平均点が発表された。

 最も評価が高かったのは、大会初ゴールを決めたMF南野拓実で『6.17』。2位は途中出場で攻撃を活性化させたFW武藤嘉紀で『5.87』、3位はDF冨安健洋で『5.73』だった。

【先発】
GK 12 権田修一 4.72
DF 5 長友佑都 5.45
DF 16 冨安健洋 5.73
DF 18 塩谷司 5.18
DF 19 酒井宏樹 5.45
DF 22 吉田麻也 4.64
MF 7 柴崎岳 5.54
MF 8 原口元気 5.24
MF 9 南野拓実 6.17
MF 21 堂安律 5.25
FW 15 大迫勇也 5.65
【途中出場】
FW 13 武藤嘉紀 5.87
MF 14 伊東純也 5.04
MF 10 乾貴士 5.30

※最高点8.5、最低点3.5の0.5点刻みで出場者全員を採点した平均点

 iOS版およびAndroid版の「ゲキサカ」アプリは、以下のバナーよりインストールまたはアップデートできます。みんなで日本代表を採点しよう!


●アジアカップ2019特設ページ

みたびVARの“被害者”に…ハンドでPK献上の麻也「どうしようもない」みたびVARの“標的”となったDF吉田麻也

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みたびVARの“標的”となったDF吉田麻也
[2.1 アジア杯決勝 日本1-3カタール アブダビ]

 みたびVARの“被害者”になった。MF南野拓実のゴールで1-2と1点差に追い上げたあとの後半35分。カタールの右CKの場面で日本代表DF吉田麻也(サウサンプトン)がゴール前でDFアブデルカリム・ハサンと競り合った。主審は一度はそのまま流したが、プレーが切れた時点でビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入。ピッチ横のモニターで映像を確認した結果、ボールが吉田の腕に当たっていたとしてハンドを取り、カタールにPKを与えた。

 これを決められ、1-3。試合を決定づけるPKを献上する形となった吉田は試合後、VARについて聞かれ、「どうですか? どうしたらいいんでしょう」と首を振った。「ハンドが起きたことに関してはどうしようもない。競りに行って、ボールがアクシデントで当たってしまった」。決して意図的に手でボールを扱ったわけではない。ジャンプする際に振り上げた腕にボールが当たっており、これがハンドの反則となった。

 吉田が代表戦でVARの“標的”となったのはこれが3回目だ。17年11月10日にフランスのリールで行われた国際親善試合のブラジル戦。吉田はCKの守備の場面でMFフェルナンジョーニョとPA内で交錯し、VARの助言でPK献上となった。さらに今大会も準々決勝のベトナム戦でMF柴崎岳のCKに頭で合わせ、ゴールネットを揺らしたが、VARの介入により、ヘディングしたボールが右腕に当たっていたとしてハンドを取られ、得点は取り消された。

 VARの対象となりやすいポジションとはいえ、普段プレーするプレミアリーグでVARが導入されていない影響もあるのか、数少ないVAR導入試合でこれが3回目。「結果がすべて。それがPKになって、チームの勢いを止めてしまったのは事実。僕が一番受け入れないといけない」と話すのが精一杯だった。

(取材・文 西山紘平)

●アジアカップ2019特設ページ

悔恨のキャプテン…麻也「チームの油断や隙を律することができず不甲斐ない」うなだれるDF吉田麻也

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うなだれるDF吉田麻也
[2.1 アジア杯決勝 日本1-3カタール アブダビ]

 キャプテンとして悔恨の念にかられていた。日本代表DF吉田麻也(サウサンプトン)は「(準決勝の)イラン戦でいいパフォーマンスを出して、この試合に臨んで、この流れで行けるだろうという油断、隙をチームの中で感じていたのに律することができなくて、勝利につなげられなかった。不甲斐なさを感じる」とうなだれた。

 今大会は準決勝まですべて1点差勝利で、僅差の試合に競り勝ってきた。ところが、FIFAランキングでアジア最上位のイランと対戦した準決勝は3-0の完勝。事実上の決勝戦とも言われた大一番で今大会最高のパフォーマンスを見せたことが、チームの慢心につながったのではないか。吉田は率直にそう感じていた。

「行けるだろうという感じがあって、もちろん、それがいいときもある。それも大事だけど、決勝は疲労もあるけど、精神面が大事で、肉体的より精神的な準備をしないといけない。チームを律することができなかったと自分自身感じる」

 精神的な準備不足とともに戦術的な準備不足も響いた。3バックと4バックを併用して大会を勝ち上がってきたカタールに対し、4バックで来ることも想定していた中で、蓋を開けてみれば相手は3バック。前線からのプレスがハマらず、自由に動いて起点になるFWアクラム・アフィフをつかみ切れずに前半12分、27分と失点を重ねた。

「プレスのかけ方がハマらなかったのと、ボランチの脇で11番(アフィフ)がフリーになって、そこをだれがつかむのかがハッキリしなかった。1点目、2点目はそこを起点に失点している。臨機応変さが足りなかった」

 前半12分の1失点目は吉田を背にしながら浮き球をリフティングしたFWアルモエズ・アリが豪快なオーバーヘッドキックをねじ込み、同27分の2失点目は吉田の寄せが甘くなったところをMFアブデルアジズ・ハティムにミドルシュートを叩き込まれた。1点を返したあとの後半38分にはビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の助言で吉田がハンドを取られ、PKで3失点目。「3失点すべて自分のところでやられている」と唇を噛むと、「自分自身、未熟だなと毎試合感じたし、特にこの試合のあとは感じる」と自らを責めた。

 キャプテンとして臨んだ初の公式大会。「新しい役割を任されて挑む大会でチームを優勝に導けなかった。自分の未熟さを悔いている」。敗戦の責任を背負うキャプテンは「ここでチームとしてダメになるのか、這い上がって強くなるのかは自分たち次第」と、自らにも言い聞かせるように言葉をつないだ。

(取材・文 西山紘平)

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待望の初ゴールも…“修正遅れ”を悔やんだ南野「中で気づかないといけない」システム修正の遅れを悔やんだMF南野拓実(ザルツブルク)

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システム修正の遅れを悔やんだMF南野拓実(ザルツブルク)
[2.1 アジア杯決勝 日本1-3カタール アブダビ]

 システムが噛み合わないまま喫した前半の2失点。勝敗を分けた時間帯を振り返った日本代表MF南野拓実(ザルツブルク)は「どういう戦い方をすれば良いのか気づいていかないといけないし、チームに伝えていければ良かった」と対応が遅れたことを悔やんだ。

 ここまで6試合は4-2-3-1と3-1-4-2のシステムを併用してきたカタールだったが、決勝の舞台で用いたのは後者だった。守備時は4-4-2でブロックを敷いていた日本に対して、『1』にあたるアンカーがギャップを突いて縦パスを引き出し、序盤から落ち着いたパス回しでボールを前進させていた。

 一方の日本はいずれのシステムにも対応できるよう心構えをしていたというが、ゲームプランの一つとしていた中央のプレッシングが機能せず。「相手のシステムにハマらない」という認識は抱えつつも、相手の勘所だったアンカーに対して修正を施し、南野がマークについたのは2点を失ってからだった。

 自身は後半24分、絶妙なチップキックで大会初ゴールを挙げ、その後も猛攻を続けた。だが、PKの再失点で万事休す。得点こそ奪ったものの、試合後は「中でプレーした選手が気づかないといけないし、2失点してしまうと厳しい。2失点する時は問題が起きているということ」と守備の反省ばかりが口をついた。

 試合への振り返りを報道陣から求められ、「まだ振り返れていない。優勝しないといけない試合だったので、悔しさしか残っていない」と落ち着いた様子で述べた南野。収穫は「A代表として初めて長い期間、移動しながらプレーすることができた」と語るにとどめ、完全燃焼とは言い難い結末となった。

「先輩から学んでやるというより、何かを持ってここにいる。それを自信を持って出して、チームのためにプレーしていきたい」。そんな自負も口にした24歳には今後も代表の1.5列目を担う活躍が期待される。「次にこういう機会があれば勝ち取れるようにしていければ」。この教訓が次の大舞台への糧となる。

(取材・文 竹内達也)
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重かった2失点目…酒井「あのエリアはロッベン、ネイマールだったら…」DF酒井宏樹(マルセイユ)

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DF酒井宏樹(マルセイユ)
[2.1 アジア杯決勝 日本1-3カタール アブダビ]

「あそこのエリアはロッベンだったりネイマールだったら、10本打てば8本から9本は入る。PKと同じくらいに注意しないといけない」。勝敗を分けた2失点目のミドルシュート。日本代表DF酒井宏樹(マルセイユ)が語ったのは世界トップレベルの意識付けの必要性だった。

 システムが噛み合わないまま自陣に攻められ、美しいオーバーヘッドキックから先制点を献上した日本代表。しかし、酒井が悔やんだのは左足ミドルに屈した2失点目だった。「僕らとしては耐えないといけないし、追い付く作業をしている時間帯に決められるのは高いレベルにはノーチャンス」。そんな甘さが出てしまった場面だった。

「あれだけのスペースを与えてしまうと、危険なシーンを作られてしまう」と対応の遅れを振り返った酒井。「Jリーグだと入らないかもしれないけど…」と前置きした上で、元オランダ代表FWアリエン・ロッベン、ブラジル代表FWネイマールの名前を挙げて注意を煽り、「そういう文化を根付かせないといけないし、危ないと思って守備をしないといけない」と強調した。

 守備を担う自身もその一端を担っていたことで「スーパーシュートだけど、スーパーシュートを蹴られてしまうとノーチャンスなので申し訳なかった」と悔やむ言葉も。「悔しいですが、負けるときがたまたま今日だったと飲み込むしかない」。敗れた悔しさよりもディテールと向き合い、次の舞台に生かしていく構えだ。

(取材・文 竹内達也)
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悔しさと危機感を原動力に…長友「何の価値もない結果」タオルで口元を覆うDF長友佑都

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タオルで口元を覆うDF長友佑都
[2.1 アジア杯決勝 日本1-3カタール アブダビ]

 厳しい口調で口を開いた。2大会ぶりの優勝を目指した大会で準優勝。日本代表DF長友佑都(ガラタサライ)は「結果としては何の価値もない結果になった」としたうえで、「ただ、今後のサッカー人生を考えたとき、この悔しさが原動力になる。その意味では大きな価値があった」と続けた。

 悔しさは大きい。しかし、その悔しさがあるからこそ、成長を続けることができる。「僕自身は(北京)オリンピックのときもブラジル(W杯)のときもそうで、悔しさがここまで来れた原動力になっている。これをまたエネルギーにできるなとポジティブに捉えている」。悔しさを押し殺すように、あえて前向きに考えている部分もある。

「優勝していたら本当の意味で強いエネルギーが自分の中でわいてきていたかというと、違うんじゃないかと思う」。そのためにはまずこの敗戦を受け止める必要がある。「課題は結局、最終的に勝負弱さが出た。勝ったチームが強い。僕らは勝負弱かったということ。それを認めないといけない」。初優勝したカタールだけでなく、中東勢はより戦術的になり、タイやベトナムといった東南アジア勢も今大会で爪痕を残した。

「正直、決勝まで来たけど、W杯に出られるかどうか分からないという危機感は大きくある」。22年カタールW杯は本大会の出場チームが32か国から48か国に拡大される可能性もあり、その場合はアジアの出場枠もロシアW杯の4.5からは増えることになるが、「今までどおり5チームしか行けない状況だったら分からない。日本がW杯に行けないことも考えないといけない。それぐらいの危機感を持っている」と危惧するほど、アジア全体のレベルアップを痛感している。

 その危機感はチームとしてだけではなく、個人としても持っている。「優勝に貢献できなかったし、監督がベテランの僕らをどうするか考えるかもしれない。僕だったら考える。優勝していたら精神的に支えていたという評価もあるかもしれないけど、優勝できなかった」。まだまだ左サイドバックの後継者は育っていない。それでも32歳の長友はあえて自分を追い込むように言った。「これが最後の代表になるかもしれない。そうならないように、根性を見せてやりますよ」。悔しさと危機感を原動力にまだまだ走り続ける。

(取材・文 西山紘平)

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ボランチで先発の塩谷、敗戦に肩落とすも「代表でやるサッカーは楽しいと再認識できた」ボランチで先発したDF塩谷司

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ボランチで先発したDF塩谷司
[2.1 アジア杯決勝 日本1-3カタール アブダビ]

 大会が進むにつれて与えられる役割が重くなっていったのは、試合ごとに見せるパフォーマンスが評価されたからに他ならない。日本代表でただ一人の中東戦士、DF塩谷司(アルアイン)は決勝のピッチでMF柴崎岳とダブルボランチを組んで先発。本職ではないポジションで日本の勝利に貢献しようと奮闘した。

 だが、相手の5-3-1-1システムに対して日本のプレスがうまくハマらず、柴崎との中盤のバランスは微妙に。自由に動くFWアクラム・アフィフを捕まえ切れず、前半12分には左サイドに開いたアフィフからの折り返しをFWアルモエズ・アリに技ありのバイシクルシュートを決められ、先制点を失った。

「11番(アフィフ)をうまく捕まえることができずにズルズルいった結果、失点につながった。相手がいろいろなシステムでやってきていて、いろいろな情報がある中で対応が遅れた」。期する思いと裏腹の結果に、塩谷は肩を落とした。

 それでも見せ場を演出したのは意地だろう。2点を追う後半24分、PA手前で鋭い縦パスを送ると、PA内中央でDFを背負ったFW大迫勇也がつなぎ、MF南野拓実がチップキックでシュート。1点差に詰め寄るゴールの起点になり、日本ベンチは沸き立った。しかし、もう1点が遠く、日本は敗戦。塩谷は「良い時間帯に点を取れたが……」と力なく言った。

 悔しい準優勝。しかし、出番のなかった15年アジアカップとは違い、今回は追加招集ながら2試合に先発し、3試合に途中出場を果たした。「久々に代表に呼ばれて、試合にもたくさん出させてもらって、代表でやるサッカーは楽しいと再認識できた。みんなの向上心やサッカーに対する姿勢を間近で見て良い刺激をもらい、自分も頑張ろうと思えた」。得たものは決して小さくなかった。

 17年6月にUAEに来て1年7か月余り。「日本人にはあまり良くない中東のイメージを変えたいと思っている。UAEはすごく良いところ。過酷なこともあるが、素晴らしいところだともっとみなさんに分かってもらえられれば」と話す塩谷。今後もまた森保ジャパンに呼ばれることで、中東でプレーする選手としての矜恃を示したいと考えている。

(取材・文 矢内由美子)

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3失点権田は“ノーチャンス”を否定「言ったらもうおしまい」3失点を喫した日本代表GK権田修一

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3失点を喫した日本代表GK権田修一
[2.1 アジア杯決勝 日本1-3カタール アブダビ]

 1失点目のオーバーヘッド、2失点目の弾丸ミドルシュート、3失点目のペナルティキック——。いずれも守護神にとってはノーチャンスのようにも思えるボールだったが、日本代表GK権田修一(ポルティモネンセ)は「枠に飛んだシュートは止めないと勝てない」と厳しく振り返った。

 3-1-4-2のシステムを採用したカタールに対し、試合序盤から4-4-2の守備ブロックがまるでハマらず。前半12分、ブラインドの位置からオーバーヘッドシュートを決められると、同27分には寄せが甘くなった状態でのミドルシュートで2失点目。序盤のビハインドが最後まで重くのしかかった。

 PKで献上した3失点目も含めると、いずれもGKにとっては厳しいシチュエーションだった。しかし、直近4試合を無失点に終えていた権田は自らに責任の矢印を向けた。

「1点取った、ただ3点取られた…じゃ勝つのは難しいし、それ以上でもそれ以下でもない」。報道陣から飛んだフォローの言葉をそのように制すると「止められなかったから勝てなかった。プレスがハマらなかったとかより、自分はそっちだと思う」と淡々と述べた。

「みんなが1対1でぶっちぎられたわけじゃない。1点目のオーバーヘッドは予測が難しいかもしれないし、ボールが見えないかもしれない。でも、枠に飛んできたシュートをどう止めるかというところで、『あれはもう無理でした』って言ったらもうおしまいだと思う」。

 そんな矜持を語った権田は「今日は目の前でシンプルに他のチームがアジアチャンピオンになったというのが悔しい」と決戦を総括。大会後はポルティモネンセ移籍が決まっており、念願の欧州挑戦が始まる。新天地ポルトガルでも高い意識を持ち、レベルアップを続けていく構えだ。

(取材・文 竹内達也)
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自覚ゆえの自戒…敗戦の責任を負う大迫「後悔もあるし、悔しさもある」準優勝の表彰で空を見上げるFW大迫勇也

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準優勝の表彰で空を見上げるFW大迫勇也
[2.1 アジア杯決勝 日本1-3カタール アブダビ]

 エースとして、チームを引っ張る一人として、チームを助けられなかったことが悔しかった。日本代表FW大迫勇也(ブレーメン)は「相手が4バックで来るか、5バックで来るか分からない状況の中で、自分たちが後手を踏んだのは事実」と試合の入り方を悔やみ、「経験ある選手がもっと試合の中で変えるべきだった。そこは申し訳ない」と自ら責任を負った。

 3バックと4バックを併用して大会を勝ち上がってきたカタールが日本戦でどんなシステムを採用してくるかは読みづらかった。大迫は「どっちか分からない感じはあった」と認める。実際には5バック気味の布陣で臨んできたカタールに対し、日本は前線からのプレスがハマらず、FWアクラム・アフィフはピッチを縦横無尽に動いて日本守備陣を混乱させた。

「一番はそこ(プレッシャー)がハマらなかった。サイドがずっと数的優位な状況で、真ん中の人数が足りない状況が起こってしまった」。選手たちは懸命に対応し、徐々にではあるが、落ち着きを取り戻していった。しかし、そのときにはすでに2失点。「修正はできたけど、0-2になってからで、すごく遅かった。僕自身、前の選手で経験がある中で言えなかった。後悔もあるし、悔しさもある」と唇を噛んだ。

 ロシアW杯を最後にMF長谷部誠、MF本田圭佑らが日本代表を引退。「上の世代が抜けて、年齢的にも立場的にも自分が引っ張っていかないといけないのは個人としても分かっている」。28歳のエースはその自覚があるからこそ、「優勝できなかったのは僕個人にも責任がある」と、一切の言い訳をせず、自らを責めた。

 タイムアップの笛が鳴ると、一目散にロッカールームへ引き上げようとする大迫の姿があった。表彰式があるため選手はそのままピッチに残る必要があり、慌ててスタッフが制したが、そのときの心境を聞かれた大迫は「悔しさと後悔と両方。複雑な気持ちだった」と回顧。「またチームに帰ってやり直すしかない。もう一回自分を見つめ直してサッカーをしていかないと成長できない」。その言葉を残し、取材エリアをあとにした。

(取材・文 西山紘平)

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琉球、J2初年度のキャプテンはMF上里一将に決定!琉球のキャプテン決定

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琉球のキャプテン決定
 FC琉球は2日、MF上里一将(32)が2019シーズンのキャプテンに就任することを発表した。

 今オフにロアッソ熊本から地元クラブに加入した上里はキャプテン就任に際して「大変光栄に感じています。琉球初のJ2という事もあり、スタッフ・選手はもちろん、ファンやサポーター、ご尽力してくれるフロントスタッフ、琉球のために協賛してくれるスポンサーの方々に感謝する事が大事だと思っています。そういった琉球に関わる全ての方々が、同じ目標に向かい・リスペクトしあいながらJ2の長いシーズンを戦っていきましょう!ワッターチーム琉球!!」とコメントした。

 また、副キャプテンはMF富所悠(28)とDF徳元悠平(23)の2人が務める。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
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