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2大会ぶり5回目の頂点へ…アジア杯決勝カタール戦に臨む森保Jの戦士たち:GK編(8枚)取材対応を行ったGKシュミット・ダニエル(仙台)
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2大会ぶり5回目の頂点へ…アジア杯決勝カタール戦に臨む森保Jの戦士たち:DF編(20枚)練習に訪れた子どもにサインをするDF酒井宏樹(マルセイユ)
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2大会ぶり5回目の頂点へ…アジア杯決勝カタール戦に臨む森保Jの戦士たち:MF編(20枚)練習場に足を踏み入れるMF柴崎岳(ヘタフェ)
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2大会ぶり5回目の頂点へ…アジア杯決勝カタール戦に臨む森保Jの戦士たち:FW編(20枚)準決勝で勝利の立役者となったFW大迫勇也(ブレーメン)
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世界に伝えたい英語スピーチ…キャプテン吉田が語った『Bringing Asia Together』に拍手喝采(8枚)前日会見で英語スピーチを行い、拍手喝采を受けたDF吉田麻也(サウサンプトン)
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国際パラリンピック委員会がブラインドサッカーの大陸別予選の日程を発表。アジアは未定世界的ストライカーのマキシミリアーノ(中央)はアルゼンチンを東京五輪に導けるか

国際パラリンピック委員会(IPC)はブラインドサッカーの2020年東京大会の出場権を争う大陸別の予選日程を発表した。アメリカ、ヨーロッパ、アフリカは決まっているが、アジアは開催時期、開催国ともにまだ正式に決まっていない。
パラリンピックに出場する8か国のうち、開催国の日本、昨年の世界選手権で優勝したブラジルは決定。残り6枠を各大陸予選で争う。
アメリカ大陸は出場枠1をめぐり、6月1日~9日までブラジル・サンパウロで開催される。世界ランク2位のアルゼンチンが筆頭候補だが、昨年の世界選手権で6位に食い込んだコロンビア(同11位)の成長が著しい。メキシコ(同8位)やチリもそこに次ぐ力を持つ。
ヨーロッパ大陸は出場枠2をめぐって激戦が必至。9月15~24日までイタリア・ローマで開催される。前回2016年のリオデジャネイロパラリンピックに出場したスペイン(世界ランク4位)とトルコ(同6位)が有力視されるが、昨年の世界選手権で7位に食い込んだイングランド(同12位)やフランス(同14位)といった実力国を倒す必要がある。日本代表は8月、ヨーロッパ大陸予選を控えたイングランドに出向き、国際試合を行う予定だ。
アフリカ大陸は出場枠1をめぐり、11月15~26日にコートジボワールで開催される。昨年の世界選手権でアフリカ最高位の8位に食い込んだモロッコ(世界ランク7位)が有力視される。
アジア大陸は出場枠2をめぐり、世界選手権3位の中国(世界ランク3位)やリオデジャネイロパラリンピック銀メダルのイラン(同5位)の2か国が有力視されるが、世界ランク17位のタイの成長も著しい。昨年の世界選手権で、2015年欧州チャンピオンのトルコに3-0と快勝した。なお、開催国や時期はまだは発表されていないが、9月から10月に開催される見通しだ。
▼アメリカ大陸(1枠)6月1日~9日:ブラジル・サンパウロ
▼ヨーロッパ大陸(2枠)9月15~24日:イタリア・ローマ
▼アフリカ大陸(1枠)11月15~26日:コートジボワール・アビジャン
▼アジア大陸(2枠)9月~10月で調整中。開催国未定
(取材・文 林健太郎)
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アジアカップ決勝直前、森保ジャパンの今大会名シーン集(24枚)初戦トルクメニスタン戦(◯3-2)で2ゴールを決めたFW大迫勇也
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香川のベシクタシュ移籍が正式決定!!今季終了までのレンタルイスタンブールに到着し、多くの報道陣に囲まれるMF香川真司

ドルトムントは31日、MF香川真司がトルコ1部のベシクタシュに今季終了まで期限付き移籍することを発表した。
2020年6月末までドルトムントとの契約を残している香川だが、ルシアン・ファブレ監督体制となった今シーズンは公式戦わずか4試合の出場にとどまるなど、出場機会が激減。今冬の移籍を希望し、自身はリーガ・エスパニョーラへの移籍を熱望していたが、スペインから具体的なオファーは届かなかったようだ。
30日にはフランス・リーグアンのモナコへの移籍が濃厚と報じられたが、一転して破談。かねて香川への興味を持っていたとされるトルコの名門への期限付き移籍で決着した。ベシクタシュはトルコリーグを15回制している強豪。19試合を終えた今季は8勝6分5敗で6位につけている。
トルコ『ヒュッリイェト』の報道によると、レンタル料は無料となっており、シーズン終了後に160万ユーロ(約2億円)での買い取りオプションが付いているという。また、香川には6か月間で110万ユーロ(1億4000万円)の給料が支払われる。
ドルトムントのミヒャエル・ツォルクSD(スポーツディレクター)はクラブの公式サイトで「シンジは傑出したフットボール選手であるだけでなく、我々のクラブにとって大事な友人でもある。我々は彼の希望を拒みたくなかった。我々はシンジの置かれた状況を理解しているし、別のクラブでより多くの出場機会を得たいという彼の希望も理解している」とコメントした。
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英語でのスピーチに拍手喝采、麻也「我々はアジアを代表している」公式会見で拍手喝采を浴びたDF吉田麻也

アジアカップ決勝を翌日に控えた31日、試合会場のザイードスポーツシティ・スタジアムで行われた公式会見で日本代表キャプテンのDF吉田麻也(サウサンプトン)が報道陣から拍手喝采を浴びる場面があった。
森保一監督とともに公式会見に出席した吉田は会見の最後に中東メディアから質問を受けた。日本が決勝で対戦するカタールは準決勝で開催国のUAEを4-0で下したが、国交断絶中の両国の試合は異様な雰囲気の中で行われた。試合前の国歌斉唱ではカタール国歌に対してブーイングが浴びせられ、カタールが得点するたびにスタンドからは数多くのペットボトルやサンダルが投げ込まれた。
決勝に勝ち上がったのはカタールだったが、国交がないため一般のカタール人はUAEに入国できない。地元のUAEのファンは日本がカタールに勝つことを期待し、決勝のスタジアムは日本のホームに近い雰囲気になることも予想される。
こうした状況を踏まえ、決勝でもカタールは心理的なプレッシャーを感じるのではないか。英語での質問に吉田は英語で応じた。ピッチ外の騒動に関しては「それはAFCがコントロールすべきことだと思う。我々のコントロール外にある」としたうえで、「我々がすべきことは自分たちにフォーカスすること」と強調した。
「自分たちをコントロールするにはメンタルが重要で、特にアジアではそう。審判のジャッジも日本のスタイル、欧州のスタイルと異なるが、我々は大会を通して適応し、ここまでの6試合はうまくプレーできている」
ピッチ外の出来事や周囲の環境に惑わされることなく、自分たちのやるべきことに集中する。その重要性を説いたうえで、アジアカップが大会のキャッチフレーズやハッシュタグに「Bringing Asia Together」を使用していることを踏まえ、「もし明日の試合が世界中に放送されるなら、僕はそうした愚かなことは見たくない。我々はアジアを代表しているし、『Bringing Asia Together』というハッシュタグの下でプレーしている。アジアのすべての選手が良いサッカーを見せることが重要だと思う」と、その言葉に力を込めた。
「明日もフェアプレーでカタールと戦うことを楽しみにしている」。準決勝のイラン戦では試合終盤に両チームの選手が入り混じっての小競り合いも起きたが、「(試合後に)何人かがホテルのエレベーターでイランのチームと会ったとき、彼らは試合の最後のことを謝ってきた。それがスポーツマンシップ、フェアプレーだと思う」と明かし、「明日も両チームが100%の努力をして、フェアプレーで戦うことを期待している。良い試合を世界中に見せたいし、それが日本だけでなく、アジアのサッカーにとって次のステップになると思う」と回答を締めくくった。熱いメッセージを込めた英語でのスピーチに、会見場では海外メディアも含めた報道陣から大きな拍手が起こった。
(取材・文 西山紘平)
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ラツィオが死闘制して伊杯4強へ! インテルは延長後半ATに劇的同点弾決めるも…PK戦で屈するラツィオがコッパ・イタリアのベスト4に進出

[1.31 コッパ・イタリア準々決勝 インテル1-1(PK3-4)ラツィオ]
コッパ・イタリアの準々決勝が31日に行われ、インテルとラツィオが対戦。ラツィオは1-1のPK戦の末、4-3で勝利した。
4連覇王者のユベントスが30日の準々決勝でアタランタに敗戦。空いた王座を狙うべく、インテルは4-3-3の布陣で前線にはFWマッテオ・ポリターノ、FWマウロ・イカルディ、FWアントニオ・カンドレーバが並ぶ。ラツィオは3-5-2で前線にはFWホアキン・コレアとFWチーロ・インモビーレが起用された。
前半は拮抗状態が続く。インテルは攻め手に欠き、ラツィオにゴールを狙われるが、GKサミール・ハンダノビッチが好セーブを連発。0-0のまま前半を折り返す。
後半に入ってもラツィオの攻撃を浴びていたインテルだが、後半17分にチャンスをつくる。中盤のMFジョアン・マリオが右足ミドルを放ち、GKトマ・ストラコシャがはじいたところをカンドレーバが詰めていく。ゴール前の絶好機だが、右足シュートはゴール上に大きくはずれた。
ラツィオは後半44分に最大の決定機。インモービレが中盤からスルーパスを放つと、途中出場のFWフェリペ・カイセドが相手守備陣の裏に抜け出して右足シュートを放つ。しかし、ハンダノビッチのスーパーセーブに阻まれた。同アディショナルタイムにもインモービレが豪快な右足ミドルを打つが、再びハンダノビッチのセーブに遭った。
インテルも後半アディショナルタイム4分過ぎに大きなチャンスを迎える。右サイドからのクロスをファーサイドのポリターノが左足シュート。しかしストラコシャがスーパーセーブで防ぐと、途中出場のFWラウタロ・マルティネスがゴール前で右足ボレーを放つがミートせず。ゴール枠外にはずれ、ラウタロは悔しさで何度も地面を叩いた。
試合は90分間で決着がつかずに延長戦へ。開始前にはラツィオのシモーネ・インザーギ監督が主審に詰め寄ったため、退席処分となった。
延長前半は0-0のまま折り返すと、延長後半3分に均衡が崩れる。インモービレとカイセドが2度のワンツーパスをやりとりしながら、インモービレがPA内に進入して右足シュート。ボールにはミートしなかったものの、DFダニーロ・ダンブロージオの足に当たってゴールマウスに吸い込まれた。
インテルは延長後半11分にMFクワドゥオ・アサモアがMFセルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチと交錯。主審はアサモアのファウルにレッドカードを提示するも、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によりイエローカードに変更された。
しかし、試合はまだ終わらない。インテルは延長後半2分過ぎ、ダンブロージオがPA内でミリンコビッチサビッチと交錯。VARにより肩を当てられたことが確認されてPKを獲得する。イカルディが冷静にPKを決め切り、試合は1-1でPK戦に突入する。
PK戦は3-3で迎えた先攻・インテルの5人目キッカー、MFラジャ・ナインゴランがシュートを止められる。ラツィオは5人目キッカー、MFルーカス・レイバがしっかりと決め、死闘を制した。
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[新人戦]今年は「全国で勝つこと」を目指して…関西学院が選手権予選決勝の再戦制し、兵庫準決勝進出関西学院高MF杉浦篤生は2得点の活躍

[1.27 兵庫県高校新人大会準々決勝 関西学院高 2-0 県立西宮高 三田西陵高G]
平成30年度兵庫県高校サッカー新人大会の準々決勝が27日に行われ、今冬の選手権出場校である関西学院高と県立西宮高が対戦。MF杉浦篤生(2年)の2ゴールによって関西学院が2-0で勝利した。
今冬、50年ぶり10回目の選手権出場を掴んだ関西学院が2年連続での選手権出場に向けて、スタートを切った。昨年のうちに新チームが発足した他校とは違い、年末まで選手権に挑んでいた関西学院のスタートは年が明けてから。今季初戦となった2回戦の東洋大姫路高戦までの準備期間も短く、「選手権から頭を切り替えるしかできない。『選手権に出たのは昨年のチーム。今年はまた新しいチームなんだから、公式戦で一つずつチーム作りをしていこう』と意識させるしかなかった」(山根誠監督)。
昨年の選手権予選決勝の再現となったこの日も、準備不足は顕著に見られた。特に5人中4人が抜けた中盤で連携がとれなかったことと、土のグラウンドでの試合が1年ぶりだったため、ボールが落ち着かない。互いにボールを蹴り合う中でも、FW望月想空(2年)のポストプレーや杉浦の突破など選手権経験者の個人技で見せ場を作ったが、1点が奪えないまま試合を折り返した。
後半は、県立西宮のMF前川拓斗(2年)の組み立てから、MF玉木颯(2年)とMF山下将摩(1年)にサイドを攻められる場面が増えたが、関西学院はDF三輪愛大(2年)とDF網谷周世(2年)のCBコンビを中心に決定機まで持ち込ませず。網谷は「全国での経験は他のチームにない強み。全国で学んだ球際や攻守の切り替えは練習から意識してきたので、今日は練習の成果が出た」と胸を張った。
関西学院は後半途中からMF中村惇暉(2年)とFW井田圭哉(2年)を投入。運動量豊富な2人の働きによって、攻撃が活性化すると、32分には右サイドでボールを持った杉浦が中央へドリブルで侵入。「土のグラウンドだったので、ドリブルを続けてもダメ。左足で持ち込む得意な形だったので、シュートを打ち切って終わろうと思った」と遠目から放った一撃がゴール右隅に決まり、均衡を崩した。この一撃で緊張がほぐれた関西学院は、試合終了間際にもFW田川翔太(1年)のパスから杉浦が2点目をマークし、2-0で試合を終えた。
関西学院は選手権1回戦で、星稜高(石川)と対戦。0-2で敗れ、全国レベルとの力の差を痛感させられる結果となったが、「選手も我々も、もう1回(選手権に)行きたいという気持ちは強い」(山根監督)と全国大会への想いはより鮮明になった。「今回は“初めて”なので無難にしようという想いが強くなり過ぎたので、この子らを選手権に連れて行って、もう一回チャレンジしてみたい」と話す山根監督だけでなく、選手も2年連続出場を誓う。
また、星稜戦後に最後のロッカールームで昨年の主将を務めたMF林幹太(3年)にかけられた言葉も選手の刺激になっている。林からの「自分たちは全国に出ることを目標に頑張ってきたけど、後輩たちには全国で勝つことを目標に頑張って欲しい」というメッセージを受けた杉浦は「県で勝つのはもちろんだけど、より高い所を目指して頑張っていきたい」と意気込んだ。一戦一戦、チームとして成長しながら、再び晴れ舞台を狙いに行く。
(取材・文 森田将義)
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将来のファースト、セカンドチャンスに貪欲。プレミアリーグ選抜が8-1でイングランド遠征初戦快勝!プレミアリーグ選抜はイングランド遠征初戦を8-1で快勝

[1.31 練習試合 プレミアリーグ選抜 8-1 プロ:ダイレクトアカデミー セント・ジョージズ・パーク]
イングランド遠征中の「NIKE NEXT HEROプロジェクト」プレミアリーグ選抜が31日午後、セント・ジョージズ・パークで地元のプロ:ダイレクトアカデミーと練習試合を行い、8-1で大勝した。
プレミアリーグ選抜のメンバーは、高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2018で活躍した選手や2年生の推薦選手が中心。当初発表されたメンバーからU-18日本代表スペイン遠征メンバーに選出された5選手が不参加となり、Jクラブに加入した選手も招集されていない。今回の20名は現時点でプロになれなかった、または代表に食い込むことができなかったという悔しさを持つ選手たちだ。
3年生はプロになる“ファーストチャンス”を逃して迎えた今回の遠征。それでも、チームの指揮を執る岩成智和監督(広島ユース)は、「最初の日のミーティングで話をしたんですけれども、『セカンドチャンスは(大学)1年生からあるよ』と。『大学1年からレギュラーで出る。なおさら代表などに食い込めばセカンドチャンス掴めるからね』、と。また、2年生にとっては『これがファーストチャンスなので、いい評価を掴めばいい』」と選手たちに語っていたのだという。彼ら全員がなりたいのは、プロ。そのためのファーストチャンス、セカンドチャンスをものにしようと意識高く一日一日に取り組んできた選手たちが、マンチェスター・ユナイテッドのスカウトも訪れた一戦で期待値に近いパフォーマンスを見せた。
プレミアリーグ選抜は4-4-2システム。先発のGKは佐藤海斗(広島ユース3年)でDFラインは右SB大越寛人(広島ユース3年)、CB河井哲太(G大阪ユース3年)、CB鈴直樹(広島ユース3年)、左SB玉城大志(浦和ユース2年)。中盤は八木滉史(流通経済大柏高2年)と田邉光平(名古屋U-18 2年)のダブルボランチで右MF山田楓喜(京都U-18 2年)、左MF鈴木唯人(市立船橋高2年)、2トップは森海渡(柏U-18 3年)と主将の桂陸人(広島ユース3年)がコンビを組んだ。対戦したプロ:ダイレクトアカデミーはナイキがサポートしているクラブ。この日はGKに負傷が出ているということから、前半はプレミア選抜のGK多久美景紀(神戸U-18 2年)、後半はGK佐藤がそのゴールを守った。
自分たちの強み、“日本らしさ”を出したプレミアリーグ選抜が快勝した。前半5分、DFラインからの縦パスを山田が右サイドの高い位置で受ける。DFを背にしてのキープから体勢を立て直した山田は、PAの森とのパス交換から左足シュート。このこぼれ球を桂が押し込んで先制した。さらに1分後には、桂の左CKから河井が豪快に頭でニアを破って2-0。11分にも中盤で前を向いた森がコンビネーションから右足シュートを左隅に沈めて3点差とする。
プレミアリーグ選抜は狙い通りに縦パスからのスピードアップ、またオープンスペースへの攻撃で勝負し、連続ゴール。ただし、プロ:ダイレクトアカデミーも一発のあるところを示す。18分、縦パスへの対応が遅れたプレミアリーグ選抜はSBとCBとの間を突破され、そのままゴールを奪われてしまう。接点でさすがの強さ、スピードを発揮する相手に苦戦した部分があったことは確か。それでも、この後のプレミアリーグ選抜は八木や桂中心にハードワークを続け、球際に2人、3人と人数をかけてボールをもぎ取っていく。また、玉城や大越が中盤の選手と連係してサイドに蓋をし、河井がスライディングタックルでのインターセプトを見せるなど相手に攻め切ることを許さなかった。
そして、攻撃面では河井がハイサイドへの正確なサイドチェンジでスタンドから拍手を浴び、落ち着き光る鈴や田邉が正確なパスを前、左右につけて攻撃のリズムを作り出す。八木と山田が連係で上手く中盤のスペースを取るなど前進し、鈴木や桂が持ち味の仕掛け。そして、桂の突破から森が決定的なヘッドを放ち、田邉の右足ミドルがゴールを捉えるシーンもあった。これはGK多久美のファインセーブに阻まれたものの、38分、八木の縦パスを起点に右の大越がDF間を抜け出す形で突破。そして上げた技ありクロスを森が頭で決めて4-1とした。
後半、プレミアリーグ選抜は9人をチェンジ。GK佐藤と前半プロ:ダイレクトアカデミーでプレーしたGK多久美を入れ替え、右SB大越、CB平松航(磐田U-18 3年)、CB鈴、左SB吉木大喜(G大阪ユース3年)、MF高木一史(JFAアカデミー福島U-18 2年)とMF桃李理永(C大阪U-18 2年)のダブルボランチ、右MF石田凌太郎(名古屋U-18 2年)、左MF前田泰良(鹿島ユース 3年)、そして小林里駆(FC東京U-18 2年)と齊藤聖七(清水ユース3年)の2トップにスイッチした。
後半開始20秒、中央でボールを拾った小林が右に流れながら右足シュートを叩き込んで5点目。1分後にはPAの前田が体勢を崩しながらも左足シュートをゴールにねじ込む。その後も齊藤のループパスで小林が抜け出してGKと1対1になり、また左サイドを個でこじ開けた吉木のパスから齊藤が決定的なシュートを打ち込む。
プロ:ダイレクトアカデミーのGKに入った佐藤の好守に阻まれていたものの、17分には齊藤のダイビングヘッドがポストを叩いてゴールライン上へ。これを桃李が難なく決めて7-1とする。直後には大越と鈴に代えて右SB八木、CB玉城をピッチへ。23分には右サイドから仕掛けた石田がPKを獲得し、これを自ら右足で決めた。プレミアリーグ選抜は前半同様、齊藤や前田が相手をしつこく追い回し、平松を中心とした最終ラインはピンチらしいピンチのないまま試合を進める。
そして、桃李や高木の配球から石田らアタッカー陣が積極的な仕掛け。34分には鹿島ユースのエースMF前田を3バックの中央に配置する3-6-1へチェンジし、八木と玉城に代えて左WB鈴木とMF山田を投入した。プロ:ダイレクトアカデミーは、点差が開いても球際での強度は変わらず。岩成監督は「抜いたと思ったら足が出てくるとか、ああいうところは日本では絶対に味わえないかなと思う。こうやって海外特有の強さ、速さ、高さ、足の長さ、これは大丈夫だろうというところで足を届かれるとか、日本で経験できないところから学んで欲しい」と期待した。
試合は8-1と大勝したが、クオリティの部分など選手たちはまだまだ改善する必要性を感じたようだ。2月1日はよりレベルの高い対戦相手となるEDVS Academyとの最終戦。ファーストチャンス、セカンドチャンスを求める選手たちはアピールすると同時に、海外でしか体感できない相手との戦いで、世界で勝つための現在の強みや課題を学んで帰国する。
(取材・文 吉田太郎)
●高円宮杯U-18サッカーリーグ2018 プレミアリーグ特集
●2018高円宮杯プリンスリーグ特集
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クラブ史上最高額!ニューカッスル、指揮官熱望のパラグアイ代表MFアルミロンを獲得ニューカッスルに加入したMFミゲル・アルミロン

ニューカッスルは移籍市場最終日の31日(日本時間1日)、パラグアイ代表MFミゲル・アルミロンを獲得した。
クラブの発表によると、2024年6月までの5年半契約。背番号は「24」に決定。移籍金2000万ポンド(約29億円)は2005年にレアル・マドリーから元イングランド代表マイケル・オーウェン氏を獲得した際の1500万ポンドを超え、クラブ史上最高額となった。
24歳のアルミロンは2013年に母国パラグアイのセロ・ポルテーニョでキャリアをスタート。2016年からメジャーリーグ・サッカー(MLS)のアトランタ・ユナイテッドでプレーし、2018年は13ゴール13アシストでMLSカップ優勝に貢献した。
プレミアの複数クラブも関心を示す中、ラファエル・ベニテス監督が今冬の獲得を熱望。ニューカッスルは日本代表FW武藤嘉紀が加入した今季、プレミアリーグ17位に低迷している。指揮官待望の若き司令塔が残留争いの切り札となるか。
●プレミアリーグ2018-19特集
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バチュアイの移籍先はクリスタル・パレスに決定「試合出場とゴールに飢えている」ベルギー代表FWミヒー・バチュアイはローンでクリスタル・パレスに加入

チェルシーからバレンシアにレンタル移籍中のベルギー代表FWミヒー・バチュアイの新天地はクリスタル・パレスに決定した。
クラブの発表によると、今季終了までのローン移籍となる。クラブを通じてコメントを発表し、バチュアイは「ロンドンとプレミアに戻ってきたことをうれしく思うよ。試合出場時間とゴールに飢えている。パレスでそれを得られることを願っている」と意気込み。スティーブ・パリッシュ会長は「ミヒーは我々が長い間賞賛して来た選手だ。彼に赤と青のシャツを着せられたことがうれしい」とコメントした。
バチュアイは2011年7月にベルギーのスタンダール・リエージュの下部組織からトップ昇格すると、2014年6月にマルセイユに加入し、2シーズンで公式戦78試合出場33得点と活躍。2016年7月にはチェルシーに加入し、2年目はプレミアリーグ優勝に貢献した。昨年1月にドルトムントにレンタルで移籍し、公式戦14試合出場9得点を記録した。
昨年6月のワールドカップでもベルギー代表として活躍したバチュアイは昨年8月にバレンシアにレンタル移籍。しかし今季はリーガ第21節まで15試合出場1得点にとどまり、冬の放出が噂されていたが、移籍市場最終日に駆け込みでプレミア復帰が決まった。
●リーガ・エスパニョーラ2018-19特集
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「新しい挑戦楽しみ」香川がドイツ語で移籍を報告、ドルトムントファンに感謝伝えるインスタグラムで移籍を報告したMF香川真司

ドルトムントからトルコ1部のベシクタシュへの期限付き移籍が決定したMF香川真司が1日、自身のインスタグラム(@sk23.10)を更新し、ドイツ語で感謝のメッセージを伝えた。
香川は2010年7月にC大阪からドルトムントに加入すると、2010-11シーズンはキッカーやビルト選出のブンデスリーガ年間ベストイレブンに選出され、2年連続でタイトル獲得に貢献した。2012年6月から約2年間のマンチェスター・ユナイテッド移籍を経てドルトムントに復帰。2017年には契約を2020年6月末まで延長したが、ルシアン・ファブレ監督体制となった今シーズンは出場機会が激減。冬の移籍を希望し、新天地はトルコに決定した。
香川はすべてドイツ語でインスタグラムを更新。8枚の写真とともに移籍を報告し、ドルトムントのサポーター、同僚、関係者に向けて感謝のメッセージを述べた。
「ベシクタシュへの移籍が決まりました。今シーズンはドルトムントを助けることができませんでしたが、素晴らしいサポートをありがとうございました。僕は今、新しい挑戦を楽しみにしています。心からありがとう。ドルトムントがドイツ王者になることを願っています」
この投稿にはドイツ語や英語で「ありがとう」「グッドラック!」と「強くなって帰ってきてください」といったファンのエールが寄せられたほか、MFヌリ・シャヒンら元同僚もコメント。ベシクタシュサポーターからも歓迎のメッセージが届いている。
なお、レンタル期間は今季終了まで。ドルトムントは今季好調をキープし、リーグ戦第19節を終えた時点でわずか1敗。2位バイエルンに6差をつけて首位を守っている。
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きっかけはC・ロナウド…マーキュリアル・ヴェイパーを愛用する酒井宏樹「デザインは選手にとっても大事」『マーキュリアル ヴェイパー 360 エリート FG』を着用するDF酒井宏樹(マルセイユ)

フランスの名門マルセイユで定位置を勝ち取り、日本代表にも欠かせない存在となったDF酒井宏樹。いまもなお成長を続けるサイドバックの足を支えているのは、ナイキの『マーキュリアル ヴェイパー 360 エリート FG』だ。15年近く愛着を持ってきた一足との出会いはFWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)がきっかけ。そんな28歳にスパイクへの思いを聞いた。
—サッカーを始めた時からスパイクへのこだわりはありましたか?
「最初は自分が気に入ったデザインが一番でしたね。履き心地よりもデザインでした」
—育成年代ではどのスパイクを選んでいましたか?
「高校2年生までは自分で選べたので、ずっといまのマーキュリアル ヴェイパーを履いていましたね。ずっとクリスティアーノ・ロナウドが好きだったので、クリスティアーノ・ロナウドが色を変えれば自分も変えるって感じでした」


—印象に残っているものはありますか?
「たしかに2004年のユーロですかね。クリスティアーノ・ロナウドが金色のモデル(『マーキュリアル ヴェイパーII R9』)を履いていたんですが、『金色のヴェイパー目立つなー』って思いながら自分も履いていましたね」
—プロになったいまはどんな要素が大事ですか?
「いまは履き心地も大事ですかね。でも、やっぱりデザインは選手にとっても大事なんですよ。僕は白が好きなので、ずっと白を履きたいって言わせていただいています(笑)。好きな色だったらモチベーションも上がりますし」
—現在のマーキュリアルは足首のニットに違いがありますが、こだわりはありますか?
「どっちも履いたことがあるのでどっちがどっちというのはないですけど、くるぶしのニットがないほうが好みですね」
—軽さへのこだわりはいかがですか?
「昔はできるだけ軽いほうがいいと思っていたんですが、いまは履いた時の軽さと持った時の軽さは違うなと思っています。昔のヴェイパーよりいまのほうが重くなっているんですけど、履いた時の感覚はまったく変わらなくて、持った時の重さは関係ないなって思うようになりましたね。それも含めてフィット感なのかなと思います」


—このスパイクを「こういう選手に履いてほしい」という思いはありますか?
「いろんな人に履いてほしいですね。僕がクリスティアーノ・ロナウドが好きで履いていたように、いまもクリスティアーノ・ロナウドが好きで履いてるって人がいると思います。好きな選手が履いてるからと思って履いてくれるのがブランドの良さだと思うし、そう思ってもらえれば成功だと思う。なので、それに自分もそう思ってもらいたいです」
—選手同士でスパイクについて話し合ったりしますか?
「それは全然ありますね。基本的にナイキはデザインが本当にどれもかっこいいので、そこは間違いないなって感じです。基本的にナイキのスパイクについて聞かれても、『良いところどこか探さなきゃ』って思わなくて良いから楽ですね(笑)」
—「GAME OVER」がコンセプトのGAME OVERパックが2月1日より新たに登場しますが、つまりは「試合を終わらせる」という意味があります。それができる選手は、どんな選手だと思いますか?
「何もないところからチャンスを作れるのがスター選手ですよね。そして、そんな選手は一握りしかいないなと思います。マルセイユでも一握りです。そういう意味では、その選手をいかにフリーにさせてあげるか、マークを少なくさせてあげるかということを考えて動いていますね」
—守備の選手でもそういった存在になることは可能ですか?
「試合状況を見ることができるようになれば、試合を綺麗に終わらせることができますね。自分はそこがまだまだ足りないと思います。状況をうまく見ることができずにポジショニングを取ることもまだまだあるので、そういったことができるような選手になっていけたらと思っています」


(インタビュー・文 竹内達也)
●アジアカップ2019特設ページ
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相模原、森本の1月入籍を発表「同じ方向を向いて進んでいけたら」
SC相模原は1日、DF森本大貴(23)が2019年1月に入籍したことを発表した。
クラブを通じて、「私事ではありますが、今年の1月に入籍いたしました。これからたくさんの経験をしていく中で二人が同じ方向を向いて進んでいけたらいいなと思っております。そしてまだまだ未熟者の2人ですが暖かく見守っていただけると幸いです」とコメントを発表した。
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クラブを通じて、「私事ではありますが、今年の1月に入籍いたしました。これからたくさんの経験をしていく中で二人が同じ方向を向いて進んでいけたらいいなと思っております。そしてまだまだ未熟者の2人ですが暖かく見守っていただけると幸いです」とコメントを発表した。
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ベシクタシュ加入の香川、買い取りオプションは「付いていない」ベシクタシュに加入したMF香川真司

MF香川真司がドルトムントからトルコ1部ベシクタシュにローン移籍が決定した。地元メディアは以前、香川に買い取りオプションが付いていると報じていたが、クラブのŞafak Mahmutyazıcıoğlu氏がこれを否定した。
トルコ『フットボール・アリーナ』の取材に答えた同氏は、「報道されていることは事実ではない。香川の移籍について、私から話したとされる内容は誤りだ。香川には買い取りオプションは付いていない」と説明した。
香川のキャリアはセレッソ大阪から始まり、2010年7月にドルトムントに加入し、2連覇に大きく貢献。マンチェスター・ユナイテッド移籍を経て2014年8月に復帰した。ドルトムントでは112出場29ゴール16アシストを記録。ルシアン・ファブレ監督体制となった今シーズンは出場機会が激減し、新天地はトルコに決定。香川は今シーズン終了までベシクタシュのユニフォームを着てプレーする。
同氏は「クラブはオプションを主張しなかったが、シンジ・カガワは世界のスターだ。ベシクタシュのフィールド内外で貢献してくれることを願っているよ」とコメントしている。
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長崎退団GK奥田の移籍先が決定、四国リーグに挑戦「まだまだサッカーを続けたい」
V・ファーレン長崎は1日、契約満了を発表していたGK奥田達朗(30)が四国リーグの高知ユナイテッドSCに完全移籍したことを発表した。
2017年に磐田から長崎に加入。クラブ史上初のJ1昇格とJ2降格を経験したが、2年間で公式戦の出場はなかった。
クラブを通じてコメントを発表し、「なかなかチームが決まらない中、思い悩む事もたくさんありましたが、まだまだサッカーを続けたいという思いからこの決断に至りました。長崎では試合に出ることができず貢献することができませんでしたが、長崎の一員として色々な経験をすることができ本当に感謝しております」と胸中を明かすと、「高知から、長崎が1年でJ1昇格できるよう応援しています。2年間ありがとうございました!」とエールを送った。
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2017年に磐田から長崎に加入。クラブ史上初のJ1昇格とJ2降格を経験したが、2年間で公式戦の出場はなかった。
クラブを通じてコメントを発表し、「なかなかチームが決まらない中、思い悩む事もたくさんありましたが、まだまだサッカーを続けたいという思いからこの決断に至りました。長崎では試合に出ることができず貢献することができませんでしたが、長崎の一員として色々な経験をすることができ本当に感謝しております」と胸中を明かすと、「高知から、長崎が1年でJ1昇格できるよう応援しています。2年間ありがとうございました!」とエールを送った。
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ベンゼマが4強に導く2発!レアル指揮官「先週ベンゼマを知った人は気の毒」ベンゼマが2得点の活躍を見せた

[1.31 コパ・デル・レイ準々決勝第2戦 ジローナ1-3R・マドリー]
レアル・マドリーは31日、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準々決勝第2戦を行い、ジローナと対戦した。3-1で勝利したレアルは2試合合計7-3で上回り、準決勝に進出した。
第1戦に4-2で先勝していたレアルは前半27分、FWカリム・ベンゼマがDFダニエル・カルバハルとワンツーの形で右サイドから切れ込み、左足ショットを沈めた。前半44分にもPA内左でFWヴィニシウス・ジュニオールが落とすと、ベンゼマが右足でネットを揺らし、連続ゴールを挙げた。
2-0、2試合合計6-2とリードを広げて後半に突入すると、同26分に1点を返されたがジローナの反撃もここまで。その5分後、レアルはMFマルコス・ジョレンテが縦に仕掛けて相手を剥がし、強烈な右足シュートを突き刺し、3-1で勝利した。
直近3戦5発と好調を維持するベンゼマについて、スペイン『アス』はサンティアゴ・ソラーリ監督のコメントを伝えている。指揮官は「先週ベンゼマを知った人たちを気の毒に思うよ。今なら彼のプレーを楽しむことができる。素晴らしい選手だ」と称賛した。
昨シーズンは準々決勝で敗退したレアルは2試合合計7-3で上回り、準決勝に進出。レアルのほか、前回王者のバルセロナ、バレンシア、ベティスが4強入りを果たした。準決勝組み合わせ抽選会は1日に行われる予定。
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