Quantcast
Channel: ゲキサカ[講談社] »最新ニュース
Viewing all 227800 articles
Browse latest View live

Article 102


Article 101

Article 100

[プレミアリーグWEST]随所で好守見せた東福岡CB児玉主将、果敢な攻撃参加も(4枚)自信をもっているというフィードを飛ばすCB児玉慎太郎主将(3年)

$
0
0
自信をもっているというフィードを飛ばすCB児玉慎太郎主将(3年)
[4.9 高円宮杯プレミアリーグWEST第1節 神戸U-18 1-3 東福岡高 長居]

 9日、高校年代最高峰のリーグ戦である「高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグWEST」第1節で13年優勝のヴィッセル神戸U-18(兵庫)と、昨年度全国高校総体&全国高校選手権優勝の東福岡高(福岡)が激突。東福岡が3-1で逆転勝ちした。
▼関連リンク
2016プレミアリーグWEST

[FA杯]マンUがウエスト・ハム撃破で4強進出! 2-1で再試合制す(8枚)2-1で再試合を制したユナイテッド

[プレミアリーグWEST]新生・東福岡が強さ示す、強豪対決で3発逆転勝ち!(16枚)日本高校選抜MF鍬先祐弥(3年)は非常に気のきいた守りと攻撃の組み立てで存在感

$
0
0
日本高校選抜MF鍬先祐弥(3年)は非常に気のきいた守りと攻撃の組み立てで存在感
[4.9 高円宮杯プレミアリーグWEST第1節 神戸U-18 1-3 東福岡高 長居]

 9日、高校年代最高峰のリーグ戦である「高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグWEST」第1節で13年優勝のヴィッセル神戸U-18(兵庫)と、昨年度全国高校総体&全国高校選手権優勝の東福岡高(福岡)が激突。東福岡が3-1で逆転勝ちした。
▼関連リンク
2016プレミアリーグWEST

[プレミアリーグEAST]優勝候補の一角、市立船橋が昇格組の新潟U-18を4-0撃破!(23枚)前半33分、市立船橋はMF野本幸太(3年)が先制ゴール

レスターがミランの18歳新鋭に興味…ラニエリは獲得に自信レスターがミランの18歳新鋭に興味…ラニエリは獲得に自信

$
0
0
レスターがミランの18歳新鋭に興味…ラニエリは獲得に自信
 プレミアリーグ首位に立つレスター・シティが来季の補強に着手しているようだ。クラウディオ・ラニエリ監督が、ミランの18歳MFマヌエル・ロカテッリの獲得を熱望している。英『ミラー』が報じている。

 ミランの下部組織に所属するロカテッリは、幅広い視野と素早く正確な判断力も持ちあわせており、正確無比なミドルパスでチャンスを生み出すことができるレジスタ。ミランのスカウトのマウロ・ビアンケッティ氏は「ミランで将来のキャプテンになる器」と評価している。

 そんなミランやイタリア代表の“未来の司令塔”に対してアーセナルが興味を示すなど、すでに複数クラブからの関心が伝えられている。ラニエリ監督はミランが来季のチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場が絶望的となっている点に注目し、欧州CL出場をちらつかせて引き抜きを考えているようだ。

 17歳でレギュラーに定着するGKジャンルイジ・ドンナルンマの移籍報道も報じられているミラン。期待の若手の放出は避けたいところだが、引き留めることができるだろうか。

●プレミアリーグ2015-16特集
●セリエA2015-16特集

[MOM1760]清水ユースDF立田悠悟(3年)_「勝負の年」に花開くか、沈着な対応見せ続けた189cmCB[MOM1760]清水ユースDF立田悠悟(3年)_「勝負の年」に花開くか、沈着な対応見せ続けた189cmCB

$
0
0
[MOM1760]清水ユースDF立田悠悟(3年)_「勝負の年」に花開くか、沈着な対応見せ続けた189cmCB
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.9 高円宮杯プレミアリーグEAST第1節 FC東京U-18 0-1 清水ユース 味スタ西]

 昨季、清水エスパルスユースのDF立田悠悟が際立っていたのは抜群の“素材感”だった。190cm近い長身を生かした空中戦の強さは天下一品。昨夏のSBSカップ国際ユース大会では、外国勢相手にも高さで存在感を示し、U-17日本代表にもピックアップされることとなった。一方で、試合の中でしばしばカバーリングの遅さも目に付くなど弱点も見え隠れした。

 本人も自覚的で、課題を問われて真っ先に出てきた答えは「カバーリングです」。目の前のストライカーを粉砕することに専念していた昨季とは異なり、「去年に比べると相手の動きも見えている」ともう一人のセンターバックを気遣う余力もあった。高円宮杯プレミアリーグ開幕戦で当たったFC東京U-18に対しても、相手が攻勢に出た時間帯を含めて慌てず騒がず、沈着な対応を見せ続けた。「声」で味方をリードする意識も、昨季までの立田とは明らかに違っていた。

 さらにセットプレーでは自慢の高さを生かしてCKを折り返し、アシストも記録。あらためて規格外の可能性を見せ付ける試合となった。試合後、立田は「シーズンを通して高さの面は絶対に負けてはいけないと思っている」とストロングポイントを強調しつつ、同時に「今季は後ろから声を出せる絶対的なリーダーとしてやっていきたい」と、“ピッチ上の指揮官”になっていく覚悟も語った。

 イメージしている理想のセンターバック像は、日本代表DF森重真人。「ヘディングが本当に強いし、それでいて頭は冷静。ビルドアップも上手い。そういう選手になっていきたい」と将来の成長を思い描く。

 開幕戦でのプレーは申し分ないものだったが、DFで重要なのは継続して高いパフォーマンスを発揮できるかどうか。開幕前にはトップチームのキャンプに呼ばれて大きな刺激を得たことで、プロを目指す気持ちもより強固なものに変わっている。「今年1年、勝負の年だと思っている」。“清水の大巨人”が自分の力で己のサッカー人生を切り開く。そんなシーズンがいよいよ始まった。

(取材・文 川端暁彦)
▼関連リンク
2016プレミアリーグEAST

[MOM1761]鹿島ユースMF井村瞭介(3年)_「守備の人間」自認する189cmアンカーが先制ヘッド[MOM1761]鹿島ユースMF井村瞭介(3年)_「守備の人間」自認する189cmアンカーが先制ヘッド

$
0
0
[MOM1761]鹿島ユースMF井村瞭介(3年)_「守備の人間」自認する189cmアンカーが先制ヘッド
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.10 高円宮杯プレミアリーグEAST第1節 大宮ユース 0-2 鹿島ユース アミノバイタルフィールド]

 189cmの巨体が宙を舞い、ゴールネットが揺れた。高円宮杯プレミアリーグEAST開幕戦。前年度王者の鹿島アントラーズユースは難敵・大宮アルディージャユースと対戦した。勝負の分かれ目は前半6分のセットプレー。高さの点でアドバンテージがあるのは鹿島。MF井村瞭介は「チャンスになると分かっていた。セットプレーは自分が力を発揮しなければいけないところだし、取ってやろうと思っていた」とゴールを見据え、その言葉どおりに貴重な先制点を奪い取った。

 本来は長身を生かしたヘディングが持ち味のセンターバック。だが、今季開幕を前にアンカーのポジションで適性を探られており、この試合もMFとして先発出場を果たした。相手のダブルボランチに対してマンツーマンマークを敷く中で、どうしても崩れるポジションバランスを、「守備の人間」と自らを評するとおりに中盤の底から懸命に保ち続けた。後半は防戦一方の展開となったが、最後まで中盤のフィルターとして奮闘。2-0での完封勝利に貢献してみせた。

 昨季、鹿島ユースのアンカーを務めたのは主将だった千葉健太。ピッチの内外で絶対的な存在感を見せてチームをタイトルに導いた姿は井村の脳裏にも焼き付いている。「プレーだけでなく、振る舞いや姿勢がすごくて、オーラがあった」。ただ、小柄で確かな技術があった千葉と井村はまるでタイプが違う。「あそこまで技術のあるタイプではないので」と変に模倣するのではなく、自分の“らしさ”を貫く覚悟で試合に臨んだ。

「自分たちの代は去年と違ってスペシャルな選手がいないし、個で違いは作れないと思う。だから一つ一つの球際、ヘッドを負けないようにして、カバーもしていく。そこをやっていくしかないと思っている」

 貫徹すべきなのは、シンプルに頑張る姿勢であり、仲間と助け合って戦い抜く姿勢。王者としてのプライドを発揮する気など最初からない。あくまでチャレンジャーとして臨む。井村が示した姿勢は、新生・鹿島ユースを象徴するものとなりそうだ。

(取材・文 川端暁彦)
▼関連リンク
2016プレミアリーグEAST

CL敗退を受け入れるイニエスタ「残る大会に切り替えなければならない」CL敗退を受け入れるイニエスタ「残る大会に切り替えなければならない」

$
0
0
CL敗退を受け入れるイニエスタ「残る大会に切り替えなければならない」
[4.13 欧州CL準々決勝第2戦 A・マドリー 2-0 バルセロナ]

 バルセロナは13日、敵地で行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準々決勝第2戦でアトレティコ・マドリーに0-2で敗れた。2試合合計2-3と逆転され、欧州CL連覇の夢がついえたが、選手たちは残る2つの大会への切り替えの重要性を訴えている。クラブ公式サイトが伝えた。

 ホームでの第1戦を2-1で制し、敵地での第2戦に臨んだバルセロナ。開始からアトレティコの激しいプレッシャーを受ける中、前半36分にFWアントワーヌ・グリエーズマンにヘディングを決められ、先制を許してしまった。バルセロナは2試合合計2-2でアウェーゴールで上回られ、このままでは敗退となってしまうため、反撃を試みたが、ゴールを割れない時間が続いた。

「グリエーズマンのゴールで僕らの計画は狂ってしまった」。DFジェラール・ピケが語るように、リズムをつかめないバルセロナは後半43分、MFアンドレス・イニエスタのハンドで与えたPKをグリエーズマンに決められ、さらに窮地へと追い込まれる。終盤にはイニエスタのシュートがアトレティコのMFガビの腕に当たり、微妙な位置だったが主審の判定はPKではなく直接FK。これをFWリオネル・メッシが狙ったが、枠を外れ、最後まで追いつくことはできなかった。

 PKかFKか―。延長戦にもつれるかどうかの重要なジャッジだっただけに、試合後は主審に対する非難の声も聞かれたが、当のイニエスタは冷静に敗戦を受け止めている。「ジャッジが間違っていたか、正しかったかは問題ではない。何の解決にもならない。こんな素晴らしい大会から敗退したことを認めるのは難しいが、僕らは続けていかなければならない」と前を向く。

「僕らはプレーをコントロールできたところでは、主導権を手にしていた。後半はゴールを決める必要があったから、より前に行った。今はポジティブな状態にあるとはいえない。僕らは残っている大会に、切り替えなければならない」

 同じくピケも「僕たちはアトレティコを祝し、最大限の幸運があることを願わなければならない」と敗戦を受け入れた上で、「全員が各試合で最大限の努力をしている。今日は誰もがみんな好調さに欠けていた。残りの2つの大会のため、前に進まなければならない」と、現在首位に立つリーガ・エスパニョーラや、5月22日に決勝戦を控えるコパ・デル・レイへの切り替えを強調した。

●欧州CL15-16特集
●リーガ・エスパニョーラ2015-16特集

ドイツ人最多出場記録に並んだラーム「この大会でプレーできることを嬉しく思う」ドイツ人最多出場記録に並んだラーム「この大会でプレーできることを嬉しく思う」

$
0
0
ドイツ人最多出場記録に並んだラーム「この大会でプレーできることを嬉しく思う」
[4.13 欧州CL準々決勝第2戦 ベンフィカ2-2バイエルン]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は13日、準々決勝第2戦を行った。バイエルン(ドイツ)は敵地でベンフィカ(ポルトガル)と2-2で引き分けたが、2試合合計3-2で準決勝進出を決めた。クラブ公式サイトがDFフィリップ・ラームのコメントを伝えている。

 ホームでの第1戦を1-0で先勝したバイエルンは前半27分に先制を許したが、同38分にMFアルトゥーロ・ビダルが左足ボレーを叩き込み、同点に追いついた。後半7分にはDFハビ・マルティネスの折り返しをゴール正面のFWトーマス・ミュラーが押し込み、逆転。その後、同点とされたが、2試合合計3-2で勝ち抜けを決めた。

 ラームはこの試合で欧州CLでの出場は103試合目となり、オリバー・カーン氏が持つドイツ人最多出場記録に並んだ。「僕が今でもこのレベルの大会でプレーしていることを嬉しく思う」と偉大な選手と並んだことを喜んだ。

 また、試合については「センセーショナルな雰囲気で楽しかった。だが厳しくもあった。今日はMFとDFの間のスペースを上手く消すことができたし、守備も良く、ファーストレグよりも正確にプレーできた。そして僕たちは、5年連続で準決勝進出を決めた。信じられないよ!ヨーロッパのベスト4に入ったら、もちろんもっと上を目指したくなる。まだまだ終わりではない」と、3シーズンぶりの欧州制覇へ意気込んだ。

●ブンデスリーガ2015-16特集
●欧州CL15-16特集

膝で決勝点決めたフェライニ「マルシャルが外すのはわかっていた」膝で決勝点決めたフェライニ「マルシャルが外すのはわかっていた」

$
0
0
膝で決勝点決めたフェライニ「マルシャルが外すのはわかっていた」
[4.13 FA杯準々決勝再試合 ウエスト・ハム1-2マンチェスター・U]

 FA杯は13日、準々決勝再試合を行い、マンチェスター・ユナイテッドが敵地でウエスト・ハムに2-1で勝利し、エバートンが待つ準決勝進出を決めた。約1か月ぶりの公式戦先発で決勝点を挙げたMFマルアン・フェライニのコメントをクラブ公式サイトが伝えている。

 フェライニが前半から高さをいかしてゴールに迫ると、1-0で迎えた後半22分にFWアントニー・マルシャルが右足で放ったシュートは相手DFに当たって枠を外れていたが、ゴール前にいたフェライニの膝に当たって、ラッキーな形で追加点を挙げた。

「彼が外すのはわかっていたよ」とジョークで笑いを誘ったフェライニ。「ゴール前に立っていて、膝をゴール方向に向けたんだ。最終的に重要なゴールだった。点を取れるのは良いこと。自信になるしね」と決勝点を喜んだ。

 ユナイテッドは今季キャピタル・ワン杯は4回戦に終わり、プレミアリーグでは残り6試合で首位レスター・シティと勝ち点19差で優勝の可能性は消滅している。「マンチェスター・ユナイテッドのようなクラブなら、タイトルを勝ち取らないといけない。今シーズンは選手全員がタイトル獲得を成し遂げたい気持ちでいる」と、残されたFA杯のタイトル獲得を誓った。

●プレミアリーグ2015-16特集

苦戦しながらもダメ押しゴール奪ったミュラー「準決勝進出は妥当」苦戦しながらもダメ押しゴール奪ったミュラー「準決勝進出は妥当」

$
0
0
苦戦しながらもダメ押しゴール奪ったミュラー「準決勝進出は妥当」
[4.13 欧州CL準々決勝第2戦 ベンフィカ2-2バイエルン]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準々決勝第2戦が13日に行われた。敵地でベンフィカ(ポルトガル)と対戦したバイエルン(ドイツ)は2-2で引き分けたものの、2試合合計3-2で5大会連続の準決勝進出を果たした。選手のコメントをクラブ公式サイトが伝えている。

 ホームで行われた第1戦を1-0で先勝し、敵地に乗り込んだバイエルン。本拠地のファンの声援を受けるベンフィカの勢いに押され、前半27分に先制点を献上したが、同38分にすぐさま追いつく。DFフィリップ・ラームが送った右クロスがこぼれると、PA手前のMFアルトゥーロ・ビダルが左足を一閃。強烈なボレーで同点ゴールを奪い、2試合合計スコアでも2-1と勝ち越しに成功した。

 第1戦(1-0)の決勝弾に続き、再び貴重なゴールを挙げたビダルは「とても難しい試合だった」と振り返りつつ、「僕たちはやり遂げたし、準決勝へ進むことができる。僕たちの目標を達成するために全力を尽くす。引き続き得点し、チームを助けられることを願っている」と達成感を語り、次のラウンドへ視線を向けた。

「彼らを相手にするのは簡単ではない。僕たちストライカーは苦戦を強いられた」と語ったFWトーマス・ミュラーはやりづらさを感じながらも、後半7分に左CKの流れから抜け目なく押し込み、2試合合計3-1と勝利を決定的なものにした。殊勲のミュラーは「総合すれば僕たちの方がより良いチームで、順当に準決勝進出を決めることができた」とチーム力の高さに自信を示した。

 また、センターバックで先発したDFジョシュア・キミッヒも「僕たちは、リードを奪われても落ち着きを失わなかった。後半は試合を支配し、チャンスを多く作り出した。相手にFKから同点弾を許してしまったが、どちらかと言えば僕たちの方が圧倒していた。この重要な試合でピッチに立てたことを嬉しく思う」と満足感を口にした。

●欧州CL15-16特集
●ブンデスリーガ2015-16特集

マインツ武藤、手術は回避へ…保存療法で復帰目指すマインツ武藤、手術は回避へ…保存療法で復帰目指す

$
0
0
マインツ武藤、手術は回避へ…保存療法で復帰目指す
 現在、日本で療養中のマインツのFW武藤嘉紀だが、手術は回避することになりそうだ。ドイツ『キッカー』が伝えている。

 2月6日のブンデスリーガ第20節ハノーファー戦(1-0)で右膝外側側副靭帯を損傷した武藤は、復帰間近だった3月30日の練習中に再発。今季中の復帰は難しい状況となったことで、クラブは帰国を許可し、日本代表のチームドクターの下で治療を受けることとなっていた。

 同紙によると、日本から手術を回避する判断を下したことがマインツの医療スタッフへ伝えられ、武藤は保存療法で復帰を目指すことになったようだ。

 武藤は昨夏にFC東京からマインツに加入。第3節のハノーファー戦(3-0)で初得点を含む2ゴールを奪うと、負傷した第20節までに7得点を記録する活躍を見せていた。

●ブンデスリーガ2015-16特集
●欧州組完全ガイド

[EL]決着をつける第2戦、クロップ・リバプールがホームにドルトムントを迎え撃つ(8枚)ユルゲン・クロップ監督(中央)やGKシモン・ミニョレ(左)が前日会見を行った

[SEVENDAYS FOOTBALLDAY]“伝える”ということ(都立駒場高・山下正人監督)[SEVENDAYS FOOTBALLDAY]“伝える”ということ(都立駒場高・山下正人監督)

$
0
0
[SEVENDAYS FOOTBALLDAY]“伝える”ということ(都立駒場高・山下正人監督)
東京のユースサッカーの魅力、注目ポイントを紹介するコラム、「SEVENDAYS FOOTBALLDAY」

「オマエ、ちゃんとコイツに伝えたのか?」「ハイ…」「おい、ちゃんと伝わってたか?」「イエ…」「伝わってないじゃないか。伝わってなかったら、それは“伝えた”じゃなくて“言った”だけだ。独り言と同じなんだよ」。確かこんなニュアンスだったと思う。試合後の青空ミーティング。それも負けた試合ではなく、勝った試合の。言葉の主は山下正人監督。その周りを囲んでいたのは都立駒場高の選手たちである。

 都立勢の中でも屈指の強豪として知られる都立駒場。そのチームを率いている山下監督は、第86回高校選手権で初出場の都立三鷹高を全国ベスト8まで躍進させた経験を持つ。さらに2009年からは自らの母校でもある都立駒場へ赴任すると、翌年にはインターハイ、選手権共に全国大会へ導くなど、都内でも有数の指導者として知られているが、とにかく個性的で魅力的な監督だ。

 トレードマークは蓄えた口ひげ。試合直前までOBとの“おしゃべり”に興じていることもある。ただ、試合になれば話は別。ベンチから的確な指示を送り続け、的確な采配を振るい続ける。そして、試合が終われば喫煙所に直行することも。タバコを燻らせている内に、またキックオフ前まで見せていた柔和な笑顔に戻っている。当然そんな山下監督を慕う卒業生も少なくない。試合の前後にはいつも誰かに囲まれている印象もある。

 冒頭のシーンは関東大会予選初戦の試合後。新チームになって初めての公式戦は、都立豊島高相手に先制を許す苦しい展開。終了間際の後半37分に2年生ストライカーの奥谷友哉が豪快なヘディングを叩き込んで同点に追い付くと、その2分後には自らの突破で獲得したPKを奥谷が沈め、劇的な逆転勝利を収めたものの、特に前半の出来に指揮官は納得が行っていなかった。

「前半の最初は『大きく蹴ってわかりやすくやりなさい』って言って、何本かチャンスになってるじゃない。あの時に中も見ずに、勝負もせずにクロスばっかり上げてみんな跳ね返されてたでしょ。あそこで一工夫ないとダメだよね」。ベンチから近くの選手に「『フォワードに仕掛けろ』と伝えろ」と指示を出す山下監督の姿があったが、なかなかそのメッセージが正確に伝わらない。業を煮やしたかのように前半の内に2トップの一角を交替させたが、チャンスを創り切れずにスコアレスでハーフタイムを迎えてしまう。

 ところが、後半は明らかに駒場の仕掛けに変化があった。鋭い突破を試みた選手がエリア内で倒され、ホイッスルは鳴らずに山下監督も「PKでしょ」とベンチから呟いたシーンがあったが、「ああいうプレーを最初からやれば良かったのよ。後半のサイドはとにかく持って中へガツガツ行かせていたでしょ。ああいうのを覚えないとダメだよね」とその山下監督。そして前述した通り、同点に追い付いた後にサイドからのドリブルでPKを獲得したのは「監督に『ペナルティエリアに入ったらもう仕掛けて、PKを取るくらいの気持ちで行け』と言われていました」というフォワードの奥谷。「あの時間帯はPKをもらえる時間帯だからね」としてやったりの表情を浮かべた指揮官の“伝えた”ことが、結果的に逆転勝利を呼び込んだ。

「ヤツらはモノを考えないんだよ。教えてもらえるものだと思っているから。20分くらい説教だよ」と笑いながら選手の元へ向かった山下監督。“青空ミーティング”という名の説教はほぼ予告通り、20分を少し超えるぐらいの時間に渡って行われていた。その中で聞こえてきたのが、“伝えた”と“言った”の違いについてである。少し遠くから聞いていたために、その話がフォワードの仕掛ける姿勢についてのものだったかどうかは定かではないが、「これは自分にも当てはまるな」と改めて考えさせられたし、おそらくは皆さんにも思い当たるフシがあるのではないだろうか。山下監督がサッカーについて語る言葉は、自らの日常に置き換えても参考にすべきメッセージがちりばめられている。

 関東予選の3日後。都立駒場はリーグ開幕戦に2-4で敗れている。その試合の4日後。都立駒場は関東大会予選2回戦でPK戦の末に強豪の帝京高を下して、ベスト8の椅子を勝ち取っている。果たしてこの2つの試合の間に、指揮官はどういうメッセージを選手へ伝え、選手はそのメッセージをどう捉えて勝利を引き寄せたのだろうか。今シーズンも都立駒場がどういうチームに変化していくのかは、山下監督の発する言葉と共に注意深く見守っていく必要がありそうだ。

(※写真は14年)

■執筆者紹介:
土屋雅史
「(株)ジェイ・スポーツに勤務し、Jリーグ中継を担当。群馬県立高崎高3年時にはインターハイで全国ベスト8に入り、大会優秀選手に選出。著書に「メッシはマラドーナを超えられるか」(亘崇詞氏との共著・中公新書ラクレ)。」



▼関連リンクSEVENDAYS FOOTBALLDAY by 土屋雅史

[EL]恩師に引導を渡すか…“クロップ・ダービー”第2戦に臨むドルトムント(8枚)敵地でトレーニングを行ったドルトムント

レスター岡崎が語る今季プレミアMVPは?バーディでもマフレズでもなく…レスター岡崎が語る今季プレミアMVPは?バーディでもマフレズでもなく…

$
0
0
レスター岡崎が語る今季プレミアMVPは?バーディでもマフレズでもなく…
 レスター・シティの躍進に貢献するFW岡崎慎司は、今季のプレミアリーグ最優秀選手に、チームメイトのフランス代表MFエンゴロ・カンテの名前を挙げた。イギリス『スカイ・スポーツ』が報じている。

 今季フランスのカーンから加入したカンテは、豊富な運動量やボール奪取力、縦への推進力でチームに貢献し、ここまで32試合出場で1ゴール3アシストを記録した。3月の国際親善試合ではフランス代表として初招集され、自身の25歳の誕生日に代表初ゴールを記録。そのプレースタイルから“NEWマケレレ”とも称され、プロサッカー選手協会(PFA)年間最優秀選手賞にノミネートされている。

 岡崎は今季のプレミアMVPに、相方のFWジェイミー・バーディやMFリヤド・マフレズではなく、カンテの名前を挙げ、「彼はレスターで最も重要な選手と呼ばれるに値すると思います。カンテは今季のプレミアリーグでMVP級の活躍ですね。今のプレーを続けることができれば、間違いなくフランス代表でも成功をおさめると信じています」と称えた。

 2位トッテナムと勝ち点7差で首位に立つレスターは次節、好調ウエスト・ハムと対戦する。残り5試合となったレスターが奇跡のプレミア制覇へ確実に一歩ずつ歩みを進める。

●欧州組完全ガイド
●プレミアリーグ2015-16特集

[プレミアリーグWEST]“育成の大津”、MF福島、MF松原ら開幕戦から1年生4人を起用(6枚)先発出場した1年生ボランチ、MF福島隼斗は質のの高さ含めて印象的な動き

$
0
0
先発出場した1年生ボランチ、MF福島隼斗は質のの高さ含めて印象的な動き
[4.9 高円宮杯プレミアリーグWEST第1節 G大阪ユース 2-0 大津高 万博]

 9日、高校年代最高峰のリーグ戦である「高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグWEST」が開幕し、昨年優勝のガンバ大阪ユース(大阪)は昇格組の大津高(熊本)と対戦。FW佐藤倭(3年)とFW食野亮太郎主将(3年)のゴールによって2-0で勝ち、白星スタートを切った。
▼関連リンク
2016プレミアリーグWEST
Viewing all 227800 articles
Browse latest View live