
[3.29 国際親善試合 フランス4-2ロシア]
国際親善試合が29日に各地で行われた。スタッド・ド・フランスではフランス代表とロシアが対戦。打ち合いとなった一戦は4-2でフランスが勝利した。
昨年11月のパリ同時多発テロ後、初めてスタッド・ド・フランスで開催された一戦は開始9分に動く。FWアントワーヌ・グリエーズマンが足を滑らせながらもゴール前に走り込んだMFエンゴロ・カンテにつなぎ、カンテが右足でゴールに流し込み、先制点。レスター・シティの汗かき役が代表初先発で初ゴールを記録した。
さらにフランスは前半38分に左サイドの深い位置でFKを獲得。キッカーのグリエーズマンが入れた低い弾道のボールをFWアンドレ・ピエール・ジニャックがダイビングヘッドで押し込み、2-0。2点リードで前半を終えたが、後半11分にFKからFWアレクサンドゥル・ココリンにヘッドを決められ、1点差に詰め寄られた。
それでもフランスは後半19分、PA手前の好位置でFKを獲得。キッカーのFWディミトリ・パイェが右足を振り抜くと壁を越えて左ポストの内側を叩き、ゴールに吸い込まれた。ロシアも直後の23分にMFオレグ・シャトフの左からの折り返しをMFユーリ・ジルコフが左足で押し込み、2-3と必死に食らいつく。
しかし、フランスもホームで意地を見せる。後半31分、パイェのスルーパスでPA内右に抜け出したFWキングスレー・コマンがGKユーリー・ロディーギンをかわして左足で流し込み、4-2。カンテ&パイェのバースデイゴールなどでフランスがロシアに快勝し、テロの犠牲者に勝利を捧げた。
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