
ブンデスリーガで3位につけるヘルタ・ベルリンでプレーする日本代表MF原口元気だが、「全くの別物」と完全切り替えを強調した。
ドイツ勢の中で、今季最も順調なシーズンを送っているのは、原口かもしれない。チームはバイエルン、ドルトムントの2強とは差があるものの、来季チャンピオンズリーグ出場圏内の3位。原口はそのチームの主力として、26試合出場2ゴール3アシストという結果を残している。
しかし代表ではまずはポジション争いを勝ち抜かないといけない。原口も「全く別物。完全にブンデスのことは頭にない。こっちに切り替えている。役割りが違うのでどうやったら上手く行くかなというのは常に考えてやりたい」と言葉を強めた。
「まずは求められていることをやることが第一だと思う。サッカーは一人でやるわけではない。11人で同じような絵を描きたい。自分の良さは二の次に考えたい」
浦和レッズ出身の原口にとって、埼玉スタジアムでの試合は凱旋マッチになる。もちろん、原口自身も楽しみにしている。「埼玉スタジアムは思い出深いスタジアム」と感慨深く話すと、「いいイメージを持っている。期待してもらいたい」と闘志を燃やした。
(取材・文 児玉幸洋)
●ロシアW杯アジア2次予選特集