
[3.20 ブンデスリーガ第27節 アウクスブルク1-3ドルトムント]
ブンデスリーガは20日、第27節3日目を行い、MF香川真司の所属する2位ドルトムントは敵地でアウクスブルクと対戦し、3-1の逆転勝利をおさめた。香川はリーグ戦2試合連続の先発出場となり、後半17分までプレーした。
立ち上がりからアウェーのドルトムントがボールポゼッションを高め、試合の主導権を握るが、5バック気味に守備を固めるアウクスブルクを攻めあぐねた。逆に前半16分、アウクスブルクは自陣からの大きなサイドチェンジをDFフィリップ・マックスが左サイドで受け、スルーパスにMFカイウビが反応。折り返しをFWアルフレズ・フィンボガソンが右足で押し込み、先制点を奪った。
1点を追う展開となったドルトムントは前半31分、香川が右サイドに展開し、DFルーカス・ピシュチェクのクロスにFWアドリアン・ラモスが頭で合わせたが、ゴール左へ。同41分にはMFヘンリク・ムヒタリアンのスルーパスに抜け出したFWマルコ・ロイスが決定機を迎えるも、右足のシュートはゴール左に外れた。
それでも前半45分、中央を仕掛けたムヒタリアンがロイスに預け、ロイスからの縦パスをMFヌリ・サヒンがワンタッチで落とすと、PA内に走り込んだムヒタリアンが左足のトゥーキックでゴール右隅へ流し込んだ。ムヒタリアンの4試合ぶりとなる今季10ゴール目で1-1の同点に追いついたドルトムント。後半開始からロイスに代えてMFゴンサロ・カストロを投入し、逆転ゴールを目指した。
香川は後半17分にベンチへ下がったが、同24分、ついに逆転に成功する。DFマッツ・フンメルスからのロングフィードをPA内で胸トラップしたラモスが落とし、カストロが右足でシュート。これがDFに当たってコースが変わり、ゴールネットを揺らした。
さらに後半30分、右CKのショートコーナーからMFモリッツ・ライトナーがクロス。相手選手に当たってファーサイドに流れてきたボールをラモスがヘディングで捉えると、一度はGKに阻まれたが、こぼれ球をラモスが自ら左足で蹴り込み、3-1と突き放した。
2連勝のドルトムントはこれで10試合負けなし(8勝2分)。EL、DFBポカールを含めると、2016年に入って公式戦15試合負けなし(13勝2分)と好調を持続しており、首位バイエルンとの勝ち点差5をキープしている。
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