
前日から千葉県内で始まった日本代表候補のトレーニングキャンプ。DF米倉恒貴は午前中はほぼ全メニューをこなしつつも、対人プレーが増えた午後はFW金崎夢生とともに別メニューでの調整を続けた。
負傷明けでシーズン開幕を迎えたこともあり、「復帰間近ということもあって、しっかりとフィジカルをもっと上げないといけないと思った」とコンディションは決して万全ではなかった。前日に行われたトレーニングで測定した心拍数などの変化から「ケガにつながる可能性もある」(霜田正治技術委員長)と大事をとることに。
これまでハリルジャパンでは主に左SBとして招集されてきたが、今回は本職とも言える右SBと考えられて招集。メンバー発表の会見時にバヒド・ハリルホジッチ監督は「米倉に言いたいのは、もっと良いプレーができるはずだということ」と期待を寄せていた。今合宿ではアピールの場は限られるかもしれないが、「与えられた場所でしっかりやりたい」と話した。
(取材・文 折戸岳彦)